糖質制限食 栄養のあれこれ

糖質制限食や栄養に関する事について、管理栄養士・登録販売者の視点で考えていきます。

宿便の解決方法として提示されているもの

宿便は存在しないのに解決方法を提案しているというのは、よく分からない理論展開になっているのですが、こうすれば解決できるという方法をいくつか紹介したいと思います。
 
・大腸洗浄
そもそもですが、大腸洗浄はダイエット目的でなく治療方法の一つとして行われているものです。
「腸のひだの間にはコールタールのように付着した古い便、いわゆる宿便が残っており、ここから毒物が吸収されるために様々な病気となる。だから、この宿便をとるために腸内洗浄が必要なのだ」
日本では腸内洗浄をこのように説明しているらしい。
もちろん、このような宿便などない。
余談となるが、かつて私は宿便という言葉は西洋医学にはなく、東洋医学の言葉ではないかとコメントしたことがあった。
すると、東洋医学でもそのような言葉はないと、ある先生からお叱りをうけた。
よくよく調べてみると、医学論文に宿便性潰瘍という西洋医学の病名を見つけ、自分の浅学を恥じるに至った。
ただし、この病名で使用される宿便は高度の便秘に伴う糞便塊を指すものであって、代替医療のものとはもって異なるものである。

 

誤解がある言い方だと思いますが、病院がこのような方法を行なうのは小銭稼ぎだと感じます。
大腸洗浄を行うためには、腸内のカスをある程度以上排除しないといけないです。
手順としては「最初に下剤」を飲む事になります。
そのあと洗浄を行ないます。
だったら下剤だけで良いよね。という話になると、私は考えるわけです。
また、腸内洗浄を行えば腸内環境のバランスも崩れます。
善玉悪玉と呼ばれる菌もいなくなるので、腸が持っている抵抗力を失う事になります。
実際、腸内洗浄を行った後、体調不良(アメーバ症拡大等)に繋がったり死亡例もでたという報告もあります。
 
恐らくですが、洗浄をすればするほど腸内環境は悪くなり、体調がおかしくなっていくと感じます。
その結果医者は喜ぶと思いますね。
体調不良の原因をどうとでも理由をこじつける事は出来ますから。
それとは別に自宅で自分でやる方法もあるそうです。
 
自宅で自分でやる方法
腸内洗浄は自宅で行うことも出来ます。やり方は2つあり、ハーブを使う方法と、専用のキットを使って病院と同じように洗浄する方法です。
◆ハーブで腸内洗浄
サプリメント(錠剤、カプセル)
お茶
ハーブパウダー(粉末ハーブ)
などを利用します。
サプリメントハーブティーとして飲んだり、ハーブパウダーを料理や飲み物に入れたりして、ハーブの力で腸の中をキレイにしていきます。
サイリウム
ケープアロエ
センナ
カスカラサグラダ
メギ
フェンネル
など、整腸作用のあるハーブを使うことが多いです。
◆自分でキットを使って行う
自宅で腸内洗浄ができるキットがあります。「コーヒーエネマ」という専用の液体を作って洗浄していきます。
とはいっても、コーヒー液は自分で作るので、オーガニックコーヒーなどがあればできるものです。

 


ハーブで腸内洗浄が出来るのでしょうか?
 
サイリウム(オオバコ 健胃・整腸・腹痛)
ケープアロエアロエ 瀉剤(下剤))
センナ(下剤)
カスカラサグラダ(便秘)
メギ(制菌・消炎)
フェンネルウイキョウ 便秘・利尿・発汗)
 
紹介されているものは口から取り入れるものです。
もたらされる効能・結果は下剤とほとんど同様です。
なぜこれが「腸内洗浄」と同義で使われているのでしょうか?
「洗ってないじゃん」と言いたくなります。
 
自分でキットを使うというのもどうかと思います。
毎日のように20~30分を費やして、自分自身で腸内環境を悪くしていくわけです。
時間が勿体ないですし、準備とか後片付けも大変そうだし、自分自身の病気に対する抵抗力を失わせるわけです。
 
一体、何のためにやっているのでしょうか?
「便秘を改善するためなら、何でもやる」「この悩みが解決できるならどうなってもいい」
という考えなのでしょうか?
このような考えを持っている人は、だいたい途中で挫折したり、他の楽な方法を探す事が目的になっている場合が多いと感じます。
 
おっと、腸内洗浄の話だけで終わってしまった。
 
次回は別の方法について話をしていきます。

野菜と熱中症と塩

ちょっとテーマが変わります。
夏で熱い日々が続くので、ちょっと熱中症の話をしたいと思います。
 
今回のテーマは【きゅうり】
含まれる栄養成分のほとんどが水分のきゅうり。夏にぴったりなみずみずしさと、パリッとした歯ごたえが美味しいですよね。ミネラルであるカリウムが豊富に含まれているため、体内の塩分(ナトリウム)の排出を促します。高血圧予防や、むくみ予防に効果的な食材です。

 

