糖質制限食 栄養のあれこれ

糖質制限食や栄養に関する事について、管理栄養士・登録販売者の視点で考えていきます。

IBS患者様向け食事療法サービス モニター募集開始

突然のCMです。

いつもの投稿は、この下の方にあるので、そちらをご覧ください

 

ただ今、当養成所では、IBS患者様向け 食事療法サービスモニターを募集しています。

参加費等は必要無いです。

詳細は、以下のリンクを確認ください。

 

kanrieiyoushi.onamae.jp

申し込み・問い合わせは、リンク先の問い合わせフォームから

以下、リンク先の内容の前半部分抜粋

 

IBSは食事療法でないと、改善は難しいと考えています。​

 

この度、当養成所では、IBSと診断を受け、お悩みを抱えている方を対象に、食事療法サービス提供を開始します。

管理栄養士がIBSに徹底的に向き合い、改善に導きます!!


毎日の生活の質、QOLを著しく低下させてしまうIBS。
患者様の抱える悩みの大きさに、心を痛めています。
少しでも心労を取り除くためのお手伝いをしたいと思い、サービスの提供を始めました。
世の中には、「IBSには〇〇がいいよ」という情報が溢れています。
例を挙げると
・ストレス排除・マネジメント
・適度な運動
薬物療法
心理療法
・食事療法
といった所でしょうか?

生活習慣では、
・十分な睡眠
・規則正しい生活
・酒・タバコはだめ
・リラックスした生活

という事ですが、これでIBSで苦しむ人を撲滅出来るのでしょうか?
上記内容でうまくいく人もいれば行かない人もいるのが現状です。

うまくいかない人はどうしたらいいか?
「我慢しましょう」
「ストレスを感じにくくなる、より強い薬を出しましょう」
「認可が下りてなく高価ですが、試してみましょう」
と、実践しても改善に繋がらなく、さらに心身を蝕まれる状況が続くという事になります。


本当に、これが根治療法に繋がるのでしょうか?


当養成所では、IBSは食事療法でないと大きな改善を手にする事は出来ないと考えています。
栄養士なので当然なのですが、投薬無し、サプリ無しで症状を改善出来るのであれば、とても素晴らしい事ではないでしょうか?


「既存の食事療法ではダメなのか?」


当養成所では、「既存の食事療法」では根本的には改善出来ないと思いますし、現状維持も難しく、さらに悪化させる可能性をも孕んでいると考えます。
事実、既存の方法でも改善出来てない人は数多く存在します。

既存の方法で進められている内容として、

・食物繊維の摂取
・ヨーグルト・乳酸菌の摂取
・炭水化物・脂質を控える
・発酵食品の積極的摂取
・消化に良いものを食べる

こういった事を守る事により、症状の軽減・緩和に効果的であるとしています。
よく噛んだらストレス解消にもなりますよと紹介するサイトすらあります。
どこかで耳にしたことのある、いかにも「健康」に繋がりやすいイメージを抱えている方法論が並んでいます。

ですが、これらを守って改善出来るなら良いのですが、出来ない人もいます。

という事は、上記内容でも改善出来ない人にとっては、この考え方は症状を現状維持、または悪化させるので、避けないといけない食事内容となるのはないでしょうか?


人間の身体は、食べた物によって作られます


栄養学を学ぶものであれば、必ず一度は耳にした内容であると思いますし、皆さんの中でも聞いた事が人は多いと思います。
今現在の食事で症状が改善出来ないのであれば、それは、今の状態を引き起こしている食事をしているという事です。
食事内容を大きく変える事で、身体は1~2週間で変化する事が出来ます。
早ければ、数日です。
今現在の治療方針の主流は、ストレスを大きな原因とし、精神面での安定に主軸を置いていると感じています。
ですが、症状が実際に出ている箇所は、「胃」「腸」です。

 
「胃」「腸」にとってダメージを回復させやすい食事内容に変えて、少しづつ抵抗力をつけていき、多少のストレスを感じても発症しにくい身体にしていく
 
非常に大きなダメージを受けている「胃」「腸」を、元の丈夫な状態に近づくよう、
「特別な投薬無し、サプリメント不要、食事内容を変えるだけという方法」で、
2カ月という期間を目安に変えていく

 

