糖質制限食 栄養のあれこれ

糖質制限食や栄養に関する事について、管理栄養士・登録販売者の視点で考えていきます。

【管理栄養士監修】風邪の早期治療のために必要な事

皆さん、こんにちは。
 
最近めっきり冷えてきましたが、体調管理はいかがでしょうか?
風邪をひいてしまったりしてコンディションを落としている人もいるかもしれませんが、そういった人はすぐにでも治したいと考えると思います。
ここでは、管理栄養士でもあり登録販売者でもある私が食事内容を中心とした視点で話をしていきたいと思います。
 
一般的には
・身体を温かく保つ
・十分な休養
・栄養のある食事
の3つが対処法として有名だと思います。
 
私自身も早期治療のためにも体温保持や十分な休養がとても必要であると考えています。
風邪自体は80~90%がウイルス感染です
市販薬(当然病院の処方薬も)には、このウィルスを退治する力は無いため、自身の免疫力を高める事が重要になります。
薬には、現在出てきている症状をある程度抑えるくらいしか効果が無いです。
そして薬には副作用があるため、普段の生活に影響を与えます。
 
解熱・鎮咳成分には副作用は小さいのですが、鼻炎を抑える成分には少し強めの副作用がでやすいです。
鼻炎を抑えるという部分はあるんですけど、もともとは「体の水分を体外に排出しないようにする」という副作用の部分がある成分を使って、そこから「鼻炎を抑える効果にも繋がるよね」という事で(?)配合されています。(少し偏った表現をしています)
 
風邪薬(鼻炎薬)に関しての副作用で多いのが
「眠気・注意力の低下・口の渇き・尿量減少」等というものがあります。
ボ~っとしてしまうのが、熱のせいなのか鼻炎薬(抗ヒスタミン成分)のせいなのか、よく分からなくなってしまう訳です。
学生や受験生の方が風邪をひいてしまうと、集中力の低下にも繋がるため、風邪をひかないというのが今後に影響するリスクが格段に高まってしまうと思います。
勿論、社会人の方でも仕事に影響が出やすくなると思います。
 
という事で、治療のためには薬を飲んでもあまり効果は得られないし、副作用が出るし、薬でごまかす事は出来るかもしれないが、根本の部分にアプローチをしないと治らないため、薬だけでは早期の治療には繋がらないという事になります。
 
次に休養の話をしますが、睡眠というのはとても重要です。
睡眠時間は十分にとれているでしょうか?
状況として色々あるとは思いますが、体調を崩した時こそ他の時間を削ってでも「睡眠時間の確保」を最優先にして欲しいです。
睡眠を十分にとると、ホルモンバランスを整える事にも繋がります。
ホルモンバランスが整えば免疫力も高まっていきます。
その向上した免疫力によって風邪を治そうという事に繋がっていきます。
 
風邪を引いたとして病院に行って医師の診断を受けたとします。
風邪と判断されたら「栄養のあるもの食べて薬飲んで身体を休めて下さい」という感じの事を言われると思います。
それくらいしか医師にも打つ手がないのです。
あとは点滴とかありますけど、それくらいの対応です。
上記の言葉の意味をくみ取っていくと、
「体力をつけて症状が強いなら飲んで影響が出ないようにして、免疫力を高めてウイルス退治をするためにも十分に寝て下さい」
という事になるのではないかと考えています。
 
で、私が出す結論としては、
「早期治療のためにも体温保持や十分な休養がとても必要である」
という事になります。
 
ここでお気付きの方もいるかもしれませんが、
「あれ?栄養を十分に与えてくれる食事は?消化の良いものを食べないといけないのでは?どんなメニューを作れば良いの??」
という事を期待している人もいるかもしれません。
管理栄養士として話をするのですが、
 
「なんで風邪ひいてるのに飯を食おうとするの?」
 
というのが回答になります。
長くなってしまうので、それについては次回に。