という文章をみつけました。
ある管理栄養士が残しているのですが、だいたいきゅうりを説明する時のテンプレのような文章です。
ナトリウム排出というのは良いのですがそれとは別に、熱中症の話もあります。
熱中症対策として水分補給や塩分補給が呼びかけられています。
私たちの身体には、約0.9%の食塩水と同じ浸透圧の血液が循環しています。
また汗をかいた肌をなめると塩辛い味がすることからわかるように、汗にはナトリウムが含まれています。
大量に汗をかいてナトリウムが失われたとき、水だけを飲むと血液のナトリウム濃度が薄まり、これ以上ナトリウム濃度を下げないために水を飲む気持ちがなくなります。
同時に余分な水分を尿として排泄します。
これが自発的脱水症と呼ばれるものです。
この状態になると汗をかく前の体液の量を回復できなくなり、運動能力が低下し、体温が上昇して、熱中症の原因となります。
熱中症予防の水分補給として、日本スポーツ協会では、0.1~0.2%の食塩(ナトリウム40~80mg/100ml )と糖質を含んだ飲料を推奨しています。
特に1時間以上運動をする時は4~8%の糖質を含んだものを摂取しましょう。
冷えたイオン飲料や経口補水液の利用が手軽ですが、自分で調製するには1リットルの水、ティースプーン半分の食塩(2g)と角砂糖を好みに応じて数個溶かしてつくることもできます。
長時間運動を続ける場合には、ナトリウム濃度をやや高くすることが必要です。
トライアスロンなど長時間の運動では、血液のナトリウム濃度が低下して、熱けいれんが起こることが報告されています。
また、糖を含んだ飲料が推奨される理由としては、腸管での水分吸収を促進することが挙げられます。主要な糖であるブドウ糖は、腸管内でナトリウムが同時にあると速やかに吸収されます。
そしてそれらに引っ張られ水分も吸収されるというのがそのメカニズムです。

 

という事です。
どれくらいの状態の時にどれくらいの塩分(水分)を摂取しようという所までの記載はありません。
 
ですが、積極的に摂取しようという話は、皆さんも聞いた事があると思います。
ここで矛盾を感じます。
塩(ナトリウム)を摂取しろと言う割には、野菜(カリウム)も摂取しようという話をするのです。
野菜を350g食べましょうという話は聞いた事があると思います。
塩を摂取しても、野菜を食べたら排出される訳です。
それでは熱中症予防にならないのではないでしょうか?
 
戦後から高度成長期にかけての時代、まだまだ機械化が進んでおらず人海戦術で荷物運びを人の手で行っていた頃ですが、真夏の期間、労働者は塩を支給されていました。
重い荷物を運びながらその都度で塩を舐めるためです。
こうする事で熱中症予防にもなるし筋痙攣を防ぐ事にもなるわけです。
 
当然、ここでいう塩というのは塩化ナトリウム99%以上のものではありません。
あれはただの工業用として使えるものを食用にしたものですから。
ナトリウム以外のミネラルを豊富に含む塩の事を指します。
シンプルに考えると、熱中症予防を効率良く行なうためには、カリウムの多い野菜を食べ無い方が良いという事になります。
マイナスになる事を排除した方が、当然効率良い事に繋がります。
 
ですが、あれほど塩を摂取しよう・水分摂取しようと各所でアピールされているにもかかわらず、ある団体は「塩は普段からも多すぎるくらい摂取してるから、余計に摂るなんてとんでもない!」としています。
 
高血圧学会です。
 
しかし日本高血圧学会減塩委員会によると、日本人の食塩摂取量は1日平均10g程度と多く、必要な量をはるかに超えているという。
そのため「高血圧の人は、原則として夏でも適切な減塩が必要で、1日6g未満が望まれる」「通常の食事を摂っている人は、意識的に塩分摂取を増やす必要はない」ことを公式サイトで呼びかけている。
ちなみに、食品や飲料水に含まれる食塩量は以下の通りで、意外に多く含まれている。
味噌汁 1杯当たり約1.5g
梅干し(調味漬・塩漬) 1粒当たり1~2g
食パン1枚(ロールパン2個) 約1g
スポーツ飲料 500mL当たり約0.5g
経口補水液 500mL当たり約1.5g

 


そもそもですが、高血圧の原因は何度も何度も書きますが「不明」です。
 
確かに塩分を摂取する事で高血圧になる人もいるそうです。
食塩感受性高血圧と呼ばれる人であれば、直接影響を受ける事になります。
ですが、この食塩感受性高血圧は二次性高血圧の方に分類されて、日本人の高血圧患者の約2~3割を占めています。
その中の一部が、この塩感受性高血圧のグループとなるわけです。

高血圧は、本態性高血圧(原因がはっきりしない)と二次性高血圧(原因が特定できる)に分けられます。
日本人の高血圧の約7-8割が本態性高血圧であり、生活習慣などの環境因子や遺伝的因子により起こります。
一方、二次性高血圧は若年者に多く血圧を上昇させるホルモンの異常や心臓・腎臓・血管の病気などで起こります。

 

にも関わらず塩を「減塩は全ての人に対象とされるもの」として推奨されています。
よく分からないですが「塩を過剰に摂る事で疾病の原因になりやすい・リスクが上がる」というのが理由のようです。
 
本当によく分からないです。
 
日本人の高血圧患者は約4300万人と言われているそうです。
その中の2~3割ですので、860万人から1290万人が二次性高血圧の部類となります。
さらにその中の一部(人数割合公表無し)の人が、直接塩から影響を受けるという高血圧患者が存在しています。
日本国民の数を1億2千万人とします。
そのうちの二次性高血圧の人数が860万人から1290万人という数です。
その割合は全日本人の7%から10.7%程度です。
そこからさらに少ない割合で、この「塩が原因で高血圧となる人」が存在している訳です。
 
全人口の5%以下ではないでしょうか?
にも拘らず、残りの95%以上の人にも減塩を推奨しているのです。
皆さんは、なぜ減塩をしているのでしょうか?
 