というのが、当養成所のIBSへのアプローチ方法です。

IBSで悩む人と話をしての気付き

先日、IBSで悩んでいる人達と話をする機会を得る事が出来ました。
 
多くは思春期くらいからその症状を抱え始め、出来るだけ症状がひどくならないような生活を送っているようでした。
医者にかかったり、かからなかったりはそれぞれでしたが、薬を処方してもらってそれを服用しながら生活をしているそうです。
また、後ろに立たれるのに恐怖心を抱くまでになっている人や、常にトイレの場所を確認しておかないと落ち着かない人もいました。
中にはIBS改善のために有名な病院に1カ月程度入院していた人もいましたが、治らず自宅療法を選択していました。
ほとんどの人は、ストレスや緊張感が生まれる事で下痢・ガスの発生を引き起こし、処方された薬を飲んでいるそうです。
その薬も、効いている人もいれば、効かない人もいます。
効いているというのが、現状維持レベルなのか?改善に向かっているのかは確認してませんでした(失敗)。

ちなみにですが、私自身もお腹が痛くなったり、おなら(ガス)が意図しないタイミングで出たりとかの状態はありました。
ただ、それは私が姿勢が悪くて腹部を圧迫していたとか、アルコールを摂取したからとか、便秘でうまく解消できなかったからと、特に意識はしてなかったですし、「IBS」という言葉も知りませんでした。
「痙攣性便秘」という言葉は知っていましたが、それは市販薬では対処できないので、医師に相談するようアプローチをする程度だったので、深く知識を深める事もしませんでした。
その程度だったので、特に日常生活に支障をきたすほどではなかったので、意識はしていませんでした。
 
ですが、色々と健康相談を受ける中で、「胃腸に関する悩み」が多い事に気付き、色々な対応をしてきました。
相談をしてくる人も、症状が酷かったら病院に足を運ぶので受ける事はありませんでしたが、悩みの優先順が低い人に関しての軽い相談が多かったのですが、私のダイエットプログラムを受けた人は、全て解決方法を体験する事が出来、悩みを取り除く事が出来ました。
 
対処療法が分からないから悩んだり、放置したり置いておく事をするのですが、その方法を知る事が出来たら、あとは自身でそれを実践するかどうかです。
症状が気になりだしたら、改善しやすい食事内容にするよう意識すればいいだけですから。
それが私が言う「引き出し」という事です。
これがあればあるほど、対応をしやすくなります。
私自身も実践し、基本的に気にならなくなっています。
この方法に関しては、リリースをしたいですけど、実績がないため出来ていない状態が続いています。

そういった話もし、よければモニターになって欲しいという話を持ちかけましたが、今の所は賛同していただけない状態が続いています。
とても残念です。
 
でも、どういった事に気を付けているとか、どのような感じで症状が発症するという実際の声を聞く事が出来たのは、とても良い事であり、勉強になりました。
 
さて、再度念を押しておきますが、発症の原因として、
 

IBSになる原因はわかっていません。しかし、細菌やウイルスによる感染性腸炎にかかった場合、回復後にIBSになりやすいことが知られています。
感染によって腸に炎症が起き、腸の粘膜が弱くなるだけではなく、私たちの腸にいる腸内細菌の変化も加わり、運動と知覚機能が敏感になるためです。
近年はIBSでみられる腸や脳の機能異常を起こす物質を見つける研究、遺伝子の研究や機能的MRI検査などを用いた脳機能画像の研究が盛んです。原因が明らかにされる日が楽しみです。


と、あるサイトでは掲載されているのですが、「原因不明の病気」とし、原因が明らかにされる日が楽しみと「待ちのスタンス」でいる時点で、責任や努力を放棄している事に繋がります。
その間も、IBSで苦しんでいる人もいる訳です。
何を楽観的に受け身の姿勢でいるのでしょうか?
 
また他の情報源として、ある医師がIBSに関しての説明動画を投稿していましたが、その中身は絶望的でした。
 
内容としては、
IBSは精神的なもの
・学生時代に発症する事が多い
・学校を卒業したら治る場合が多い
・私もそうだった
という、あくまでも自己の経験談での話をもっともらしく話して、結局は「学校を卒業したら治るから、それまで我慢してね」という内容です。
 
これを「努力・責任の放棄」とせず、何とするのでしょうか?
 
動画の説明欄には、
 
30年近く現場に立ち続ける臨床医のプロフェッショナル。
診察をする中で、既存の治療法だけでは不十分であると感じるようになる。
海外の文献や様々な分野から必要性に応じた情報を収集。それらを臨機応変に組み合わせ、独創的ともいえる治療法を考案、現在の治療に用いている。
難治性の病気をいとも簡単に治した症例がいくつも存在。同業の医者からも「奇跡的」と驚愕される事がある。
治療や患者さんへの真摯な姿勢は、長年変わっておらず、既存の治療法を軸にしつつも既成概念にとらわれ過ぎないスタイルを貫く。
効果的、かつ斬新とも思える治療法のアイデアを尋ねれば、「診察で患者さんが教えてくれる」「私の先生は患者さん」と答える。

 

とありますが、その姿勢を持っている動画内容とは到底思えないものでした。
コメントがどのように書かれているかな?とみてみても、前もって動画にコメントできないようにしています。
IBSで悩む人の声を聞く事も出来ない(コメント不可)状態でもあるので、病院に診療に来いというだけの、何の希望も生まれない内容を垂れ流しているだけです。
 
患者に「我慢」を強いるやり方です。
それも年単位です。
 
それがあなたの医療に対するスタンスですか?
「あなたの方法では治せないんじゃないか?」と感じて仕方ないです。
 
もう少し続けます。

IBSとは?

