糖質制限食 栄養のあれこれ

糖質制限食や栄養に関する事について、管理栄養士・登録販売者の視点で考えていきます。

罪悪感が生まれるタイミングっていつ?

皆さんはダイエットをされているでしょうか?
色々なダイエット方法があるとは思いますが、結果がうまくいかずリバウンドとかして「罪悪感」が生まれるという事が失敗事例のような形で紹介されているのを見かけます。
他にも
 
みたいな感じで「食べても罪悪感なんて無いよ」という商品やレシピを紹介している所もあります。
 
私はこの「罪悪感」という言葉に違和感を感じてしまうんです。
 
なぜ「罪悪感」が生まれるのでしょうか?
そしてそれがいつ生まれるのでしょうか?
 
という部分が気になります。
 
何を食べるか食べないか、いつ食べるか?どれくらい食べるのか?
何かしらの専用の施設で管理されたら別だと思いますが、これは、自身で選択したものではないかと思うんです。
専用の施設に入るというのも、自身の選択も影響するとは感じます。
 
自分が選択して実行した行為で、なぜ罪悪感が生まれるのでしょうか?
 
多くは「食べてしまった」「食べ過ぎてしまった」という事で感じやすくなると思うのですが、それは自身で準備したものではないのでしょうか?
 
例えば、ダイエットをしている人がコンビニでチョコを買って食べて罪悪感が生まれたとします。
行動の順序としては
 
コンビニに行く
チョコを購入する
チョコを食べる
食べてしまった事で罪悪感が生じる
 
という感じの順番があると思うのですが、罪悪感って食べた事によって引き起こされるのでしょうか?
食べた後の体重計で感じるのでしょうか?
 
ここで考えて欲しいのが、チョコを購入しなければ「罪悪感」は生まれないんですよね。
 
チョコを購入する時点で「罪悪感」って生まれている人はどれくらいいるのでしょうか?
そしてそもそも、コンビニでチョコを見なければ購入しなかったかもしれないのですし、コンビニに入る事で「罪悪感」が生まれる人はどれくらいいるでしょうか?
 
何か「〇〇を食べた」「〇〇を食べ過ぎた」というような直接的な理由で「罪悪感」が生まれる人は多いと思うのですが、その直接的な理由を生まないようにする行為が必要になると思う訳です。
 
健康に気を遣っている人やダイエットをしているはずの人で、昼飯を購入するために低カロリーの弁当やサラダを購入する人が、一緒におやつとして目についたチョコやクッキーやグミといった商品を購入する事はありがちだと思います。
その行為は何気なく行っている人は多いと思います。
で、その一緒に購入したおやつを食べて
「あぁ、自分は何てダメな奴なんだ」
と「罪悪感」という感じの後悔をする事はあるのでしょうか?
もし生まれるのであれば、なぜコンビニで商品を手に取る時点での「罪悪感」が生まれないのでしょうか?
そこが不思議です。
商品を手に取るという事は、納得して購入しているはずです。
納得して購入しているはずなのに、それを食べて後悔するというのは、何かしらの縛りでも設けているように感じてしまいます。
視界に入ってきたり、手元にあるから意識してしまって購入したり食べてしまったりする訳です。
それによって生じる「罪悪感」というのは、コンビニに行かないという事で防ぐことが出来ますし、そのコーナーに足を運ばないという事で防ぐこともできます。
にもかかわらず、自身で足を運んで、購入して、食べて「罪悪感が生まれた」とするのは、非常に滑稽に見えてしまうんですね。
 
「罪悪感」を感じたいのか?感じたくないのか?
 
どこの時点で「罪悪感」を感じるのか?
 
「罪悪感」を感じないで良いような立ち振る舞いが出来るのか?
 
このような考えって、ダイエット効果を高めるためにも重要な部分の一つなんです。
余計なものを食べるという環境に自ら近づかないという事ですね。
 
という感じで、次回に続きます。