糖質制限食 栄養のあれこれ

糖質制限食や栄養に関する事について、管理栄養士・登録販売者の視点で考えていきます。

2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧

夏バテになってませんか?

少し時期がずれてしまいますが、今回は、夏バテの話をしたいと思います。 まず夏バテとは、なんでしょう? 夏バテ(なつバテ)とは夏の暑さによる自律神経系の乱れに起因して現れる様々な症状。暑気中り(しょきあたり)、暑さ負け、夏負けと呼ばれることも…

「朝食」という言葉の持つ意味について

前回の続きです。 最後の方のピーナッツパンと焼きそばパンでは、ピーナッツパンの方が良いのでは?という所で終わりましたが、その根拠です。 ピーナッツには、色々な効果があると言われています。 血中の中性脂肪や悪玉コレステロールを下げ、動脈硬化など…

朝食を食べているのか?食べてないのか?

健康診断を受ける際に、事前に聞き取りが行われます。 その中の一つに、「朝食は週3回以上食べますか?」というものがありました。 どう回答しようかなぁ・・と考えてしまいます(笑) 朝食という意味が「起床後朝九時までに食べるもの」というものであれば…

同じエネルギーなのに、全く触れられない「脂質」

砂糖推進派の人たちの理論として、「即効性のあるエネルギー」だから、空腹(飢餓)状態から健全な状態に速やかに変えてくれるという様な話をしています。 そもそもエネルギーで、即効性の必要な状態とは、どいういう時なのでしょうか? アスリートは分かり…

糖質摂取の「適量」とは、どれくらいの量なのか?

それでは、反対派の意見を取り入れながら、推進派の主張を見直したいと思います。 砂糖は、重要なエネルギー源であり、心身ともに満足感を与えてくれるだけでなく、料理の味付け、嗜好品に使われており、私たちの食習慣を豊かにする重要な食材の一つです。と…

糖質(砂糖)の依存症について、もう少し詳しく

前回の続きで、糖質(砂糖と言わず、以下、糖質に置き換えます)がもつ依存性についてです。 糖質もたんぱく質も、摂取する事で体内のドーパミンを増加させる事は出来ます。 ですが、糖質には強い依存性(依存症)が伴うという事が分かっています。 その違い…

砂糖依存症という言葉について

前回、「なぜ疲れやイライラが、甘い物で改善するのでしょうか?」という疑問を投げかけてみましたが、それについての所感を記したいと思います。 砂糖反対派の話を取り上げます。 常に甘いものがそばにないと落ち着かず、疲れたりストレスを感じたりすると…

砂糖がもたらすリフレッシュ効果について

リフレッシュという言葉の意味についてです。 「元気を回復させること。気分を一新すること。 「気分を-する」」 とあります。 ネットを覗いてみると、リフレッシュの方法として様々なものが挙げられています。 深呼吸疲労回復運動旅・旅行音楽大声でシャウ…

甘い物は、健康を維持するために必要なものなのか?

今回は、少し意見をまとめたいと思います。 長々と書いてきていますが、糖質が良いですよと主張しているサイトは色々ありますが、少し矛盾というか、数値データを用いずに「都合の良いイメージ」を多用して文章を構築しているのが多々存在しています。 色々…

甘い物を食べると、本当に疲労が回復するのか?

前回からの続きです。 皆さんは、疲れた時に甘い物が食べたくなりますか? 仕事やスポーツで疲れると甘いものが欲しくなります。これは私たちの体が不足したものを早く取り戻そうとする自然な欲求です。体が疲労した状態ではエネルギーを消耗しすぎて、肝臓…

脳が緊急にブドウ糖を必要とするときは、いつなのか?

一つの仮説を立てたいと思います。 これまでに話してきましたが、体内の血糖値が低下する事で、様々な症状が起きます。 手指のふるえ・動悸・空腹感といったものから、頭痛・めまい・意識レベル低下等、最終的には死をもたらす事になります。 死の状態まで行…

脳が疲れたから糖質を摂るという事について

話が飛び飛びになっている感がありますが、続きです。 皆さんは日々生活をするなかで、頭脳労働を行ない、疲労が蓄積する事は多いと思います。 難解な本を読んだり、勉強をしたり、授業を受けたり・・・。 色んな場面が想定されますが、そんな時に疲労回復と…

健康な人は、低血糖になるのか?

さて、朝食推進派の意見としてよく取り上げられるのですが、 朝ごはん抜きはNG朝ごはんを抜くと、ランチの時間までずっと低血糖状態で過ごすことになります。すると昼にブドウ糖が吸収される際、体が長時間飢餓状態であった反動で、血糖値が急上昇しやすくな…

朝は排泄の時間なのか?

それでは、続きです。 時間栄養学の考え方として、 時間栄養学 生命に存在する【時計遺伝子】の発見から、体内時計の機能解明が発達していきました。その体内時計には、栄養の吸収・代謝に関わるものも多数発見されています。 食事や栄養を考えるときに、「…

朝食という言葉の意味について

前回の続きです。 前回で「朝食」の定義として、 朝食(ちょうしょく)とは、朝に摂る食事のことである。朝餉(あさげ)、朝飯(あさめし)、朝御飯(あさごはん)とも。英語風にブレックファーストやブレックファスト、ブレイクファースト(英: breakfast)…