先日、私はIBSで苦しんでいる人達と話をする事が出来ました。
最初に「IBS」とは何かの話をします。
過敏性腸症候群(かびんせいちょうしょうこうぐん、英語:Irritable Bowel Syndrome、略称:IBS)は、主として大腸の運動および分泌機能の異常で起こる病気の総称。
検査を行っても炎症や潰瘍といった器質的疾患が認められないにもかかわらず、下痢や便秘、腹痛とそれに関係する便通異常が慢性的または再発性に持続する機能性消化管疾患である。

以前は大腸の機能の異常によって引き起こされる病気ということで「過敏性大腸症候群」と呼ばれていたが、最近では、大腸だけではなく小腸にも関係することなどからこのように呼ばれている。
20 - 40歳代に多く、ストレスの多い先進国に多い病気であり、特に芸術家など繊細で神経質な人ほどかかりやすい。
一時的なストレスから発症することから神経症うつ病の一種と考えられることもある。
また、胃腸の身体的症状のみならず、めまいや頭痛、動悸、肩凝りなどを伴う自律神経失調症状や睡眠障害、不安、気分の落ち込みによるうつ病、イライラなどといった精神症状が現れることも多い。
罹患すると生活のリズムが狂い、QOLの著しい低下と経済損失がもたらされることから近年では重視される疾患である。
致死的な疾患ではないが、有病率は10-20%ほどと高い。

症状としては下痢が多いが、これは口から入った食物が胃で胃酸によって消化され液体状となり、十二指腸を経由して小腸に送られ体内に吸収され、その残滓が大腸へと送られさらに水分が吸収され便となり排泄される。
その際に何らかの原因で水分の吸収が正常に行われないと下痢となる。
その原因としては、腸の運動を司る自律神経の異常による大腸を中心とした消化管運動の異常、消化管知覚閾値の低下、精神的不安や過度の緊張などを原因とするストレスが最も大きな要因とされ、さらにライフスタイルのゆがみなど複合的な要因が指摘されている。
また、元々神経質な性格であったり自律神経系が不安定であったりする人が、暴飲暴食やアルコールの多量摂取などを行ったり、不規則不摂生な生活、過労や体の冷えなどの状態に置かれた場合に症状が発生する場合がある。
一旦発症した場合、症状に脳が固定されてしまうブレイン・ロックが起こり、主因であるストレスがなくなった後も症状が治まらなくなることが多い。

 

分類として、便秘型・慢性下痢型・混合型・分類不能型と別れているようです。
この文章の最後を見て分かる通り、原因として
 

腸の運動を司る自律神経の異常による大腸を中心とした消化管運動の異常、消化管知覚閾値の低下、精神的不安や過度の緊張などを原因とするストレスが最も大きな要因とされ、さらにライフスタイルのゆがみなど複合的な要因が指摘されている

 

・腸に関する自律神経異常
・消化管運動の異常
・消化管の知覚閾値低下(感覚が鈍くなる事)
・精神的不安・過度の緊張
・ライフスタイル・生活習慣
 
が大きな要因・複合的な要因であるとするにも関わらず、
 

主因であるストレスがなくなった後も症状が治まらなくなることが多い

 

と、ストレスを取り除いても治らないとしています。
全員に当てはまるとは言いませんが、多くの人は、ストレスを除いても治らない・改善しないという事です。
 
果たして、ストレス解消法が、本当にIBSの治療の役に立っているのでしょうか?
これが、私が感じる
 
根本的な原因解消の方法・根治治療方法が、
①「ストレスが大部分を占めるのか?」
②「ストレスが占める割合が小さいのか?」
という事で区分されるのではないかと考える訳です。

 

前回投稿しましたが、上記に繋がるわけです。
 
発症する「キッカケとしての大部分」は、ストレスだと思います。
そして、思いつめたり、悩み等のストレスが胃腸に刺激を与えやすくなるとも思います。
ですが、それだけの情報で根本的な原因を①だけに視点を固定してしまうと、解決するものもできなくなってしまいます。
事実、ストレス解消だけでは症状が治まらない人が多く存在している訳ですから。
ストレスだけが原因なら、それを取り除けば治まるはずですが、そうではありません。
 