よく分からないのです。
 
私は塩を食べると旨味を感じるし美味しく食べる事が出来ます。
熱中症予防にも当然繋がるし筋肉の痙攣を抑える事も出来ます。
夏野菜も美味しいので、食べるとカリウムの影響を受けるので、推奨するのであれば塩が不足する事になるので、熱中症のリスクが上がります。
だったら、普段以上の塩分を摂取するのが自然です。
ですが学会は「塩分という数字」だけにしか焦点をあてないため、熱中症のような外的な影響を考えません。
 
日本スポーツ協会が推奨しているにもかかわらずです。
 
普段涼しい部屋の中でオフィス仕事に従事しているからではないか?と皮肉交じりの推測をします。
学会であるなら、学会という看板を掲げるのであれば、そういった事も含めて研究をしたらいいと思います。
となると、学会員自らの検証ですね。
肉体労働をして塩分を摂取しなくても問題無く労働に従事できるかを実践してもらいたいですね。
余分に塩が必要無いというのであればです。
生活レベルに応じた情報を提供したいのか、自分の主張をゴリ押ししたいのかよく分からないです。
 
という訳で皆さん、健康に害しないのであれば旨い塩を食べましょう。
野菜もより多くとるのであれば、より多くの塩を食べましょう。
コンディションが上がりますよ?
 
以上です。 

宿便って何さ?

先日というか、最近ちょくちょく動画広告で上がっているのを目にしますが、「宿便が身体の中に5キロ存在しています」というような紹介をしていて、それを改善するとダイエットに繋がるぞという事で、なんか変なのを販売したり、特別なセミナーや講座へと誘導しているものがありました。
気にしている人は「宿便」という言葉を知っていると思うのですが、そもそも「宿便」ってなんでしょう?

宿便(しゅくべん、Fecal impaction)とは、便秘により腸内に長く滞留している糞便のことである。
必要な場合には治療として浣腸などが行われる。
滞留便(たいりゅうべん)とも呼ばれることがある。

 

とあります。
ある病院のサイトでは、
 
宿便とは・・・?
宿便
腸壁にこびりついている老廃物です。これはヘドロ状又は腸管内にある固くたまって何ヶ月あるいは何年ものあいだ動かなくなった便のことで、放っておくと排出されません。
宿便は消化吸収を妨げて毒素を発生し、血液を汚していろいろな病気を引き起こします。
宿便の量は・・・?
どんな人でもおよそ3~5kgの宿便があると言われています。
便は宿便の内側を通り抜けるので、毎日便通のある人でも宿便がたまっています。

 

という事のようです。
どんな人にも存在しているそうです。
で、それがどのようなものかという事に触れますが、別のサイトでは、
 

宿便とは
西洋医学では、内視鏡で大腸内を見ても、宿便は存在しないといわれています。
しかし、断食をして梅流しをすると、驚くほど大量の便が出ます。
梅流しで出た便は、普段の便とは形状が異なります。
例えば、ドス黒い便、砂のような便、ワカメのような便など、形や色は様々。
私の師匠は、これを「小腸の粘膜や絨毛にこびりついている、古い組織や汚れが剥がれ落ちたもの」と説明しています。
通常の便も、半分以上は腸内細菌の死骸と腸壁が剥がれたものだといわれているので、便は食べ物のカスだけとは限らないのです。

 

という様な話をしている所を見つけました。
 
整理をしていきます。
 
・腸壁にこびりついている
・宿便が消化吸収妨げと毒素排出を行なうので無い方がいい
・人体には3~5㎏の「宿便」がある。どんな人にもある。
・宿便が排出された時の形状は様々。(通常の便とは異なるらしい)
・ヘドロ状または腸管内にある硬くたまって何カ月から何年物間動かなくなった便。放置すると排出されない
 
という感じでしょうか?
 
また、ある医学博士は

医学博士の甲田光雄は、一私案と断った上で、宿便の定義を「胃腸の処理能力を超えて、負担をかけ続けた場合、腸管内に渋滞する排泄内容物を総称したもの」であるとしている。
甲田によれば、腸管には約100種類の腸内細菌が百兆個ほど棲息し、酵素を出し分解しており、さらには腸管の粘膜は3日に1度くらいの割合で生まれ変わるため、腸壁にいつまでも便がこびりつくことはない。
しかし、腸は処理能力を超えて食べ続けると胃腸が伸びて垂れ下がり、横に広がったりする。
このため安定が悪くなり、癒着が起こり癒着部分が変形し細くなったり、捻じれたりする。
そこに食物残滓が引っかかり通りが悪くなって宿便となるが、断食で排出されるとしている。

 ウィキペディアより

 

