糖質制限食 栄養のあれこれ

糖質制限食や栄養に関する事について、管理栄養士・登録販売者の視点で考えていきます。

血液型ダイエットの分類について

そもそもですが、血液型の区別は何をもってされているのでしょうか?
ABO血液型
赤血球の表面にある血液型の物質を“抗原”とよび、血清の中にある赤血球と反応する物質を“抗体”とよびます。
ABO血液型では、赤血球(抗原)の検査と血清(抗体)の検査を行って、血液型をA型、B型、O型、AB型の4種類に分類します。
赤血球上にA型はA抗原、B型はB抗原、AB型はA抗原とB抗原がありますが、O型にはどちらの抗原もありません。一方、血清中にA型は抗B、B型は抗A、O型は抗Aと抗Bの抗体を持ちますが、AB型はどちらの抗体も持ちません(表1)。
こうした抗原と抗体の組合せから、たとえばA型の患者さんにB型の赤血球を輸血すると、A型の患者さんが持つ抗Bが輸血した赤血球のB抗原を攻撃(赤血球を破壊)して、重い副作用が起こります。
したがって、輸血は同じABO血液型で行うことが大原則となります。
Rh血液
Rh血液型には数多くの抗原がありますが、D抗原がある場合をRh陽性(Rhプラス)、D抗原がない場合をRh陰性(Rhマイナス)と呼びます。
Rh血液型も輸血をするうえで非常に重要な血液型であり、ABO血液型と同様に同じRh血液型で輸血を行うことが大原則となります。
なお、日本人のRhマイナスの頻度は0.5%と低いですが、白人では15%と人種により大きな違いがあります。

 

この抗原と抗体が何に反応するかによって、決められていくという感じです。

これだけで何が変わるのでしょうか?
 
食生活と共に人体に変化が起きるという可能性は当然あると思います。
狩猟から農耕に変化したら、生活はガラリと変わります。
今まで肉ばっかり食べていたのが、植物性の割合が大きくなっていくわけです。
現代でも糖質依存から脂質依存にエネルギーが変化する際にも、人ややり方によっては体調不良になったりもするわけです。
それは分かるのですが、O型・A型・B型の変化は分からなくもないのですが、AB型だけふんわりしていますね。
何がきっかけでAB型が生まれたのでしょうか?
著書には記載があるのかもしれないのですが、読んでないのでわかりません。
一説では、

東洋のB型騎馬民族
ヨーロッパへ進出し、
A型と混じりあった結果、
AB型が誕生したとも言われています。

 

と解説がありますが、弱いと思いますね。
そうなのかもしれないですし、ゴリ押しな理論なのかもしれません。
だって、その年代よりも前に人類は色んな所に移動をしていたわけですから。
AB型が出現したのは千年から2千年前程度ですが、そのころにならないと移動をしないというのは少し変ではないかと感じます。
 
別のサイトでは、この血液型ダイエットに大きな影響をあたえているのが、、レクチンだそうです。
あらゆる食べ物の中には「レクチン」と呼ばれるタンパク質が含まれているのですが、このレクチンが血液型によって合わないことがあるそうです!
身体の細胞を活性化させたり、有害な細菌やウイルスの増殖を防いだりしてくれるレクチンですが、レクチンが合わない血液型が摂取すると、血液中の糖と結合して血液がドロドロになり、体調を崩したり痩せにくくなったりしてしまうといわれています。

 


唐突にレクチンという言葉が出てきたのですが、それは博士の著書にもあるのでしょうか?
他のサイトでこのレクチンに触れている所はほとんどないのですが・・・。
 
レクチンに関しては話し出すと長くなるので別の機会にしますが、それが身体に影響を与えるというのは、肯定できると考えています。
ただ、血液型に合わないとか、血液中の糖と結びつくとか、血液がドロドロになるというのは、レクチンだけの影響ではないと考えます。
 
ちょっと中途半端ですが、次回に回します。
次は、それぞれで勧められたり控えた方が良いとする食材についてです。