糖質制限食 栄養のあれこれ

糖質制限食や栄養に関する事について、管理栄養士・登録販売者の視点で考えていきます。

血液型ダイエットというものがあるそうですね

キッカケは某サイトで見つけました。
皆さんは血液型ダイエットというのはご存知でしょうか?
血液型ダイエットとは、その名の通り自分の血液型別に見るダイエット方法のことです。
血液型による体質の違いを利用したもので、“血液型食事法”とも呼ばれ、アメリカの自然療法医、ピーター・J・ダダモ博士によって提唱されたそうです。
大人気モデルのミランダ・カーさんも、実は血液型ダイエットの経験者なんだとか!
血液型ダイエットによって、出産で17キロ太った体重をわずか2ヶ月で17キロ減らし、ランウェイに復帰したといわれています。

 

ミランダ・カーって色んな所に出て来るなぁと、ちょっと笑ってしまいました。
ダイエット業界でのマスコット的な感じもしますね。
こないだは甘酒を口につけるだけのCMが流れていたのを見かけました。
いったいどれだけのダイエットに手を出しているのでしょうか?
今度調べてみようかな?

さて、それはともかく。
血液型には歴史があるので、それに準じた食事をするとダイエットをする事が出来るというような話のようで、米国の自然療法医ピーター・J・ダダモ博士という人が発表した内容です。
O型【最も古い血液型】
紀元前4万年ごろにクロマニョン人が現われ、地上で最も危険な捕食者として食物連鎖の最上位に君臨するに至る。
そのころの人類は全てO型。そして現代でもO型の人間は当時の狩猟生活の名残をその消化器官、免疫系に残している。
そのためO型に適した食事は動物性たんぱく質すなわち肉で、農耕・牧畜社会形成後の食べ物である乳製品や穀類の消化は苦手。
具体的には魚介類、ヨード、レバー、赤身の肉などの動物性タンパク質が豊富な食品がダイエットにもおすすめ。
逆に小麦、とうもろこし、いんげん豆などの穀物、キャベツ、芽キャベツ、カリフラワーなどの野菜は体重を増やす働きがあるので避ける。
 
A型【農耕社会と共に誕生】
紀元前2万5千年から1万5千年頃、人類は牧畜と農業を発達させることになる。
そのため以前の獲物を追って転々とする生活から定住生活へ、また肉中心の食事から穀物や農産物を多く食べるようになりより現代人に近い食生活をするに至る。
その時期に適応して生まれたのがA型である。
したがってA型はO型と全く正反対の食事適正を持ち、肉、乳製品は極力避け、野菜や穀物を多く摂ると良い。
特に大豆製品、野菜、パイナップルなどはダイエットにおすすめ。

B型【ヒマラヤ生まれの遊牧民
紀元前1万年から1万5千年ごろ、農耕社会の発展により安定した食糧の供給が可能になると、人口は徐々に増加する。
やがて増えすぎた人類の一部は移動することとなりその過程で生まれたのがB型の人間である。
したがってB型の人間は移動に適した「遊牧」スタイルの食生活に基本的な適正を持っており、乳製品を中心に青菜、肉、卵、レバーなどを積極的に摂ると良い。
逆に避けるべきはとうもろこし、そば、小麦、ピーナッツなど。

AB型【最新の血液型】
定住したA型、移動したB型、やがて二つは再び出会うこととなる。
そして生まれたのがAB型の血液型である。AB型の歴史は千年ほどしかなく、最も新しい血液型。
A型とB型の特徴を受け継いでいる面と、受け継がなかった面があるので「複雑で不安定」な要素を持つ。
基本的にはA型、B型に向く食品はAB型にも向き、A型、B型に向かない食品はAB型にも向かない。
ただし例外も多い。
具体的には、豆腐、魚介類、乳製品、青菜、パイナップルなどを積極的に摂り、赤身の肉、赤いんげん豆、種子、とうもろこし、そば、小麦はできるだけ避ける。

 

彼の記事が少ないのでよく分かりませんが、1998年5月20日に集英社から販売された「ダダモ博士の血液型健康ダイエット」が最初の書籍ではないかと感じますが、どうでしょうか?
今から約20年も前の話ですね。
上記リンク先の最終更新日は2002年の1月です。
この頃は当糖質制限食の話題も無かったと思いますから、当時はこの情報に心躍らせた人もいたのかもしれませんね。
日本人は血液型占いとかも好きですし。
ちなみに私は占いなら占星術が好きです。
統計学は凄いぞ??
 
話が逸れてきました。
この内容について、触れていくのは次回にします。