という、「一私案」とわざわざ断って話をしています。
そのため排出しようと洗浄であったり、方法を、色々な方々が提案しているのですが・・・。
ひとつづつ指摘をしていきたいと思います。
まず「宿便」というものですが、そもそも医学的にはあり得ないとされています。
国語辞典には、「宿便:排泄されないで長い間、腸の中にたまっているふん便」等と記載されているが、宿便は医学の専門用語ではない。
健康法や健康ビジネスに関する一部のウェブサイトや書籍では、便秘でない人も含めて古い糞便が3㎏-5㎏も腸壁にこびりついていたり、腸の湾曲部に滞留したりしていると主張し、それを「宿便」と呼んで、デトックスによる排出を勧めるものがある。
これに対して、そのような意味での宿便は大腸の内視鏡検査やX線撮影でも確認できず、医学的にはあり得ない。

 ウィキペディアより

 
という事です。
 
そして、「宿便」という言葉自体が、そもそも定義が曖昧になっています。
 
まず、最初に紹介したどっかの病院の腸内洗浄方法なのですが、そもそも腸内洗浄は、「大腸」についての洗浄を行ないます。
小腸も洗浄できるかもしれませんが、しっかりと
 

腸洗浄法を受けられる患者様へ
腸管洗浄法として、
1.直接チューブを肛門に入れ、温水にて大腸洗浄を行う
2.特別な液体の下剤を飲んで、自分で排泄するがあります。
両方の洗浄法も腸管に大きな病気がないことが大前提で行われます。
可能であれば、一度大腸カメラを受けていただき、ご自分の目で腸内を観察されることが望まれます。

 

と、「大腸を洗浄する」としっかりと記載されています。
ここでは大腸を洗浄して、「大腸に存在するとされる宿便」を体外に排出する方法を提案しています。
続いて、2番目に紹介したものは、

小腸の粘膜や絨毛にこびりついている、古い組織や汚れが剥がれ落ちたもの

 

とし、小腸視点で「宿便」が残っている(小腸の粘膜や絨毛にこびりついている)としています。
宿便というものが存在しているのは「腸壁」という事のようですが、「小腸」「大腸」「両方」の、どこの腸壁なのでしょうか?
大腸の内視鏡検査やX線撮影では確認できないものです。
となると、小腸なのでしょうか?
そして、どっかの病院の主張は「嘘」となるのでしょうか?
 
では、仮にですが、小腸にあるとします。
小腸からの排出方法は、何度も引用しますが「断食」により行われるそうです。
 
腸管には約100種類の腸内細菌が百兆個ほど棲息し、酵素を出し分解しており、さらには腸管の粘膜は3日に1度くらいの割合で生まれ変わるため、腸壁にいつまでも便がこびりつくことはない。
腸は処理能力を超えて食べ続けると胃腸が伸びて垂れ下がり、横に広がったりする。
このため安定が悪くなり、癒着が起こり癒着部分が変形し細くなったり、捻じれたりする。
そこに食物残滓が引っかかり通りが悪くなって宿便となる

 

個人的な意見でも「腸壁にいつまでも便がこびりつく事は無い」としているにもかかわらず、「食べ過ぎの状態を続けたら、胃腸機能が低下して排出されにくくなるから、それが宿便になって悪影響をあたえるよね」としているのです。
ここでは、腸を飛び越えて、「胃」を持ち出してきています。
この意見は、あくまでも、「一私案」として紹介されているものです。
 
どうでしょうか?
「宿便」に対する印象は変わってきたでしょうか?
 
少し長くなってきたので、次回に回します。
 
次は、宿便に対する対策方法についてです。

去年最も食べられたダイエット食品

食事管理アプリ「あすけん」( https://www.asken.jp/ )において、2018年1月~10月末までに250万人のユーザーが登録した食事記録1.2億件から、もっとも多く食べられた市販食品を集計。
【2018年 ダイエッターに最も食べられた市販食品ランキングTOP10】
1位 :フルグラ(カルビー)
3位 :1日分の野菜(伊藤園)
5位 :QBB ベビーチーズ(QBB)
6位 :ザバス ソイプロテイン100(明治)
7位 :ネイチャーメイド スーパーマルチビタミン&ミネラル(大塚製薬)
8位 :トマトジュース 食塩無添加(カゴメ)
9位 :チョコレート効果 カカオ72%(明治)
(2018年1月~10月末に「あすけん」に登録されたデータを集計)
TOP10には、ダイエット中に不足しやすい野菜・果物などを補う市販食品が多くランクイン。
2018年のランキングで注目したいのは、これまでランク外だったプロテインが6位にランクインしているところ。
モデルのローラさんや、森星さんを始めとする著名人がインスタグラム等でトレーニングの様子をアップしているように、多くの一般女性もトレーニングの様子をSNSにアップしています。
2018年はヘルシー(Healthy=健康的)志向の女性が増え、手軽にたんぱく質を補えるプロテインの人気がアップしたのではないでしょうか。

www.atpress.ne.jp

 
との事です。
 
正直な話ですが、
「ダイエットをする(痩せる)事を目標とする人が、なぜ、このような加工食品を食べているのか?」
という所が気になります。
 
1位:フルグラ(カルビー)
記録回数:514,162回
 あすけんでは集計を開始した2014年度より連続第1位のフルーツグラノーラ
 食物繊維や鉄、ビタミンB群などが多く栄養豊富な食品。朝食の定番として、牛乳はもちろんのこと、ヨーグルトや豆乳と併せて、不足しがちな栄養素をまるごと手軽に食べられるフルーツグラノーラは不動の人気です。

 


ビタミン剤やプロテインは、まだ分かります。
ですが、なぜ、フルグラをこれほど多くの人が「ダイエット目的のため」に食べているのでしょうか?
 
