マクロビオティックの世界だと、色々な角度から「腸が汚れるから健康に悪い。だから腸をきれいにしよう」というアプローチを行ないます。
例えば
皆さんの腸は元気でしょうか?何かを溜めこんでいませんか?
内臓マッサージ&マクロビオティックのお食事で腸内を丸ごと大掃除できる大チャンスです!
肌のトラブルは、腸内の腐敗によるもの。だから、
美肌になるには腸(血液)を綺麗にすることが大切。便秘なんてもってのほか!
そしてどれだけ宿便が溜まっている事か・・・。断食でしか排出出来ないと言われていた宿便を、
お食事をとりながら綺麗にする方法を考案しました。
身体と心に溜まった毒素を、セルフチネイザン(氣内臓マッサージ)、GUASA,マクロビオティックデトックスメニューで
外に出せる体質に生まれ変わりませんか?
ボディーワークと食のスペシャリストが皆様の美腸&美肌のお手伝いをさせていただきます。
という様な感じの事を、内臓美女育成塾長という肩書を持っている方が話をしています。
そんなマクロビですが、上記のような感じで宿便改善の考え方があります。
宿便は血管内の汚れが腸にたまったもの
では、宿便とはそもそも何でしょうか。宿便とは腸内に停滞してヘドロ化した食べ物のカスといえます。
小腸の絨毛というひだに宿便がへばりつくと血液をつくりだす力が衰えて、貧血やそれに伴う冷えなどの症状が引き起こされやすくなります。
大腸の絨毛に宿便が付着すると、栄養分や水分の吸収力が衰えたり、ガンやポリープなどの塊ができやすくなったりします。
また、宿便は腸管だけでなく、血液内にもコレステロールなどの粥状の汚れとなって付着しています。森下敬一医学博士と千島喜久男医学博士が提唱した「腸管造血説」によると、不要な細胞は赤血球に逆戻りし、バクテリアに分解され、腸内に排泄されるとされています。
断食中はこの活動が活発になり、血管内に付着した汚れが劣化した細胞とともに腸管内に排泄されやすくなります。
宿便とは、血液管内にあった汚れが腸管内に吐き出された姿といえます。
という感じです。
一見、もっともらしい感じの話をしているのですが、私が気になる部分がいくつかあります。
そもそも「宿便」とは何でしょう??
この文では「宿便とは腸内に停滞してヘドロ化した食べ物のカス」としているのですが、食べ物のカスって、存在するのでしょうか?
口から入った食べ物は、咀嚼をして小さくなり胃酸で溶かされ分解されます。
で、その胃酸を十二指腸で中和し、栄養吸収されやすい形で小腸に送られます。
小腸で吸収されたもの以外の老廃物であったり消化しきれなかったものが糞便となり、排泄されます。
基本的に蠕動運動であったり、取り入れた水分等によって、どんどん出口(肛門)側に運ばれる訳です。
腸内に滞留しているという事ですが、どこに滞留するのでしょうか?
そしてもう一つ、人間が消化出来ないものがあります。
「食物繊維」です。
食物繊維は人間の消化管では消化出来ません。
そのため、よく「腸の中の掃除をしてくれる」という話をして食物繊維スゲーという話をしているのですが、これが食べ物のカスという事でしょうか?
胃酸で消化しきれなかったら、栄養分を取り込みにくい状態で小腸へと流れていきます。
小腸で吸収できなければ、そのまま大腸に送られてしまいます。
トウモロコシやもやしと言ったものを大量に食べた時、糞便に混じって出てくることがあります。
そういったものが溜まるという事なのでしょうか?
食物繊維がカスとしてとどまるというのであれば、それが宿便になるとするのであれば、なぜ身体に良いとして食べられているのでしょうか?
そして、宿便は体内に3~5kgあると主張しています。
体内といっても消化管の中(?)です。
お腹の中、もっと言うとみぞおちから下の下腹部に腸があります。
そこに5kgです。
言ってしまえば、そこに5kgの米袋があるのと同様だと言っているのです。
体積の違いは当然あります。
ですが、宿便とされるものは、もの凄く小さいカスの集まりのはずです。
体積としてはもっと大きくなるのではないでしょうか?
見た事がないので分かりませんが。
こんなものが、レントゲン等で見つからない訳がありません。
脳梗塞の時のような血栓はレントゲンでも確認できるんですけどね。
また「宿便が剥がれ落ちて、一か所に詰まってしまった!!」と救急搬送された姿を見た事ないですし、宿便や便秘対象の方の入院時の食事内容というのも見た事はありません。
小さいカスがヘドロ状になってこびりつくくらいですから、ごっそり固まっているものがこびりついているものは、普段行わないような特別な方法を選択しないと簡単にははぎとる事が出来ないという訳です。
それが断食をして、梅流しをするという事で、簡単に流れ出るとしています。
しかもそれが腸内で詰まる事も無く、ごっそりと排泄する事が出来るそうです。
不思議です。
それだったら、普段の食物繊維の掃除効果は得られてないのでしょうか?
腸管内の掃除とは、普段どういった事をしているのでしょうか?
野菜を食べる量が少ないから宿便が溜まるという事なのでしょうか?
あと、本当に意味が分からないのは、後半部分です。
森下敬一医学博士と千島喜久男医学博士が提唱した「腸管造血説」によると、不要な細胞は赤血球に逆戻りし、バクテリアに分解され、腸内に排泄されるとされています。
断食中はこの活動が活発になり、血管内に付着した汚れが劣化した細胞とともに腸管内に排泄されやすくなります。
宿便とは、血液管内にあった汚れが腸管内に吐き出された姿といえます。
他のサイトでも、似たような事を話しているものがありました。
排毒現象と間違えてならないのは、未消化現象である。
未消化とは読んで字のごとく、食べたものの消化が不完全なのである。
良かれと思って食べている玄米ご飯も、炊き方を間違うとこの未消化現象を引き起こす。
この現象は、食べたものが完全に腸から消化吸収できないまま、血液にのって全身をまわることである。
分子の粗い状態だから腸壁を傷つけ、腎臓での濾過も思うようにいかない。
腸内にはガスが溜まり、それが肝臓にも負担をかける。
医学博士は提唱した「腸管造血説」ですが、あくまでも説です。
赤血球は骨髄で作られます。
骨髄ではほとんどの血球成分が作られるからです。
毎日赤血球は約2000億個作られています。
骨髄では、ほとんどの血球成分が作られています(ただし、リンパ球のT細胞のみ胸腺で作られる)。ちなみに、液体成分である血漿は肝臓で合成されています。赤ちゃんの場合、すべての骨の骨髄で作られますが、大人になると胸骨、脊椎(せきつい)、肋骨、骨盤などの限られた場所でしか作られなくなります。
骨髄には約1兆個の細胞が存在していると言われていますが、その中で赤血球は約2,000億個、白血球は約1,000億個、血小板は約1億個が毎日作られています。
少し長くなってきたので、続けます