糖質制限食 栄養のあれこれ

糖質制限食や栄養に関する事について、管理栄養士・登録販売者の視点で考えていきます。

IBS

皆さんは牛乳を毎日のように飲んでいますか?

前回の続きです。 アメリカでは「赤身肉・牛乳」が1970年と比較して40~50%摂取量が減っていて、大腸がん死亡率も50%以上低下させている。 日本ではたんぱく質での摂取量が「赤身肉」が1960年からなら約6倍、牛乳・乳製品は7倍近くの伸び…

おならの臭さや肉の影響や硫黄の話

前回の続きです。 まず、おならの成分について触れたいと思います。 大部分が空気ですから、窒素、酸素が主です。大腸で発生したガスとして水素、二酸化炭素、メタン(これらは無臭です)、そして硫化水素があります。困ったニオイはこの硫化水素なのです。…

IBS患者様向け 食事療法サービスモニター募集の途中結果

皆さん、こんにちは。 今回は、今年3月末からスタートしたモニター募集の途中結果の報告をさせていただきます。 今回の募集目標は10名でした。 これまでに6名の方に参加していただけました。 告知や広報範囲が少なく、にも拘らず、声を上げていただいた…

現状維持から抜け出すには、行動して成功体験を積み重ねる事

前回は、原因がわからない事・知らない事に対しては、同じように良く分からないものにすがってしまうという事を話しました。 これを健康・食事にあてはめると、自分は良くわからないが、他の人が良いというものであったり、テレビやネットで「これは良い」と…

ある呟きをみての所感

現代栄養学(標準的な栄養学)を否定する管理栄養士の皆さんへ昨今の食や栄養の多様性は喜ばしいし、管理栄養士として研鑽すべきだと思います。ただ、現行の現代栄養学を否定して栄養と健康を語るのであれば、管理栄養士の国家資格は返納してからにした方が…

IBSの便秘型・下痢型の解説に矛盾を感じる

管理栄養士が勧めるIBS症状別食事療法とレシピ例 というのがありました。 cerekinon.jp 腸は食べ物の消化・吸収を行う場所です。そのため、どのような食事をとるかで負担のかかり具合が変わります。過敏性腸症候群(IBS)にとって食事療法は、大事な療法…

食事を変えるだけでストレスに強くなる身体に変化出来る

先日、ツイッター上で精神的に追い込まれて鬱状態やパニック障害などの精神疾患を患っている人の姿勢で共通している部分があるという投稿を見ました。 基本的に前かがみの姿勢となっているのですが、それにより呼吸が浅くなったり、血流が悪くなったりと良い…

変化を与えなかったら、変化が起きる訳がない

シリーズとして長くなってきていますが、もう少し続けます。 今回の募集で、問い合わせは増えてきているのですが、なかなか望むような姿に近づいてない状況です。 ある程度のくくりで話をしますが、基本的に 「現状維持のままで、症状を何とかしたい」という…

推奨する食事療法がIBSに良い影響を与えるという根拠について

前回の続きです。 これまで、今までの食事療法に対して、否定的な話ばかりをしています。 では、当養成所が進める食事療法について、IBSに良いという根拠は何か?という部分について、話せる範囲で話をしていきたいと思います。 推奨する食事療法は、糖質…

多くの医療機関やサイトでの情報が役に立たない理由として考えられる事

続きです。 さて、タイトルの話をしていきますが、全てに該当する訳ではないので、そこだけは注意をお願いします。 私はフリーの管理栄養士です。 ドラッグストア勤務を経て、登録販売者の資格も入手しています。 そして栄養士専門学校に飛び込み、3年間の…

IBSで悩む人と話をしての気付き

先日、IBSで悩んでいる人達と話をする機会を得る事が出来ました。 多くは思春期くらいからその症状を抱え始め、出来るだけ症状がひどくならないような生活を送っているようでした。 医者にかかったり、かからなかったりはそれぞれでしたが、薬を処方して…

IBSとは?

先日、私はIBSで苦しんでいる人達と話をする事が出来ました。 最初に「IBS」とは何かの話をします。 過敏性腸症候群(かびんせいちょうしょうこうぐん、英語:Irritable Bowel Syndrome、略称:IBS)は、主として大腸の運動および分泌機能の異常で起こ…