糖質量を確認すると、100gあたり73.2gです。
一食の目安は50gという事なので、31.6gの糖質量となります。
また、これは牛乳や豆乳と一緒にかけて食べるので、牛乳200mlで134㎉、糖質9.6gとなります。
合計41.2gです。
かなりの量です。
ちなみに、ご飯茶わん一杯150gとして、糖質量55.2gです。
食物繊維・鉄・ビタミンB群・カルシウム・カリウム等の栄養素は得る事が出来るようです。
ですが、この糖質量と引き換えに得てもダイエット(痩せる)という事には繋がりにくいと考えます。
 
他のサイトでもメリットデメリットが記載されていました。
■メリット
・食物繊維が豊富なので、便秘解消、腸内環境の改善、血糖値の上昇の抑制、血中コレステロールの低下、糖質や脂質の吸収抑制など
・栄養素も豊富(ビタミン、ミネラル、食物繊維)
・腹持ちが良い(歯応えがあり咀嚼回数が増える)
 
■デメリット
・白米よりカロリー・糖質が高い
→ご飯1膳160gで約269kcal、糖質58.9g、フルグラ160gで約713cal!糖質101g!
※しかもご飯の糖質は吸収されにくいデンプンが主体ですが、フルグラは脂肪になりやすい単糖類、二糖類が多い!
※牛乳をかけるので更に数値は増えます。
・タンパク質とカルシウムが少ない
→牛乳やヨーグルトをかけて食べても若干少ないですので、万能なタンパク源の卵を食べましょう。

 

これとは別のサイトでは
 
「適切な量(1食50g)を順守すれば、太る要素はない」
 
としていますが、何をもって「太る要素はない」としているのでしょうか?
また、便秘が解消!というアピールもしているのですが、以前の投稿でも話をしましたが、便秘と食物繊維は直接は関係しないと考えます。
あるテレビ番組では、
 
「キウイを食べましょう!それでもダメならオリーブオイルをスプーン1杯食べましょう」
 
というような案内をしています。
市場は、何故か分かりませんが「食物繊維万能説」を唱えています。
不必要とは言いませんが、便秘に直接影響を与えないと考えています。
影響するのは「脂質」と「マグネシウム(ミネラル)」です。
水を飲んだり腹筋を行ってもダメだった便秘が解消したのは、フルグラのおかげだと紹介している人もいますが、恐らく、他の要因であるとみていますし、ひょっとしたら盛っているのかもしれません。
個人の感想だとみています。
 
という事で、なぜダイエットで「フルグラ」をチョイスするかは分かりませんが人気のようです。
私だったら絶対おすすめしません。
 
とりあえずこのテーマはここで終わります。
 
次回は便秘に関連しますが、「宿便」についてです。
 

IBS患者様向け 食事療法サービスモニター募集の途中結果

皆さん、こんにちは。
今回は、今年3月末からスタートしたモニター募集の途中結果の報告をさせていただきます。
 
今回の募集目標は10名でした。
これまでに6名の方に参加していただけました。
告知や広報範囲が少なく、にも拘らず、声を上げていただいたというのは、とてもありがたい話でした。
その中で許可を頂けた人を中心に、案内できる範囲内で話をしていきたいと思います。

参加期間
・約3週間 1名
・約2週間 3名
・話のみ  1名
・非公表希望1名
 
このモニター募集は、
「好きなタイミングで辞めてもいい」
という事を前提に話を進めています。
できれば続けて欲しいという方もいらっしゃいましたが、諸事情により中断となりました。
 
次の質問。
「モニター参加して、改善を実感出来たのは何時頃か?」
開始して2日後 2名
開始して3日後 2名
 
根拠に基づき予想をしていましたが、これまでどんな方法を行っても「よく分からない」とか、「実感できない」という方法論を選択していたそうです。
これらの人は、病院で勧められた方法・ネットや書籍で探し出した方法・「FODMAP食」、これらのような方法を実践し、効果を実感出来なかったという人ばかりでした。
スタートする前に話をしても半信半疑(ほとんど疑っていた人もいました)でしたが、実践して、ビックリしていました。
いかに、これまで教えられていた「身体に良いとされる食事」を行なう事で、身体に負荷をかけていたというのが分かる結果となりました。
 
続いての質問。
「この食事方法を実践して、どうでしたか?」
・以前より気にならなくなった 2名
・少し面倒          1名
・他の方法を試したい     1名
 
これは、モニター参加終了時に行った質問です。
実践してみた感想を聞かせてもらったのですが、体調は改善を実感出来、それを継続出来ていたので、それについては、ある程度の満足を頂けたようでした。
人間の身体が変化するのに、だいたい2週間から1カ月かかります。
勿論早ければ2~3日で変わる事も出来ますし、2~3か月かかったり、半年以上かかる場合もあります。
改善の幅が大きければ、精神的な余裕も生まれるため、多少のストレスを受けてもお腹の不調を感じにくくなり、平気になりやすくなります。
その実感を得られる事で、初めて精神的にも克服する事が出来やすくなります。
私は、これを「成功体験」と称していますが、これが小さな事でも積み重なって、大きくなっていけば、ある程度の事に耐えられるような精神であり、肉体を手に入れる事が出来るようになっていきます。
その実現のためにも、モニター募集で1カ月という期間を提示しているのですが、なかなか継続と言いますか、修了する事が出来ていない現状です。
 
