糖質制限食 栄養のあれこれ

糖質制限食や栄養に関する事について、管理栄養士・登録販売者の視点で考えていきます。

2017-01-01から1年間の記事一覧

塩化ナトリウムと自然塩

前回、高血圧と食塩の関連性の話をしてきました。 今回は、「食塩」についてです。 塩と言っても、多くの種類があります。 大きく分けて、塩化ナトリウムの濃度が高い物と、それ以外が比較的多く含まれているものです。 混同しないでいいように、 ナトリウム…

高血圧と食塩の関連性についてのまとめ(仮)と、お知らせ

長々と書いてきましたが、今回で一つの区切りにしたいと思います。 ・高血圧の原因はいろいろあるが、本態性高血圧ではハッキリしない部分が多い・その中でも、塩分摂取により高血圧を引き起こすリスクの高い食塩感受性の強い人は、その中の2割。・平成26…

食塩感受性高血圧の人が、大多数を占めるのか?

前回からの続きです。 まず、高血圧は2種類に分類されます。 本態性高血圧と二次性高血圧です。 日本人の高血圧の85~90%が、原因のハッキリしない本態性高血圧で、残りの10~15%が、何らかの原因がある二次性高血圧と言われています。 二次性高…

高血圧の基準の歴史

今回の内容は、あるサイトから抜粋したものです。 高血圧の基準の歴史についての話です。 1960年代の後半、日本中の医学部でもっとも広く使われていた教科書の1つが『内科診断学』(7版 1969年)という本だった。 私もこの本で勉強した。 この『内科診断学』…

問題です。「高血圧対策としての、一番の有効手段は減塩である」 〇か、×か?

前回の続きです。 目標塩分摂取量は、減少傾向にあります。推移の歴史をたどっていくと、 昭和54年以降 10g以下平成16年~ 男性10.0g未満 女性 8.0g未満平成21年~ 男性9.0g未満 女性7.5g未満平成27年~ 男性8.0g未満 女性7…

目標塩分摂取量の目標値は、男性8g女性7gですか・・・。これ、足りますか?

今の日本人一日当たりの平均塩分摂取量は、「男性11.1g、女性9.4g」だそうです。(厚労省 平成25年度国民健康栄養調査結果の概要) 調べていくと、イギリスでは2003年から減塩プログラムを実施していて、「2003年から2011年にかけて…

冷え症改善には、塩分摂取?

前回の続きです。 冷え症で悩む人が身近にいるので、その生活習慣(主に食習慣)がどうなのかという観察をしてみました。 小食(または標準)間食(菓子類)が多い運動は積極的ではない という傾向にありました。サンプリングが少ないので、不確定な要素が大…

冷え性で悩む人の共通点

冷え症とは、何でしょうか? 冷え性(ひえしょう)または、冷え症は、特に手や足の先などの四肢末端あるいは上腕部、大腿部などが温まらず、冷えているような感覚が常に自覚される状態のことである。しかし、病態として統一的な定義は確立していないため、西…

あるテレビ番組での話

今回は、ボヤキ回です。 あまり期待しないで下さい。 先日、肥満になり過ぎた女性達がダイエットに挑戦するという番組がありました。 彼女たちの普段の食生活が流れ、健康状態も良くなく、それぞれの目標に向けて1カ月間頑張るという姿が流れていました。 …

朝食をとらないから体温が上がらないのか?

続きを行きます。 今回は、朝食と体温低下の関連性についてです。 朝食を食べると、体温が上昇すると言われています。 私も、これには賛成です。 食べる事によって、「食事誘発性熱生産」が起き、体温が上昇するからです。 内訳は、たんぱく質 30%糖質 6…

ドカ食いすると太るのか?

前回からの続きです。 「朝食」という言葉に意味を持たせ過ぎているのでは? という所から始まり、食事回数が3回と2回ではどうなのかという部分に進み、 ドカ食いという行為ではなく、ドカ食いするにしても、何をどのように口にするかによっても結果が変わ…

朝食を抜くと太りやすいのか?

前回の続きです。 サイトによっては、朝食を抜くとメリットやデメリットがあるという話で溢れています。 私は、「朝食」という言葉に意味を持たせ過ぎていると感じています。 前回、「食事回数に関してですが、いつも3食の人が2食にしても影響は小さい傾向…

朝食を食べないとやせるのか?

