糖質制限食 栄養のあれこれ

糖質制限食や栄養に関する事について、管理栄養士・登録販売者の視点で考えていきます。

朝から牛丼を食べていると周囲に漏らしたら

月に一回くらいのペースですが、私は牛丼屋に行きます。
そこで注文するのは決まっていて「牛丼並盛・生卵・鮭」を食べます。
タンパク質を多めに摂る事を意識しています。
いつかは生卵を2個にしようかなと思っているくらいです。
 
そんな私ですが、某仕事に勤務中、ちょくちょく牛丼屋を利用していました。
仕事のスタートも早かったので、朝食を作るのが面倒くさい時や時間が無い時に利用していました。
その時は「牛丼大盛・生卵」を食べていました。
そんな話をすると「よく朝から牛丼食べる事が出来ますね?」という声をよく聞きました。
しかも私よりも若い年代の人たちがそういう訳です。
私は不思議でした。
逆に「何で朝から牛丼を食べれないの?」と質問するくらいでした。
 
答えはだいたい「朝から肉は重いでしょう」というものですが、よく分からない理由です。
朝からご飯(米)を食べないのでしょうか?
ご飯に生卵をかけて食べたりしないのでしょうか?
油たっぷりではなく牛肉を甘く煮込んだものがトッピングされているだけです。
肉も魚も卵も動物性たんぱく質です。
植物性たんぱく質しかとらないという決まりがあるのでしょうか?
ウインナーとかベーコンとかは食べないのでしょうか?
からしっかり食べようという話が一般的なのに、なぜ牛丼で一気にかき込むのではダメなのでしょうか?
おにぎりでも「鮭」や「ツナマヨ」があり、それを食べても何の違和感も無いようですが、牛丼ではダメなのでしょうか?
ただ単に「イメージ」で捕えているのではないかと感じます。
「牛丼は昼や夜に食べるもの」というイメージです。
私にはそんなものはありません。
 
引用しているサイトでも朝食で勧めている動物性タンパク質は「卵・魚」でした。
何故、肉ではダメなんでしょうかね??
「避けるべき」食材の中には、「脂っこい炒め物」というタイトルの名のベーコン・ソーセージといった加工品は避けるという話をしています。
 
これには賛成です。
私自身も、これらの食材を食べると気分が悪くなってきます。
ですが、牛肉・豚肉・鶏肉を炒めて食べても気分は悪くならないし栄養も多く含まれています。
油の摂取も、人間にとっては必要です。
ここではベーコンやソーセージといった加工肉はダメだとしていますが、だったら炒めなくてボイルしたら良いとするのでしょうか?
私はボイルをしても気分が悪くなります。
加工肉を食べ続けるとコンディションが悪くなるという事に関しては賛成ですが、それを肉を食べたらNGというように持っていくのには反対です。
 
以前から話をしていますが、人間の身体というのは大部分の水分と脂質とたんぱく質、そして微量のミネラル、さらに極わずかの糖質で出来ています。
それぞれの部分は、それぞれのもので補う(ターンオーバーする)事が出来るようになります。
脂質部分だったら脂質が必要ですし、たんぱく質部分であればたんぱく質が必要です。
それがうまくいくからターンオーバーが正常に働き、肌や髪・爪といった生命維持から遠く離れた部分にも栄養が行き渡り、綺麗な見た目を得る事が出来る訳です。
 
にも拘らず、糖質たっぷりのパンや玄米や果物と言ったものが「朝食にいい食べ物」として勧められています。
 
とても奇妙に感じます。
 
朝食を食べようと勧める人たちは、口をそろえて「朝、しっかり食べる方が良い」「朝起きてからエネルギーが空っぽだから補給しないとダメ」という話をしてきます。
だったら、身体の構成を多く占めるものから食べるのが人間にとっては理想的ではないかと考える訳です。
忙しいのであれば、バターを2~3切れ食べたら、高カロリーですし脂質により腹持ちも良くなりますし、とても手軽です。
栄養たっぷりというのであれば、レバーを炒めたらほぼ全ての栄養素を補う事が出来ます。
ビタミンCでさえ補給できるのが、レバーの良い所です。
必ずしも糖質で補う必要は無いという考えを持っています。
なぜそこまでして「穀類」を勧めるのでしょうか?
不思議でなりません。
 
今回で終わりにしようと考えていましたが、シリアルについて話をしたくなったので、次回にしたいと思います。
 
少し短いですが、今回はここまで。