糖質制限食 栄養のあれこれ

糖質制限食や栄養に関する事について、管理栄養士・登録販売者の視点で考えていきます。

第一話 流行性のあれの感染についての個人的な所感

少し話は主テーマから逸れてしまうのですが、色んな人のコメントを見ているうちに、ちょっと思う所が出てきたので書いていきます。
あくまでも私の現在の「個人的な考え」ですので、これに賛同を求めている訳ではありません。
ちょっとした記録的なものでもありますので、興味の無い方はスルーされた方がいいと思います。
 
 
現在、流行性のあれが猛威を振るい、多くの人の命を奪い、肉体的にも精神的にも財政・家計的にも多くの苦しみやネガティブな印象を与えています。
 
そんな中、危険を省みずに医療現場で最善を尽くそうと勤務されている方は尊敬の念を抱いていますし称賛したいです。
私も栄養士としてですが、医療現場の一員として勤務していたので、こんな時にも休めない・現場を離れる事は出来ない状況です。
また介護施設でも同様ですし、それ以外のインフラを支えてくれている多くの人達もいらっしゃいます。
ライフラインを支える為に電気・水道・ガスは勿論、交通・運輸・運送に携わる方々、スーパー・コンビニ・外食産業といったサービス業従事者の方々もそうです。
他にも多くの方々が貢献してくれている事により、私たちは色々なサービスを受ける事が可能となります。
本当に感謝しかないです。
 
で、そんな中、私も不要不急の外出以外は基本的には控えているのですが、不要不急外の行動もされている方々もいらっしゃいます。
批判を浴びやすい例とすれば、観光名所に集団で足を運ぶ人であったり、パチンコに入り浸る人であったりします。
不要不急の仕事の中で、電車でのラッシュアワーの移動を余儀なくされる方々もいる訳です。
そんなリスクに晒される行動を取っている訳ですが、それでも生活のために仕事をせざるを得ない状況です。
スムーズに「リモートワーク」的な事に変えられるような業種・職種であれば良いのですが、当然現場に足を運ばないといけない人がいる訳です。
仕組みが変わらなければ、何も変わりませんから。

先日、お笑いの世界で一時代を築かれた偉大な功績を残した内の一人の方が、感染により生涯を閉じました。
非常に悲しい話でした。
ご冥福をお祈り申し上げます。
 
他にも芸能関係の方々やマスコミ各社でも感染が広がっていて、そして数名は感染しての死亡が報告されています。
そういった方々でのコメントを目にするのですが、
「まさか自分が感染するとは思いませんでした。」
「発熱を軽視していました」
「上司・会社に報告しませんでした」
「周囲に迷惑をかけて申し訳ありませんでした」
といった謝罪コメントが流れてきます。
 
個人的には「特に謝罪は必要ない」と思います。
感染リスクにさらされながらの生活は誰でもしているので、誰にでも感染の可能性があるわけですし、それにいちいち謝罪をしていたらキリが無いです。
 
また、感染したらその人や家族に対して「出ていけ」と村八分的な事にされてしまい、お詫びにその家族が近隣に菓子折りを持っていったら、受け取り拒否のような事をしている地域もあるようです。
これについては、かなり歪んでいる考えだと思います。
 
私がここで気になる部分は、
「なぜ自分が感染しないと思っているの?」
「自分だけ特別扱いだと思っているのですか?」
という部分です。
 
前述したように、この流行については「誰にでも感染するリスクが当然ある」訳です。
そんな状況下で「自身は感染しないと思っていた」とするのは甘い考えだと思います。
私自身も、基本的にはマスクを使いまわしをしながらも装着して、できるだけ人混みから避けた生活をしようと心がけていますが、それを避けることが出来ない「不要不急の事」だってあるわけです。
そんな中でも、可能な限り感染リスクを避ける為に距離を空けたり向かい合って話をしなかったり、出来るだけ空気の流れが良い場所を確保しようとしたりしています。
それをやっても、感染リスクはゼロでは無い訳です。
例え、現状で感染したとしても「リスクの高い所に行ってたりもしてたから、しゃーない」と割り切る事が出来ます。
なぜなら、いくら防御を固めたとしてもリスクはゼロではないからです。
自分で気付いていないリスクだってあるわけです。
何かしらの行動により感染する事は当然起こり得ます。
可能な限りやっても感染したら、しゃーないと思います。
後は、どれだけ周囲に感染させないか?そして発症期間を短くするか?という所が勝負になってくと思います。
感染した後にどのような発言をするかは、本人の「覚悟」といいますか「自覚」の問題だと思います。
やるだけやって悪い方向に進んでしまったら、ある程度は事実として受け入れる事が可能となります。
ただ、そういった自覚の意識が低いと、普段通りの行動をしたり、その行動に何の疑問も持たず、ないしは変えたいと思っていても変える事が出来ない環境のために従来通りの事をしていたとします。
そういった人が感染のようなネガティブな結果になってしまうと、結構な割合で「人のせい」にします。
ルールに従っていたら悪い結果になってしまった。
これはルールを作った人が悪いから責任を取れ。
という感じで自分の行動よりもその行動をせざるを得ない「環境」を悪者にしがちです。
一番大事な事は「自身で選択をしているのか?」という事です。
自分自身がリスクを自覚して行動していたら、色んな事を受け入れやすいと思います。
ですが、他の人・環境が主体となり、それに従うというような受け身の姿勢であれば「あなたが間違っていた。どうしてくれるんだ?」と相手の非を責めるような行動になりがちです。
自身の体調に悪影響を与えるリスクが高い食べ物があるとします。
それを食べると体調が悪くなると分かっているのに大好物だからと食べて、翌日体調が当然のように悪くなると「仕方ない」「そらそうなるよね」と思うのと同じだと考えます。
逆に医者・医療機関が「この食事をしなさい」とずっと言われてて、効果が実感出来なかったら、従わなかったり反発したりすると思います。
 
皆さんだったら、もし感染したらどのような考えを持つでしょうか?
願わくば普段から意識を高く持って行動している側で会って欲しいですが。
 
次回は「自身が感染しているかの検査」についての思う所です。