そこで生まれるのが②という考え方です。
ストレスは、あくまでも「キッカケ」であったり「トリガー」となっているだけで、根治療法に繋がるのかどうかという事の判断が必要であると考えます。
 
胃腸自体がダメージを受け続けてしまい、弱っている所に「大きなストレス」が発生したことにより、胃腸が健全な人であれば特に大きな影響を受けないのですが、ダメージを受けているため耐え切れず、胃腸が健全に機能しないためにガスや下痢が起きてしまっているという考え方です。
 
ストレスを受けたとしても、弱っている状態を改善する事が出来ればストレスに耐えられる状態となっているため、IBSから抜け出す事が出来るのではないか?と考えます。
 
これが実現できれば、多くの方の悩みを解決できる、とても素晴らしい視点だと思います。
 
少し長くなってきたので続けます。

ストレスは病気を引き起こす原因にもなり、キッカケにもなり得る

前回の続きです。
 
少し分かりにくいタイトルかもしれないので、補足していきます。
 
原因とするのは、
体は元気な状態からストレスの強い状態に長期間晒されてしまい、しだいに抵抗力も落ちてしまい、症状を引き起こす状態です。
心筋にも影響を与え、仕事中に倒れたり、過労死という最悪の結果を生み出したりします。
 
キッカケとするのは、
問題なく生活をしているが、ある種の影響を受けた時に身体が過敏に反応し、症状が出るという状態です。
アレルギーが良い例です。花粉症もそうですし、〇〇アレルギーという食品での影響を受けたりします。
それが、ストレスという場合も有ります。
 
私が言いたいのは、後半部分です。
 
前者の人に対しては、メンタルコントロールという部分が必要になるかもしれませんが、基本的には過度のストレスや休養不足が影響だと区分します。
 
後者の人に対しては、体に不調を与える内容を避けるようにするという事で、問題無く生活をする事が可能であると区分します。
 
少し分かりにくいですね。
 
根本的な原因解消の方法・根治治療方法が、
①「ストレスが大部分を占めるのか?」
②「ストレスが占める割合が小さいのか?」
という事で区分されるのではないかと考える訳です。
 
伝わったでしょうか?
 
大なり小なりストレスの影響が考えられる症状を持つ人に対して、どんな場合でも、①のような気持ちで「ストレスを感じないようにして下さいね」と言ってないですか?
という事を言いたい訳です。
 
色々な症状には、原因が必ずあると思いますし、そう信じています。
ストレスの影響は、あくまでも副産物であるにもかかわらず、原因を全て「ストレス」だとして、考える事を止めていませんか?という事です。
 
「ストレス諸悪の根源説」ですね。
 
そこから「ストレスフリーな生き方をしよう!」と、よく分からない団体が活躍したりしていますが、それは置いておきます。
 
ストレスを全ての原因で悪者だとすれば、情報提供者は深く考えなくて済むようになります。
システム的に「ストレス緩和に役立つ」と、専用の薬を処方したり、「食事を愉しもう」と話したり、「リラックスして生活しましょう」とか、「運動でストレス解消しよう」とかいう感じに話を持っていけば良いだけです。
 
でも、それで改善する人もいれば、出来ない人もいます。
 
では、出来ない人はというと、「ストレスを感じないようにしましょう」とか「もっと楽に生きましょう」とかよくわからない洗脳をされたり、より強い副作用を伴う薬を処方されたりします。
 
恐らくですが、原因不明であったり、最初のアドバイス・薬で改善出来なかったら、与えられる内容は全て対処療法であるので、その方法論では治らないという状態ではないか?と考える訳です。
 
上記で挙げた②の人に対しては、いくらストレスに有効だという薬の効果を強くしても、対処療法でしかありません。
それで根治療法に繋がるわけが無いのです。
あくまでも、原因の一因にすぎませんから。
より深刻な副作用の影響で、鬱になったりその人のQOLQuality of Lifeのことで、「生活の質」)の低下を引き起こすのではないでしょうか?
 
そもそも、薬の力・薬効「だけ」で、全ての病気を「完治」する事は出来ないのです。
風邪薬がいい例ですね。
そのためにはどうしたらいいかというと、私は栄養士なのでこの考え方になるのですが、
 
「食事内容を見直して、今の身体にとって有効な食事をしていこう」
 
という事を主張したい訳です。
医師や薬剤師は、一般的には病気を「薬」で抑え込もうとしたり、改善した状態にしようとします。
「薬は万能」と考えているかもしれませんし、私の偏見かもしれません。
現状の薬で対処できない症例が出たら、新薬がでないとお手上げです。(これも私の偏見かもしれません)
保険適用外・認可外の高額な薬を勧める事もあるかもしれません。
それで治る人もいれば治らない人もいると思います。
 
ですが、栄養士は基本的に「食事内容の見直し」「食事療法」をベースに考えます。
この内容だったら、①の人でも②の人でも全ての症状に対応が出来ますし、そう信じています。
 
人間の身体は、食べた物で作られています。
それぐらい食事というのは、人に大きな影響を与える訳です。
 
そういった事を改めて感じたのは、「IBS」で悩んでいる人と触れる機会があったからです。
 
続きます。

病気を引き起こす「原因」は全てが「ストレス」なのか?