朝食についての考察の続きです。 朝食を食べるか食べないか?朝食で何を食べるのか? 色々あると思いますが、これについては、その人のライフスタイルや目標設定によって大きく変わります。前回は、そんな感じの事を話しました。 今回は、「ダイエット」「健…

朝食を食べる事について考えた

朝食を食べる食べないで、色々な考え方があると思います。ちなみに私は、食べたり食べなかったりです。食べないときは朝・昼(または夕)の2食になりますし、食べる時は朝・昼・夕の3食になります。 色々探しているうちに農林水産省のホームページで見つけ…

ボディメイクに関する問題です(私の着目点)

前回、ある女性タレントの食生活について、こんな話があったということと、私だったら、どこに着目していくか?についての話をするという投稿をしました。 まずは、前回の投稿です。前回のと同じなので、飛ばしても結構です。 私は以下の食生活を、ダイエッ…

ボディメイクに関する問題です

私は以下の食生活を、ダイエットではなくボディメイクと捕えています。 番組で、ある女性タレントの食事内容について、あーだこーだ言う場面がありました。 この女性タレントは理想通りの体重にならなかったと落ち込むのですが、皆さんは何が原因だと考えま…

ダイエットにおける「リバウンド」という位置づけについて考えた

いろいろと考えてしまいます。 そもそもリバウンドって、なぜ起こるのか? という事です。 以前、このブログでも書きましたが、ダイエットという言葉に「色んな意味」を含ませているからこそ、色々な所で軋轢が生まれていると考えています。 人それぞれで、…

人の悩みは4種類

あるセミナーに参加した時、悩みは大きく4種類に分けられると話していました。 お金に関する事健康に関する事時間に関する事人間関係に関する事 です。 今回は、このことに関する事を、ダラダラと書いているブログになります。 「この中で、貴方が優先する…

疲労回復にはバターは有効?

バターを料理に使われていると思います。 以前はマーガリンを使っていました。 風味やコクがあるけど、高いなぁとも思っていました。 でも今はバターを使い、マーガリンを使わないと決めています。 マーガリンを構成する油の質が悪いからです。 おかげで、「…

タバコの話

タバコを吸いますか? 私は吸った事が無いです。 学生時代、あまりにも暇すぎてタバコを咥えた事がありました。でも、たまたま火が無く、実際に吸う事はありませんでした。 周囲の友人・同級生は吸っている人もいました。始めたきっかけを聞くと、「友人が吸…

コロッケ食べた時の話

私は緩やかですが、糖質制限を継続しています。糖質制限食の事で検証を重ねたいという事と、糖質を摂取すると眠気が襲ってきて、作業に影響するのを防ぐためです。 そのため、たまに無性に食べたくなりますが、食後のパフォーマンスの事を考え極力取らないよ…

身体を温めるのはトロミが最適?

ある番組で、免疫力を高めるには体温を上げるというような内容が流れていました。 確かにそうだよなぁと思いながら見ていると、身体を温める料理のコツという話をしだしました。 その時は、鍋がいいとか煮込み料理がいいという感じでしたが、大事なのは「ト…

疲労骨折の経過観察

先日、病院へ足を運びました。 マラソンチャレンジと銘打って、張り切って練習に励んでいたら左膝に激痛。診断結果、疲労骨折となったのですが、その続きです。 trdschoolmm99.hatenablog.com 私は目標として、医師の診断よりも早く治すというのを目標にして…

ダイエットをすると便秘になるのは?

ダイエットをすると、共通した悩みが生まれやすくなります。 便秘肌トラブル精神的なイライラ基礎代謝の低下 等々ありますが、今回は便秘(肌トラブルにも少し触れます)が起きる理由についてです。 よく言われるのが、 「食べる量が減ると、当然食べたもの…

「バランスが悪い(良い)」「極端な食事」「摂りすぎに注意」という言葉をどのように使うのか?

申し訳ないです。 今回もぼやきの回です。 現在、「食事による便秘の改善について」の資料を集めるべく、いろんなサイトを見ていての気付きです。この件は近日中に投稿予定です。 不特定多数に情報を提供しているので、一般的な表現が登場するのは当然ですし…

痩せ菌とは?

最近は、腸内の善玉菌の事を、痩せ菌と呼んでいるそうです。 少し調べてみました。 抜粋 代表的な善玉菌としては、ビフィズス菌や乳酸菌が有名ですね。これらの菌は腸内環境を整えてビタミン合成や消化吸収を促し、免疫力を向上させる作用を持ちます。さらに…

「甘いものは別腹」とオレキシンの関係(仮説)

「甘いものは別腹」という言葉は、昔から使われていました。 どんなにお腹が一杯でも、食後に甘いものを出されると食べる事が出来るというものです。 その理由として、オレキシンというホルモンが作用するという解説が、ネット上に上がっています。 どういう…

疲労骨折の回復状況(2週間経過)

先日のブログで、疲労骨折をしたという話をしました。 その時の目標として、 「担当医を驚かせるような回復状態にする」 を掲げました。 trdschoolmm99.hatenablog.com trdschoolmm99.hatenablog.com 診察を受けた前後と、食事療法については、リンクを貼っ…

ハンガーノックはなぜ起きるのか?

ハンガーノックという言葉は、ご存知でしょうか? ハンガーノック(英語: Hitting the wall)は、激しく長時間に渡るスポーツの最中、極度の低血糖状態に陥ること。日常生活中に発生することは稀である。自動車に例えるならばガス欠であり、肉体がエネルギー…

骨粗鬆症や骨折の対症法についての気付き

私は、以前記載したように、疲労骨折をしてしまいました。 少しでも早期治療をすべく、色々な情報を集めていました。常に情報は変化していくので、チェックを怠らないようにしないとなと思っているからです。 その中で、同じ「骨折」のリスクを伴う、骨粗鬆…