モニター参加して改善した体の不調
・お腹のハリ
・下痢
・便秘
・冷え症
胃もたれ逆流性食道炎
・肌荒れ
・足の攣り
・顔(瞼付近)の攣り
 
このモニター参加者に共通したのですが、一番最初に改善を実感できたのは、「お腹のハリ」です。
あるサイトでは、「一番改善が難しい」とされるのが、この「お腹のハリ」のようですが、それを一番に改善を実感出来るというのは、とても素晴らしい事だと受け止めています。
約3週間実践していただいた方は、開始前はとても苦しんでいて動けなくなるほどという話をしていましたが、ほとんど感じなくなるまで劇的に変化する事が出来ました。
その一番の悩みが小さくなり、自身の中での許容範囲となったため終了するという事だったのですが、私としては、もう少し継続して欲しいと思っています。
感じなくなってからがスタートとなる部分もあるからです。
この理由については、まだ検証が進んでないため言えないのですが、身体を変化させ、好きなものを食べても身体に不調を与えないというレベルには達していなかったからです。
 

という事で、ここまで話してきましたが、IBS・過敏性症候群で悩む方に、ぜひモニター参加をして欲しいと思っています。
当然ですが、参加料は無料です。
こちらとしては1か月を実践して欲しいと考えるのですが、なかなか続かなく、難しいです。

そこで、このツイッター・ブログを見ていただいた方に、お伝えしたい事があります。
 
1カ月実践し、情報提供の協力をして頂けた方に対し、
「現金 計4000円」を差し上げます。
 
参加条件です。
①IBS・過敏性症候群で悩んでいる方
②週1回(計4回、30分程度)、カウンセリングが出来る方
③毎日の食事・食べた物を、その都度メール出来る方
④毎日の体調を報告できる方
⑤モニターの内容を、個人を特定できない範囲で公表許可いただける方
以上の5点です。
先着10名程度と考えています。

流れとしては以下の通りです。
 
ツイッターやHPより参加希望の意思を明記する

ご本人宛に質問事項等をお届けするので、それに回答いただく
現在の日々の食事内容を写真に撮り、指定メルアドまたはツイッターDMに送信していただく

日程すり合わせ後、ビデオ会議アプリ内でカウンセリングを行ない、実践するかの最終確認。 → 了承いただけるなら、この時点で現金1000円を本人口座に振り込みます。

一カ月実践し、ご協力いただけたら、残りの現金3000円を振り込みます。
 
学生の方は、夏休み期間中だと思います。
学校が始まるまでの残り2週間で、少しでも身体を変化させませんか?
社会人の方も、日々の激務の負担を少しでも小さくさせるため、挑戦してみませんか?

【注意】
未成年(高校生以下)の方は、ご両親の許可を必要とします。
食事内容の見直しが必要だからです。
 

まずは、ツイッターでのDM、または当養成所HPの下記リンク先より問い合わせをお願いします。
 
問い合わせは ↓

kanrieiyoushi.onamae.jp

モニター募集に関する案内 ↓

kanrieiyoushi.onamae.jp

豚肉が身体を冷やさない理由と食べ合わせについての結論

基本的に、人はモノを食べて生命維持をしています。
その食べるものによって成長・健康度合いは当然変わってきますが、それは置いておきます。
もう一つ、基本的な事として「モノを食べると身体は温まる」というものがあります。
食事誘発性熱産生 (DIT)という言葉をご存知でしょうか?
食事を摂ると体内に吸収された栄養素が分解され、その一部が体熱となって消費されます。
このため食事をした後は、安静にしていても代謝量が増えます。
この代謝の増加を食事誘発性熱産生(DIT: Diet Induced Thermogenesis)または特異動的作用(SDA: Specific Dynamic Action)といいます。

食事誘発性熱産生でどれくらいエネルギーを消費するかは栄養素の種類によって異なります。
たんぱく質のみを摂取したときは摂取エネルギーの約30%、糖質のみの場合は約6%、脂質のみの場合は約4%で、通常の食事はこれらの混合なので約10%程度になります。
食事をした後、身体が暖かくなるのはこの食事誘発性熱産生によるものです。
加齢や運動不足で筋肉が衰えると、基礎代謝が低下するだけでなく食事誘発性熱産生も低下します。
逆にトレーニングで筋肉を増やすと食事誘発性熱産生は高くなるとされています。
また食事の摂り方としてよく噛まずに飲み込んだり、流動食だけを摂る場合に比べると、よく噛んで食べる方が食事誘発性熱産生は高くなるといわれています。

 

食事誘発性熱産生 / DIT | e-ヘルスネット 情報提供

 

タンパク質・糖質・脂質という分類をしていますが、
・タンパク質 エネルギーの約30%
・糖質    エネルギーの約6%
・脂質    エネルギーの約4%
という事なので、通常の食事(PFCバランスが2:2:6)であれば、約10%程度になるそうなのですが、たんぱく質である豚肉を食べれば、エネルギーの約30%が熱になるわけです。
このような身体の仕組み・生理作用があるにもかかわらず、たんぱく質を食べても身体を冷やす・体温を下げるとするのは、おかしな話なのです。
前回の投稿で「赤身を食べると体温が上がり、脂身を食べると体温を下げる」という表現がどっかのサイトにありましたが、いずれにしても体温は上昇するが、その度合いが7倍くらい差があるため、下げるように感じるが、脂身を食べても、上記の理由から体温は上昇する訳です。
 