病気の原因で良く挙げられるのが、生活習慣悪化であったり、ストレスであったりホルモンの乱れであったりします。
あるサイトでは、
 
ストレスの蓄積で起きる病気と受診・診断
①蕁麻疹
ストレスが加わると、自律神経やホルモンが乱れる影響で蕁麻疹が出ることがあります。
それと同時に、頭痛が生じることも少なくありません。
蕁麻疹はかゆみや痛みをともなったり、夜リラックスしている時間帯に、ひどくなることも多いといわれています。
ストレス以外が原因の蕁麻疹なら短時間で治癒することがありますが、ストレス性のものは、繰り返し現れることが多いといわれています。
蕁麻疹の診断は、見た目で分かることが多いですが、血液検査が行われることもあります。
また、蕁麻疹は皮膚科を受診しますが、総合的な治療を視野に入れる場合は、精神科や心療内科の協力が必要となることもあります。
②急性胃腸炎
ストレスが原因で胃酸が過剰分泌し、胃の免疫力が低下することがあります。
そのためウイルスなどに感染しやすくなり、急性胃腸炎を引き起こすことがあります。
急性胃腸炎の特徴は、激しい下痢や嘔吐が生じることです。
もし、このような症状が続く場合、消化器科や内科、胃腸科でなるべく早く治療をすることが大切です。
③鬱
ストレス社会の現代において、鬱病は一生のうち15人~16人に1人が発症する病気です。過度なストレスを感じることにより、脳へ神経伝達物質が正常に伝達することが困難となり、憂うつ感や焦燥感、頭痛や注意力が低下するなどの症状が現れます。
このような状態が2週間以上続くようなら、精神科や心療内科を受診しましょう。
自律神経失調症
ストレスと自律神経は密接に関わっています。
本来、自律神経はバランスを保ちながら心身の健康を守る働きをしています。
しかし、ストレスを感じることでバランスが乱れてしまい、だるさや頭痛、憂うつ感、イライラ感などが生じるといわれています。
しかし、内科などで検査をしても、悪いところが見つからないというケースも多いです。そういう場合は自律神経失調症であることも多いため、精神科や心療内科を受診すると良いでしょう。
突発性難聴
突発性難聴とは、ある日突然耳が聞こえにくくなる病気です。
ストレスを感じているときに陥りやすく、何らかの因果関係があると考えられています。
しかし、まだはっきりとした原因は不明だといわれています。
特徴は主に片耳で起こり、聞こえにくくなった時期が、明確に分かる場合がほとんどです。また、症状が生じる前は、耳鳴りや吐き気などを伴うこともあります。
診療科は耳鼻咽喉科で、耳のX線検査などで診断が行われます。

 

特に⑥に顕著に出ていますが、「原因が不明なもの」という事に対して、よく使われやすい言葉です。
 
何らかの因果関係による事は間違いないが、特定は出来ないので、まずはリラックスした状態を作ろうという対処療法を取る所が多いと思います。
で、薬を処方するという事になっていきます。
医師ですからね。
一般的といいますか、大部分は薬を処方して解決しようとします。
 
ですが、ちょっと待ってほしいのです。
 
本当に「原因が不明なもの」に対して、「薬」で全てが解決するのでしょうか?
しっかりと特定したからこそ、根治療法が出来るようになります。
ですが、「原因はわからないけど、とりあえず効きそうな薬を出しますね。副作用はあるけど。」というようなスタンスで処方されて、治療が出来るのでしょうか?
あくまでも「対処療法」のため、根本的な解決にはなりません。
 
一般的には「風邪」も同様です。
風邪に対しての「風邪専門の治療薬」はありません。
風邪薬と区分されている薬品の表示をみてみたらわかりますが、

【効能・効果】
「かぜの諸症状(鼻水、鼻づまり、のどの痛み、せき、たん、発熱、悪寒、くしゃみ、頭痛、関節の痛み、筋肉の痛み)の緩和」

 

とあり、症状をこの薬を飲む事で症状が出にくい状態にするという対処療法の一つであり、根治療法ではありません。
薬の成分の作用により、「鼻水鼻づまり解消・痛み止め・咳止め」というものが複数入ると風邪薬となるだけなのですが、副作用として「便秘・口の渇き・眠気・目のかすみ」といったものが生まれたりします。
 
