糖質制限食 栄養のあれこれ

糖質制限食や栄養に関する事について、管理栄養士・登録販売者の視点で考えていきます。

チーズが持つ糖質について(記録)

今回は、私の疲労骨折治療のため食事療法を行なっていますが、その過程での気付きについての話です。

trdschoolmm99.hatenablog.com

 

 

でも話をしましたが、左膝の疲労骨折により食事療法を行なっています。

その時に必要な栄養素として、

たんぱく質  特にコラーゲンを作り出す必要がある
カルシウム  骨密度増加のために必要
ビタミンB群 たんぱく質代謝に必要
ビタミンC  コラーゲンを作り出す手助けとなる
ビタミンD  カルシウム吸収力増
ビタミンK  カルシウム吸収力増

を挙げました。
もちろんマグネシウムといった他の栄養素も必要となりますが、より意識して摂るのが上記なのかなと考えています。

 

普段から糖質制限をしているのですが、結構緩やかなレベルで行っています。
緩やかと言っても、食事の時に米飯・パンが食卓に並ぶ事もないし、調味料として砂糖・みりんは家の中に存在すらしていないです。
たまに(月に1~2回)パスタを70g程度(乾麺の状態)茹でたりする程度です。
ただ、スーパーの総菜コーナーで、天ぷら・フライものを購入する機会はあるので、緩やかな糖質制限と表現しています。

 

糖質を取ると、血糖値が上昇します。
それにより、血液に粘度が生まれて循環が悪くなります。

私は早期治療を目的としているので、栄養をいくらとっても、血液循環が悪くなるような事をしたら、細胞のターンオーバーや栄養供給に遅れをもたらしそうなので、少し本腰を入れて糖質を避けていこうと考えました。

もちろん肝臓を始めとした体に悪影響を与えないため、断酒中です。

 

そのため、私の食卓には
肉・卵・魚といったたんぱく源
カルシウム摂取のためのしらす干し
ビタミンC摂取の葉物を中心とした野菜
ビタミンK・たんぱく質補充のための納豆

といったものが並んでいます。
調味料は、ほぼ塩コショウ(これが好きなので十分なのです)と数種の香辛料と醤油。
脂質として、オリーブ油・ごま油・バターを使っています。

 

そういった食材を使用していましたが、冷蔵庫の中も空っぽになったため、買い物に出かけました。

ビタミンCは野菜から取っていたものの、ビタミン剤も服用していました。
植物から摂取したいと思い、レモンを購入。
レモン果汁を購入しようか悩んだが、加熱処理したら栄養素も減少するので、レモンを選択しました。
果物も考えましたが、果糖による血糖値の上昇を避けたかったので、今回は見送りました。

新たに食材を購入し、ふと目についたのがチーズでした。
チーズを選ぶときは、値段はもちろん気にしますが、種類を一番気にします。
チーズにはプロセスチーズとナチュラルチーズがあります。
プロセスチーズには、添加物が多めに入っているので、私は基本ナチュラルチーズを選択しています。
ちなみに納豆についていくるタレも上記の理由から使わずにそのまま破棄しています。

それとチーズには豊富なカルシウム・たんぱく質かつ低糖質という特徴もあります。

カルシウム含有量(100gあたり)
チーズ   880mg(購入したチーズの成分表示の記載量)
しらす干し 220mg

糖質量 1.2g(100gあたり)

です。

これくらいなら許容範囲なので、購入し帰宅後早速調理に使いました。
だいたい80g程度だと思います。

すると、1時間も経たないうちに、もの凄く眠気に襲われました。

 

不思議でした。

一般的に糖質の多い食事をすると、血糖値の乱高下により眠気が誘発されます。
私も、まれにラーメンを食べたりしますが、食後は決まって眠くなります。
ですので、意識して眠らないといけない必要がある時は、逆に糖質を意識して摂取して、睡眠を導入する手助けにしています。
(その分、糖質を身体にため込むことにはなるのですが・・・。)

 

今回使用した食材は、
鶏レバー
しらすぼし
水菜

チーズ
でした。

糖質量は、全部で10g程度だと思います。

以前、チーズの入ってない同様の食材を食べた時は、眠くならないのに、今回は眠くなってしまいました。

調味料に糖質を大きく上げるものは当然入れていません。


ちなみにですが、チーズには糖質が含まれます。
乳製品なので、ラクトースが含まれているのですが、牛乳からチーズになる過程でかなり少なっているようです。
ラクトースが体質的に合わないと、有名な所では「乳糖不耐症」という、牛乳を飲んだらお腹がグルグルいいだす事になります。
私も体質として、ラクトースを摂ると眠くなるのかなと思って、その後チーズのみをその時の食事よりも多めに食べてみましたが、眠気は来ませんでした。

 

私の体質に問題があるのか?
たまたま疲労が重なっていて睡眠を身体が欲したのか?
思わぬ所に糖質を多く含む食材が存在したのか?


近々同じメニューを試して、再度検証してみます。