 
また、人は暑い時には涼を求め、寒い時には暖を求めます。
これは当然です。
心地良い温度を求めますから。
そのため、暑い時には冷たいものが食べたくなります。
 
夏野菜ですが、トマト・ナス・オクラ・きゅうり・ゴーヤー、キャベツ・レタス・ししとう・生姜・ニンニク、ピーマン。
こういったものが夏に旬を迎えて食べる事が出来るのですが、これらは全て身体を冷やすのでしょうか?
生姜やニンニクは身体を温めますし、血行促進として医薬品の成分にもなっています。
唐辛子もカプサイシンとして温シップに含まれてもいます。
 
暑い日に温かいものを食べるよりは冷たいものを食べたいと思うのが当然です。
涼を求めますから。
ですので、夏野菜を温かく食べるよりは、冷たく冷やしても美味しく食べれる習慣・文化が生まれただけではないのでしょうか?と考える訳です。
 
逆に、冬野菜は糖質の多い根菜が多いです。
里芋・キャベツ・大根・ゴボウ・ニンジン・レンコン・大根・カブ。
他には小松菜・青梗菜・ネギ・白菜・ブロッコリー・ほうれん草といった葉物野菜もあります。
これらの食品で、葉物野菜はともかく、根菜は基本、生では食べません。
大根はサラダとかもありますが、基本は炒めたり煮たりと熱を加えて調理をしますが、温かい状態で食べる事が多くなると思います。
暖を求めますから。
ですので、冬野菜を冷たく食べるよりは、温かくして暖をとれるように美味しく食べれる習慣・文化が生まれただけではないか?と考える訳です。
里芋の煮物を、冷たくして食べて美味しいでしょうか?
美味しくないです。
理由は、食感もそうですが、糖を多く含んでいます。
熱を加えている方が、ふっくら・ほっこりするため、旨味・甘味を感じやすくなるからです。
冷めた筑前煮も有りだと思いますが、温かい方が美味しく感じます。
冬に冷たいサラダを食べるよりは、温かくした温サラダにする機会が多いのではないでしょうか?
冬に冷たいそうめんを食べず、温かいにゅう麺にして食べたりするのではないでしょうか?
ざるそばを夏に食べ、かけそばを冬に食べる頻度が高いのではないでしょうか?
トマトも冷たく冷やしてサラダで食べても美味しいですし、ソースを加熱してピザのように食べても美味しいです。
トマト鍋というのも最近は出てきています。
トマト鍋を食べたら身体は冷えるのでしょうか?
あんなにアツアツにして食べているというのにです。
という事です。
 

食性を科学的に調べるため、女子栄養大学と北里研究所が共同で行った実験をご紹介します。
温性の食品を食べると・・・
血液循環がよくなって体があたたまる
まず健康な女子大学生8人(20.6±0.7歳)に、体を温めるとされる温性の食事(1812kcal/日・温性食品の重量比53±13%)を5日間とってもらいました。
この食事は、もち米、あじ、鶏肉、しょうがなど温性の食品の割合が、ふだんの食事の約3倍になっています。
その結果、温性の食品を食べたあとは、安静時の体表温度が高くなることがわかりました。
いったん冷えても体表温度が回復しやすい
次に冷水に手を30秒間つけて、そのあとの体表温度の変化を比較しました。
すると、温性の食品を食べた人は、冷水に手をつけたあとの体表温度の回復率が高くなることもわかりました(グラフ参照)。
以上のことから、温性の食品を食べると、体が温まるだけでなく、いったん冷えても、体温が回復しやすくなることが確かめられたのです。

 

www.terumo-taion.jp

 このサイトは、以前にも引用したのですが、実験で、冷水につけて冷やした体温が、どのように上昇するか?の実験をしたものですが、確かに、音声の食事をする事で、温度が上昇しているという結果になっています。

で、私が気になるのは、どうして温性の食事だけを検証しているのか?という部分です。

身体を温めるのであれば、勿論検証は必要ですが、逆に身体を冷やすとする食べ物を食べた時は、どのように変化するのか?を検証しないと、「温性の食事をすれば身体が温まる」ではなく、「食事をすれば身体が温まる」という検証になっているだけだからです。

温性・冷性という話をしてきているにも関わらず、

 

「冷性の時とはこんなに改善具合が違うから、やっぱり寒い時には温性の食事だよね?」

 

という比較検証をしないのは疑問です。

都合の悪い結果が出たからなのでしょうか?

不思議でなりません。

 
私自身は、 
「身体を冷やす・温めるというのは、どのような食材を、どのような調理方法で食べているのか?」
という事で決まるのではないかと考えています。
 
結論としては、このような食べ合わせをワーワー言った所で、そこまで影響を与えるものではないという事を言いたいです。
好きに食べればいいと思います。
 
 
以上です。
 
このシリーズは、ここまでにしておきます。
書きたくなったら、また追記します。

身体を冷やすという食べ物の組み合わせで、どれくらい身体は冷えるのか?