薬は、その作用・副作用があるため、用法・用量を守らないといけないのですが、逆に言うと、副作用を上手く使って人間の身体を望ましい変化にさせようとしているとも言えます。
 
例えば、鼻炎薬としての成分は、身体の内側から水分を排出するのを抑えようとする働きをします。
これにより、ガンガン出まくる鼻からの水分(鼻水)を抑えようという事に繋がります。
ですが、同時に排出が必要な「尿」も止めますし、口腔内の「唾液」も分泌しにくくなります。
「汗」は記憶にないですが、ひょっとしたら汗も出にくくなるかもしれません。
夏場は熱がこもりやすくなるのでしょうか?(これは憶測です)
そして眠気を引き起こします。
良い事ばかり生み出すように記載され、販売されていますが、本来の作用は副作用部分であり、その結果危険性も低く、鼻炎の症状を抑える事に繋がるので、薬として処方されたり販売されたりしています。
もちろんこれが悪いという訳ではありませんので、誤解の無いようお願いします。
この薬で救われている人が多いというのも現実ですから。
 
ですが、医師が診断し、薬を処方されて、「安静にして下さいね」とか、「仕事の事を考えないようにしてくださいね」とか、「消化に良いものを食べて下さいね。うどんとか」というのは、果たして根治治療に繋がるのか?という事に疑問を抱きます。
 
ちなみに最後の「消化に良いもの・・・」という話は、私が胃腸の調子が悪くて痛みがつらい時に言われたセリフですが、この医師の力量を感じ取った一言でした。
何故、消化に悪い炭水化物を勧めるのか?と思いました。
詳細はこちらから↓
さて、色々な症状に対して、一般的なサイトや医師・管理栄養士等、医療従事者はこぞって、
「治療にはストレスを感じないようにするのが良い」
という事を話のどこかにねじ込んできます。
恐らく、「過度のストレス = 悪影響を与えやすい」という意味からの、「安静にしてね」「リラックスして張りつめすぎないようにしてね」という言葉の裏返しであったりすると思います。
風邪をひいている人に大事な事は「睡眠」「休養」であるので、そういった人と接する繰り返しで、習慣的に言っているのかもしれません。
肥満防止としても、「ストレス = 過食」に繋がりやすいので、そういう人も多いと思います。
 
でも、必要以上に「ストレス = 悪者・全ての原因」としている人もいます。
ストレスというのは、原因にもなり得るのですが、「きっかけ」である場合もあるわけです。
 
おっと、少し長くなってきました。
 
次回に続きます。

どこまでを「ダイエット食」とするのか?

テレビでもネットでも書籍でも。
色々な所で、「ダイエットレシピ」として様々なメニューを紹介をしています。
 
あるサイトでは、ダイエットメニューとして
「一晩ねかせるだけ!ふわふわフレンチトースト」
と、フランスパン・バター・はちみつ・粉糖・玉子・低脂肪乳・砂糖を使ったレシピを紹介しています。
一晩液に浸すとありますが、調理時間は約20分。
そこは除外されているんですね。
 
これで一人分が290キロカロリーとされています。
ちなみに糖質46.4g たんぱく質11.6g 脂質5.6gです。
ポイントとして

フランスパンは、油脂を使わないシンプルな配合のパンです。翌日は、かたくなりやすいのでフレンチトーストで美味しくいただきます。
※乳児ボツリヌス症の予防のため、1歳未満の乳児にははちみつを与えないようにしてください。

 

という事のようです。
 
これは、ダイエットレシピなのでしょうか?
 
これだけで食事をすませる事を目的としているのであれば、私だったらお腹が空きすぎて間食ありきになってしまいますね。
それで余分に食べてしまって、余計負荷をかけるのではないでしょうか?

そもそも「ダイエット」って、何でしょうね?
以前にも記事にしましたが、

ダイエット(diet)とは、規定食という意味である。
人や動物や共同体が習慣的に摂る食品のこと。
食事療法: 健康のため、美容のため、肥満の防止(や解消)のため、食事を制限すること。
ダイエットは体重を目安にするが、 健康体重、標準体重、理想体重、目標体重、美容体重、モデル体重と、いろいろな指標がある。

 

ダイエット
本来は病気治療や健康増進を目的とした食事療法,またはそのための特別食,制限食をいうが,一般には美容,肥満防止のための食事制限,または減量法の意味に使われることが多い。
糖尿病や肥満症治療のための低カロリー食品をダイエット・フードともいい,特に先進国において,ダイエットのための健康食品として利用されることが多くなった。

 


