糖質制限食 栄養のあれこれ

糖質制限食や栄養に関する事について、管理栄養士・登録販売者の視点で考えていきます。

私が考えるマインドフルダイエットについてのまとめ

前回からの続きです。
色々調べるうちに上記のようなリンク先も出てきたので、参考として貼り付けておきます。
 
このダイエット方法のアプローチ方法を個人的に簡単にまとめてみると、
 
・食べる習慣を変える(惰性で食べないようにする)
・食べなくていいものを食べないようにしよう
・ストレスを感じないようにしよう
 
という事を重視していると感じます。
もっと言うと「食べる総量を減らしていこう。減らしてもストレスを感じないようにアプローチをして習慣化していこう」というものだと思います。
 
で、上記のリンク先を持ってきたのも気になった部分があっての事なのですが、
 
マインドフルネス3つのワザ
 
食前、食中にちょっとしたポイントを意識するだけで、「今の自分の食欲」を冷静に把握できるようになります。ムリに食欲を抑えるのではなく、自然と食べる量が減っていく3つのワザを今日から早速取り入れてみてはいかがでしょうか。
 
1 食欲を数値化してみる
「もう12時だからランチ」と、習慣で食べるのは太る脳。「今どのくらいおなかすいてる?」と自分に聞いてみて、0~10割で数値化し、それに合わせた量を食べるようにすると「やせ脳」に変わっていきます。食べるべき量が客観的にわかり、食欲の暴走を防ぎます。
 
2 「いただきます」の前の深呼吸3回
空腹のときは、交感神経が優位になっている状態。そこで、深くゆっくり呼吸をすると副交感神経が優位になり、心が落ち着いてリラックスします。「いただきます」を言う前に深呼吸を3回するだけで、おなかが満たされたような感覚に。食べすぎの防止に効果絶大!
 
3 半分食べたら箸を置き、あとどのくらい食べたいか確認
忙しく目の前の食事をかき込んでいると、つい食べすぎてしまうもの。半分まで食べたらいったん箸を置き、そのときのおなかの満たされぐあいを確認。ある程度満たされていたらそこで食事を終える、ということを繰り返すうちに、しだいに「やせ脳」に変化していきます。

 

①は結構同意出来るんですよ。
感覚で話をするよりも、数値化して話をする方が相手にも伝わりやすいという事がある様に、自分がだいたいどれくらいの欲求程度なのかというのを数値化すると、自分の意識も変えやすい部分が多いと思います。
 
②なんですが、一度立ち止まって現状を知るという事は①にも通じるので結構有効だと思います。
ですが、
 
「深呼吸3回したらお腹が満たされたような感覚になるってどういうことだよ?」
 
と思ってしまいます。
深呼吸3回するだけでお腹って満たされるような実感が得られるんですかね?
そしてそれが「食べ過ぎの防止に効果絶大!」という実感や結果がどの程度得られるのでしょうか?
甚だ疑問です。
私は「絶大」と言えるほどの影響は与えないと思うのですが、それこそ数値化して欲しいんですけどね。
 
③については個人的な感想ですが「食事を残す」という行為が難しいです。
習慣的なものもありますが、出されたものは全部食べるという思想にも似た習慣が身についています。
そういう人には不向きだと感じます。
それだったら、最初から少ない量を用意して、それをゆっくりと食べるというのはどうなのかなと思います。
足りなかったら少しずつ追加すれば良いと思いますし。
 
あと、おやつが無性に食べたくなったらとして「どうして食べたいのかな?」と考える癖付けも良いのですが、そもそも身近におやつがあるのが良くないですよね。
もし、それでも耐えかねてという事であれば、早めに食事をとってしまうというのもいいかと思います。
すぐ手を伸ばせば大好物があるような状況だったら、意識が大好物に支配されて、そら食べちゃうよねという感じがします。
 
本当に「今は食べなくてもいい」と増えてくるんでしょうかね?
 
また、おやつとして何を食べるかにも言及していないので、そこも効果的だと言い難い部分でもありそうです。
食べる事に対して、何かしらの「障害」がある程、実践しにくくなるというのが私の考え方であります。
「惰性」にならないで良いように、何かしらの縛りを設けるという事ですね。
 
このマインドフルネスダイエットというのは、基本的には「意識を変えて食べる量やタイミングを減らそう」というものであると感じています。
これをベースとして糖質制限であったり、高脂質食であったりというのを組み合わせると、より効果は実感しやすいと思いますが、カロリー制限の考え方だけだと反動は来やすいと思います。
あと、長いスパンで少しずつ行っていかないと、結果は見えにくいでしょうね。
気長に行ないたい人にとっては良い事だと思います。
この方法だけで、かつ短期間で結果を求めようとすると「我慢できない!」とリバウンドが生まれやすくなるようなダイエット方法だと感じました。
 
今回のテーマは以上です。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。