糖質制限食 栄養のあれこれ

糖質制限食や栄養に関する事について、管理栄養士・登録販売者の視点で考えていきます。

健康食品って使っていますか?

皆さん、こんにちは。
今回は健康食品についてです。
 
健康食品も種類があって、多くの方が使っているものだと思います。
今年1月に発表された資料では、

2018年度の健康食品市場規模はメーカー出荷金額ベースで、8,614億3,000万円(前年度比1.9%増)、2019年度は8,675億円(同0.7%増)を見込む。

 

とあるほど、大きな市場となっています。
健康食品と聞いて、
 
「これを摂る事で自分が健康になれる」
 
「自分を理想の姿に変える事が出来る」
 
というようなイメージを持っている方は多いと思いますが、現在利用されている方へ質問ですが、実感出来ていますか?
 
このようなイメージを刺激して、色々な商品が販売されています。
当然、そのイメージや利用者の声(口コミ)やタレントを起用したイメージ戦略をきっかけに購入するような場合もあると思います。
そのような商品を手にして、皆さんは実感出来ていますか?
 
私は、ハッキリといいますが健康食品を信用していません。
どうせ身体に取り入れるのであれば、ビタミン剤のような医薬品を服用する方がまだマシだと考えます。
 
そもそも健康食品は「食品」です。
もっと言うと、
 
「健康そうなイメージ・健康に繋がるような食品を加工して濃縮したり色んなものを添加した「食品」」
 
です。
そして健康食品は食品であるため、医薬品のような厳しい検査項目はないので、ルールさえ守ればいろんな「加工食品」を販売する事が出来ます。
 
以前にも加工食h・・いえ、健康食品の事を取り上げました。
他にもありますが、気になる方は「健康食品」でブログ内検索をして下さい。
 
食品を加工したものの寄せ集めというイメージです。
栄養価についても加工しまくっているので、当初よりはかなり減少しています。
そして成分保証もしなくて良いです。
これで本当に自身の身体を変える事が出来るのか?と、甚だ疑問があります。
メリットをいうのであれば「プラシーボ効果」はあると思います。
ですが、食品なのでそこまで急激に変化は与えないでしょうし、実感出来なかったと問い合わせをしても
「もう少し続けてみて下さい」
「他の生活習慣によっても左右されます」
とか、もっともらしい案内でけむに巻かれるだけです。
 
そんな実感出来ないものを、継続して摂取している人を見ると、目的があるのであれば良いのですが、継続して摂取していて大丈夫なのかなと疑問視してしまいます。
 
で、健康食品業界にもルールがあるという話をしました。
特定商取引法」「景品表示法」というルールです。
医薬品ではなく、あくまでも「食品」であるため、医薬品のように効能・効果を表示する事は出来ません。
それを簡単に破っている業者の多い事多い事。
 
次回はそこに触れていきます。
 
ちょっと短めですが、ここまで。