というのが、「定義」です。
ですが、このダイエットという言葉・定義に該当しないものも結構多いです。
その傾向をみて、「あぁ、この人は、こういった事を「ダイエット」としているのか」というような捉え方をしているのですが、残念ながら、多岐にわたり過ぎて把握が出来ないです。
本当にこだわっている人もいるし、自分が作ったものは全て「ダイエット食」とする人もいます。
それくらい、人によって「ダイエット」の範囲が異なります。
 
管理栄養士の仕事の一つに、「栄養価計算」というのがあります。
食品に含まれているであろう栄養素を計算し、基準以上にするという事です。
それを上回る食事を提供し続ける事で、治療したり健康を維持しようとする内容です。
そこから献立を考えて、利用者に提供していくという流れになります。

私自身の考えですが、

「ダイエットとは、食事を通じて、相手の望む身体の状態に、健康的に変えていく事」

 

「ダイエット」・・・健康を追求するもの
「ボディメイク」」・・・数字を追求するもの

 

という事をベースにしています。
色々なレシピやコラムをチェックしていますが、一般的に「健康」「ダイエット」に繋がるとするものとして、
・低カロリー
穀物中心
・低脂質
・食物繊維たっぷり
厚労省が定める理想的なPFCバランス遵守
という事がベースになっている事が多いです。
 
さて、これで「健康」「ダイエット」に繋がるのか?という事になるのですが、私は難しいと思います。
理由は簡単です。

その人個人の性別や年齢、体格、活動量などに合った適正量の糖質を摂っていれば太る事はありません。

 

という言葉を多くのサイトで引用されています。
上記の「糖質」の部分は、カロリーとしても当てはまる文章です。
ですが、その人に合った適正量の糖質というわりには、基準が「理想のPFCバランス」しかないです。
どんなに適正量を・・・という話をしても、最後には、しっかりご飯を食べましょうとか、上手に糖質を摂りましょうという話になり、具体的な数値データは全くないという事になります。
こういう記事は、基本的には「糖質制限なんてもってのほか」「糖質は必要!」という話に持っていきます。
それは別にいいのですが、数字の基準として、どこからどこまでがあなたの言う「適正量」となるのか?という事については、全く触れません。
個人差があるなら、統計をとっていると思うのですが、なぜその話をしないのでしょうか?
 
で、最初のフレンチトーストの話になるのですが、これを紹介して、ダイエットに繋がるのでしょうか?
これを「ダイエット食」とするのであれば、「低いカロリー」と「低い脂質量」という基準しか見てない事になりそうですが、どうでしょう?
 
私からみたら糖質量が多すぎです。
この糖質量をエネルギー源として使い切る事が出来る人というのは、どういう人が当てはまるのでしょうか?
 
どれくらいの運動・エネルギー使用量でこの糖質は消費されるのでしょうか?
運動ありきの考えをしていますが、食べてすぐデスクワークをしたり、運動を普段から出来ないような環境の人だったら、エネルギーは消費出来るのでしょうか?
そういう人がこれだけの量の糖質を食べたら、即体脂肪になるのではないでしょうか?
なぜ、全ての人に健康に繋がらないようなものがダイエットレシピとして紹介されているのでしょうか?
私には不思議でなりません。
 
このレシピの作者は、管理栄養士でありフードコーディネーターだそうです。
管理栄養士も、色々な考え方がありますからね。
私は、このレシピは「ダイエット食には該当しない。身体に不都合を与えやすいレシピ」だと考えます。
 
多分続くかも。
 

スマートミールについての所感

皆さんは、「スマートミール」というものをご存知でしょうか?
制度の正式名称は、「健康な食事・食環境」認証制度。
日本栄養改善学会、日本高血圧学会など10学協会でつくるコンソーシアムが審査・認証を行います。
 スマートミールと名付けられた健康な食事の基本は、「主食+主菜+副菜」か「主食+副食(主菜、副菜)」であること。
ご飯、麺類、パンといった主食抜きでは成り立ちません。
 基準は、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準2015」などを基本に組み立てられており、「ちゃんと」と「しっかり」の二つがあります。
「ちゃんと」は、一般女性や中高年男性で生活習慣病予防に取り組みたい人向け。「しっかり」は一般男性や身体活動量の多い女性で生活習慣病予防に取り組みたい人向けです。

 

制度の正式名称は、「健康な食事・食環境」認証制度。日本栄養改善学会、日本高血圧学会など10学協会でつくるコンソーシアムが審査・認証を行います。

 


