糖質制限食 栄養のあれこれ

糖質制限食や栄養に関する事について、管理栄養士・登録販売者の視点で考えていきます。

プロテインや健康食品に対して、盲信的に信頼を抱いていませんか?

突然ですが、質問です。
 
・高濃度の成長ホルモンを使って育てられた家畜
・高濃度の農薬を使われて育った食物
・遺伝子組み換えを行われた食物
 
こういった言葉を聞いて、皆さんはどのようなイメージを抱くでしょうか?
ポジティブなイメージでしょうか?
ネガティブなイメージでしょうか?
多くは後者であると思いますし、私も同感です。
 
上記のように育成される目的は、可能な限り出荷までの期間を短くし高回転で大量に市場に送り出すためです。
安価ではありますが、大量に育成・収穫できる可能性が高く都合が良いため、作り手も減る事は無いと感じています。
 
前回話しましたが、
「企業も商売だからお金儲けのために使う原料は選別するよね」
という所につなげるとどうなるでしょうか?

大豆やトウモロコシ他には「遺伝子組み換え」が行われているものもあります。
で、それが分かるように表記の方もされているのですが、表示義務がないものもあります。
 
① 組み換えDNA、およびそれによって生成したたんぱく質が残らないものには表示義務がない
組み換えた遺伝子や、その遺伝子がつくりだしたたん白質が、食品の中に残っていれば、検査でそれが検出できる。
ところが、油や醤油などの場合は、それが残らないので、検査をしても材料が遺伝子組み換えかどうかがわからない。
そういうものには表示義務がない
遺伝子組み換えの餌を食べて育った家畜の肉や卵・牛乳・乳製品などの畜産品や、油、醤油、液糖、水飴、コーンフレークなどには表示義務がない

② 「主な原材料(原材料の重量に占める割合が上位3番目以内で、しかも原材料に占める重量の割合が5%以上)」にしか表示義務がない
たとえば、コーンスターチ(とうもろこしのでんぷん)には基本的に表示義務があるが、分量が少しであれば、遺伝子組換えであることが表示されない場合もある
③ 5%以下の意図せぬ混入には表示義務がない

 

大豆をメインとしている「ソイプロテイン」はどうなのでしょうか?
当然原料の大部分に大豆を使っているのですが、「遺伝子組み換え」についての表記があるものと無いものがあります。
「遺伝子組み換えでない」という表記が無ければ、「遺伝子組み換え大豆」を使っているという事になります。
どのように表記されているかは、下記リンクの通販サイトのページで確認ください

my-best.com

せっかく摂取するのであれば、この「遺伝子組み換えでない」と明記されているものを選択する方が良いのかなと感じます。

それでは「牛乳」を原料とするものはその影響を受けないかというと、当然ですが、そんな事はありません。
「大豆」の時よりもヤバい可能性もあります。
 
その点については、次回にします。
少し短いですが、今回は、ここまで。