糖質制限食 栄養のあれこれ

糖質制限食や栄養に関する事について、管理栄養士・登録販売者の視点で考えていきます。

リバウンドって何よ??

前回の続きで、瞑想を行なう事で色々な選別をして自身と向き合って、思考を研ぎ澄ます(?)ようにしようというものでダイエットにつなげていこうというような話を引用しました。
 
食欲のコントロール・食べる物の選別・食習慣を変える手段としての「瞑想」は良いものだという感じだと捉えています。
私はあまり瞑想には詳しくはないのですが、何かを食べる前であったり行動する前に「何かしらを意識(イメージ)する」という事は良い事だと感じます。
 
例えばですが、ダイエット中に目の前にある大好きなケーキがあるとします。
それを反射的・盲目的に食べるのと「今はダイエット中だから半分だけにしよう」とセーブするのと「大好きだけど、今は我慢して終わった後に食べるんだ」とするのでは、当然結果が変わります。
一度立ち止まって、今の自分と食べた後の結果をイメージするというのは良い事だと思います。
私自身もお酒を前にした時に「(冷蔵庫の中にあれば)飲んじゃうよね~」と日常の習慣で飲む事もあれば、酒を控える縛りをしている時なら「今日はやめとこうかな~」と控える事も可能です。
アルコール摂取量に制限を設けるかどうかで結果は変わるわけですね。
 
という感じの話をしてきましたが、前回の最後の「リバウンド」についての話をしたいと思います。
 
以前も私は記事で取り上げたのですが、皆さんはどのように「リバウンド」という言葉を使っているのかが気になります。
 
例えば、今の身体を100という数値化をしてみます。
断食やダイエットという事で、これまでの食事量を減らすとします。
これはどれくらいでも良いのですが、40%減らしたとします。
そうすると100の身体は維持が出来なくなるので80の身体になったとします。
少し体重減少し、身体が小さく(引きしまる・スリムになる)なるという感じをイメージしていただいて大丈夫です。
それ以降に、食事を40%減らしたものから以前と同様の食事量に戻したとします。
戻す事により80になっていた身体は100に戻ります。
これを「リバウンド」と言っているように感じますが、どうでしょうか?
最初の100という身体を維持するための食事量を摂取している訳です。
体重を制限して減らしたとしても、100の身体になるような食事量を続けたら、当然100の身体になるという事です。
これがはたして「リバウンド」なのでしょうか?
私はなるべくしてなった「ボディメイク」とも言えると感じています。
または
 
「そらそうなるよね?」
 
という印象しか受けないです。
100になりやすい食事をして80の身体をキープする事はかなり厳しいという事です。
キープしたいのであれば、結構負荷の大きいトレーニング等をする必要があるのかなと感じます。
 
このように考えるので「リバウンド」という言葉の意味には、結構な数のパターン・イメージであったり思想が含まれていて、ごちゃごちゃになっているような印象を受けるんですよね。
 
で、今回取り上げたのが、以下のサイトではあるのですが、
ここまで読んでいただければ、ダイエットだけではなく、生活の質を高め、いきいきと楽しく暮らすために、マインドフルネスがとても役立つことは明らかでしょう。
そんなことは知っているよ、本も何冊も読んだ、という方もいるかもしれません。
でも、瞑想が続かないのはなぜですか?
疑問な点があっても、だれにも聞けずにもやもやしてしまい「こんなことをやってもムダだ」と感じるからではないですか?
マインドフルネス瞑想は、1週間、1ヶ月、3ヶ月、1年と続けていくと、どんどん楽しい変化が現れてきます。
ぜひあなたにも、そんな楽しさを味わっていただきたいのです。
もうリバウンドに悩まない、一生モノの太らない習慣が手に入ります。

 

と記載されているのですが、現在のお姿を見ると、そんなに変化は感じられないし、肥満に近いようなお姿である様に感じてしまいます。
写真写り次第で大きく影響しているのだとは思いますが。
途中でやめたのでしょうか?
それとも実際にやっても現在の姿以下にはなれないという事でしょうか?
 
私が一番大事ではないかと思うのが、10キロ減少したというそれ以降の部分であると感じます。
 
身につけたとしても実践し続けてない・継続しないという事であれば、「マインドフルダイエットが続かないのは何故ですか?」とただのブーメランになっているようにも感じます。
もっと言うと、食べる食べないという選別が出来たとしても、食べる時に「体重が増加しやすい食べ物かどうか」という判断をするために知識が組み合っていなければ、効果は小さいとも思う訳です。
めちゃくそ食べても体型が変わらない人もいます。
それは体質なのか見てない所で何かをしているのかでアプローチは変わります。
多分、そのような陰の部分は見えにくいし、あまり見せないと思いますし、ひょっとしたら見えているけど意味のないものだと判断しているのかもしれません。
その陰の部分も踏まえた上で行動しなければ、自分の身体の変化というのも検証しづらくなると思います。
そのためにも「〇〇を食べたら〇〇と身体が変わる」というのを積み重ねる事によって、身体を変えやすくなるし、コンディションも変化させやすくなると考えます。
 
「瞑想」自体はとくにネガティブなものではないと捉えているので、実践するならしてみてはどうか?と提案はします。
やり方は知りませんけど。
ダラダラ食べていたのを、ルールを設けて食べる量やタイミングを変化させるというのは良い方法だと思います。
体調を崩して病院に入院した人が、食事制限を受ける事で身体が細くなるというのと同じ理由だと考えます。
 
キッカケとしては良い方法かなとは思いますが、「リバウンド」をしない(悩まない)と断言するレベルがあるかどうかについては、このダイエット方法では少し不十分かなと感じてしまいます。
 
でも「習慣を身につける」というような「方法論」としては悪いものではないと感じます。
 
次回でまとめになるかな?