という感じで、健康な食事を提供する事で、皆さんの健康に貢献していこう!というもののようです。
 
いやいや、素敵な活動だと思います。
 
スマートミールと名付ける為の基準として、図を確認して欲しいのですが、基本的には現行の「理想のPFCバランス」に準じたものです。
 スマートミールと名付けられた健康な食事の基本は、「主食+主菜+副菜」か「主食+副食(主菜、副菜)」であること。
ご飯、麺類、パンといった主食抜きでは成り立ちません。
 基準は、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準2015」などを基本に組み立てられており、「ちゃんと」と「しっかり」の二つがあります。
「ちゃんと」は、一般女性や中高年男性で生活習慣病予防に取り組みたい人向け。
「しっかり」は一般男性や身体活動量の多い女性で生活習慣病予防に取り組みたい人向けです。

 

制度の正式名称は、「健康な食事・食環境」認証制度。日本栄養改善学会、日本高血圧学会など10学協会でつくるコンソーシアムが審査・認証を行います。

 

ちなみに、審査・認証を行なう10学協会ですが、
日本栄養改善学会(世話役)
日本給食経営管理学会(副世話役)
日本高血圧学会
日本糖尿病学会
日本肥満学会
日本公衆衛生学会
健康経営研究会
日本健康教育学会
日本腎臓学会
日本動脈硬化学会
 
と、早々たるメンツですね。(今年2月に一つ増えたそうですが、割愛します)
基本的によくわからない事をしている協会であったり学会であったりしますが、果たして、現状の基準で、生活習慣病患者数は増加し続ける現状ですが、こういった学会が集まって私たちの健康に貢献してくれる結果となるのでしょうか?
 
多分、対立や利権争奪が生まれて、全くうまく機能しないし広まらないと感じます。
広まったとしても形骸化するだけだと感じますね。
 
栄養改善学会と称するのであれば約40年も続く一つしかない基準である「理想のPFCバランス」にさっさとメスを入れてみてはいかがでしょうか?
生活環境もガッツリ変わっているのに、40年前の食生活がベストだとするのは、何も考えてないだけで利権をむさぼっているだけにしか見えません。
何を改善するための学会なのでしょうか?
Q1. この事業で認証する「スマートミール」とはどんな食事ですか?
「スマートミール」とは、健康に資する要素を含む栄養バランスのとれた食事(主食・主菜・副菜のそろった食事)を指します。
Q2. 「スマートミール」を食べれば健康になるのですか?
「スマートミール」だけで、健康になったり、生活習慣病を予防できるわけではありません。健康づくりには、スマートミールのような栄養バランスのとれた食事を継続的に食べ、積極的に身体を動かし、禁煙、節酒を心がけるなど、生活習慣全体を管理するが重要です。

 

Q2で答えは出ていますが、「スマートミール」の食事だけでは健康を手にする事は出来ないそうです。
私が嫌いな「打消し表現」を使って、スマートミールの継続と運動と禁煙と節酒をベースに、生活習慣全体を管理するのが「重要」だそうです。

だったら、これだけでは健康になれないと言っているのと同じです。
おかしいです。
そうそうたる素晴らしいメンツですから、「運動・喫煙・飲酒・生活習慣」が多少乱れたところでも大丈夫な食生活を提供するくらいの気概は無いのでしょうか?
もし、
「そんな事出来る訳ないじゃないですか」
と反論するなら、そんな協会はさっさと解体すればいいです。
存在する意味がありませんから。
これだけの名だたる協会・学会が寄せ集まって、現行の「理想のPFCバランス」に則って、
「あなたのメニューはスマートミールと認定します」
というだけしかしないのであれば、実にくだらない企画です。
これに似た例で、トクホもありますが、
トクホと付けば売れる → お墨付きが欲しい → きな臭い会合が行われる
というような構造を作りやすくしたいのでしょうか?(全てでは無いですよ?)
ファミマも認定されたようですが、この弁当は予約制で3日前の注文が必要なので、ほとんど売れてないのではないでしょうか?
「常時並んでいる訳でもないが認定をしている」とは、何かがあったのではないかと勘繰りたくもなりますね。
 

日本栄養改善学会理事長の武見ゆかり・女子栄養大教授は「大手の企業と併せ、個人でがんばっている店が認証をとっていることもありがたい」と話します。
管理栄養士・栄養士が携わることが必須項目となっているため、応募しようとした店を、地元自治体の専門職がサポートした事例もあったそうです。
認証を広げていくための今後の課題の一つとして、こうした専門家による個別店へのサポート態勢の整備を挙げていました。

 

管理栄養士・栄養士の受け皿を作ろうとしているのでしょうか?
それ自体は悪い事では無いのかもしれませんが、こういった国や学会が動いて作られた組織で、素晴らしい効果を生み出している所を、特に食品業界では見たことが無いので、同じようになるのではないかと感じます。
 
この企画は2017年に実施されたようですが、はたして、どこまで認知度を高める事が出来るのでしょうか?
 
もっと違う所に力を入れて欲しいと思うのは、私だけでしょうか?
 
今回は、ここまで。