わらび【蕨】<bracken fern> + たこ【蛸】<octopus>
 
蕨(わらび)の過剰摂取により、蕨中毒性を引き起こす危険性がある。
※ 蕨中毒とは:牛や馬、羊などの家畜はワラビを摂取すると中毒症状を示し、また人間でもアク抜きをせずに食べると中毒を起こす(ワラビ中毒)。
ワラビには発癌物質であるプタキロサイド(ptaquiloside)が約0.05 - 0.06%含まれる。
また、調理したものであっても大量に食べると体じゅうが大量出血症状になり、骨髄がしだいに破壊され死に至る可能性も。
しかし、ワラビ中毒がきのこ中毒のように問題にならないことから判るように、副食として食べている程度ならば害はない。
また、アク抜き処理をすればプタキロサイドはほとんど分解され、ジェノンという物質になる。
ワラビでがんを発病するためには、1度にトラック1杯分のワラビを摂取しなければならないとされるが、日本人の胃癌とワラビとの関係を指摘する研究もある。(ウィキペディア より)
※ 話は大幅に反れますが、「タコ」と「ワラビ」、1字違えば「タコワサビ」で、しっくりきます。

 

タコ、関係ないじゃん。
 
 
さて、この食べ合わせのテーマも、そろそろ一区切りをさせようと思っています。
タイトルにもある通り、「身体を冷やす」食べ合わせについてです。
身体を冷やすという事ですが、アイスやかき氷は当然なので、それは省きます。
そんなもの、単体で食べてもお腹を壊すリスクが高いからです。
で、ここでは「豚肉とそば」を取り上げたいと思います。
 
医学的に避けたい「食べ合わせ
●「豚肉vs冷たいそば」身体を冷やす
ビタミンB1が豊富な豚肉は、体や脳の働きを活発にするが、体を冷やす作用も。
この食べ合わせは胃を冷やし、栄養素や有効成分の吸収を妨げるので要注意。

 

「医学的に」としているが、どの部分が医学的なのかが、よく分からないです。
身体を温める・冷やすというの考え方ですが、それはマクロビが有名です。
以前にも投稿しましたが、陽性・中庸・陰性と3種類に分かれていて、陽性を食べると身体を温める、陰性を食べると身体を冷やすという考え方です。
そういった考え方なのですが、人はもともと陽性なので、中庸・陰性のものを中心に食べましょうと論じたりしています。
この考え方は医学的ではありません。
 

医学(いがく、英:Medicine, Medical science)とは、生体(人体)の構造や機能、疾病について研究し、疾病を診断・治療・予防する方法を開発する学問である。
医学は、病気の予防および治療によって健康を維持、および回復するために発展した様々な医療を包含する。

 

下部に分類が記載されていますが、マクロビは含まれていません。
あ、栄養学も記載がない・・・。
という事です。
さらに、
薬膳では、食材が体内に入ったときの性質を、寒、涼、温、熱の4つに分類できるのだとか。
「4つの性質を『四性』といい、大きく分けて『寒・涼』が体を冷やす物、『温・熱』が温める食材です。
また、どちらでもない性質は『平性』と呼ばれ、これを加えた5つの分類で『五性』ということもあります」

 

www.marukome.co.jp


 
というように分かれているようですが、当然薬膳も「医学的」ではありません。
 
話を進めます。
 
まず、冷たいもの食べたら、身体を冷やすのは当然です。
氷と水とお湯を飲むのであれば、氷が一番身体を冷やします。
ですので、「冷たい蕎麦」単体で身体を冷やす可能性があるため、豚肉は関係ないのではないか?という事になります。
 
豚肉が身体を冷やすという理論を調べると、
 
豚肉は沖縄で良く育てられているのは有名

熱い所で育ったものを食べると身体を冷やすのも有名

豚肉を食べると身体を冷やす
という、よく分からない理論をぶっこんできています。

たとえば豚肉が、どんな地域で食べられてきたものなのかおさらいしてみましょう。
沖縄では、郷土料理に豚肉が使われてきた歴史があります。
豚ブロックを煮た「ラフテー」や、豚を塩漬けにした「スーチキ」、豚の耳をつかった「ミミガー」など、沖縄では豚の各部位がさまざまな調理方法で食べられています。
九州の最南端に位置する鹿児島でも、黒豚が有名。
温かい地域で好まれてきたという背景からも、気温が高く火照った体を冷やす傾向にある豚肉は理にかなった食材なのです。
豚肉に限らず、肉の脂肪部分は、体を冷やす傾向にあるといわれています。
たとえば同じ牛肉でも、赤身部分やレバーなどの脂肪が少ない箇所は、体を温めてくれます。
羊肉は、北海道のジンギスカンが有名ですね。
モンゴルや北欧などでも、羊肉は欠かせない肉のひとつ。
寒い地域でよく食べられているということからも、羊肉が体を温めるはたらきがあることが関係しているからなのかもしれません。
体を温めてくれる肉をおさらいすると、赤身の肉、鶏肉、鶏のレバー、羊の肉(ラム)、鹿の肉などになります。

 

ここまで言って、語尾に「かもしれません」と憶測を使っている時点でお察しです。
 
ちなみに別のサイトでは、馬肉(蕎麦も)は身体を冷やし、牛肉・豚肉は中間、羊肉・鶏肉・鹿肉は身体を温めるとされています。
私は豚肉は身体を温めるものだと考えています。
 
長くなってきたので、次回にします。