糖質制限食 栄養のあれこれ

糖質制限食や栄養に関する事について、管理栄養士・登録販売者の視点で考えていきます。

食生活で、味覚も変わる

まずは、お知らせから。

1月10日よりモニター募集を行なっています。

「TRDダイエットプログラム」

「お正月以降、お腹の肉が気になってきた・・・」
「色んなダイエットに挑戦してきたけど、何をしてもやせない」
というような方にピッタリのプログラムです。

ただ今、このブログをご覧の方にのみ募集を行っています。
募集人数は10名程度、期間は1月15日までです。
それ以降は、一般募集として参加者を募っていきます。
その際は、少し価格を上昇させようとも思っています。
現在抱えているお悩みを、安価で解決出来るチャンスです。

あなたの健康を維持向上出来るよう、精一杯お手伝いさせていただきます。

ぜひ、ご利用下さいませ。



前回は、油の質で大きく影響を与えるという話をしました。
どのような油を身体に取り入れる事で、身体を良くも悪くも変化させるという内容でした。

 

今回は、糖質制限食を実践している方の話です。
糖質制限食を実践すると、味覚が変わるようです。
日本酒すら、甘すぎて飲むのがつらいとまで変わってしまうようです。

私自身は、そこまで強くはなく、緩やかなものを行なっています。
普段から甘い物を食べる事は、ほぼありません。
お酒を飲んでも、甘いと感じる程敏感ではありません。
でも、普段から糖質を避けるような食生活をしていると、このように変化していくものなのだと興味深いです。
その視点から見ると、世の中に糖質というものが溢れかえっているのだなという事を、改めて感じさせてくれます。

 

少し話は変わりますが、先日、ある番組を見ました。

「ダイエットで糖質制限を進めるかどうか?」

という内容で、YES・NOを提示して、それぞれの立場から持論を述べるような内容です。
その内容も面白かったのですが、一番興味を持ったのが、どういうポジションの人がYESやNOを選択したか?という部分です。

 

多くの職種に聞き取りをしていました。
医師・看護師・薬剤師・管理栄養士・インストラクター・ジムトレーナー・ヨガ指導者等々
試みとしては面白いものでした。
それぞれでYES・NOを選択していましたが、管理栄養士はNOを選択する割合が多かったそうです。

 

これは、興味深いデータです。
現在は、カロリーコントロールが主流なのは知っています。
それに反するから、これ以外の事は支持できないのかもしれません。
また、管理栄養士独断では療養食の方針を変更できませんから、医師の判断にも大きな影響を受ける事も知っています。

ですが、この「NOを選択した管理栄養士」は、糖質制限食を自分で実践したことがあるのでしょうか?
何も体験をしようともせず、机上の判断だけで「NO」というのであれば、管理栄養士どころか、栄養士として、いかがなものかと感じてしまいます。
患者・対象者の状態が良くなる可能性があるのであれば、試してみようと思うのが役割であり、当然なのではないでしょうか?

患者に大きな影響を与える「食」を担っているにも関わらず、自身が変わろうと思わなければ、相手を変える事は出来ません。

 

私の知り合いにもいました。
管理栄養士として病院に勤務していました。
肥満で悩む患者から、

 

「(設定されたカロリー以上に)もっと食べたいけど、どうしたらいいですか?」
と問われました。

 

「キノコ類や、サラダを食べるしかないですね。」
迷いも無く答えていました。
それ以外は?と聞かれたら、「うーん・・」と言葉を出せずにいました。

立場上、何も話す事は出来なかったので黙っていましたが、私だったらそんな事は言いません。

 

条件付きですが、「お腹が空いたら寝る前でも食べてもいいよ」と言います。

 

 

 

 

 



この返答を聞いてどう思うでしょうか?

 

 

 

 



「寝る前に食べたら、太っちゃうじゃん」

 

 

 

と否定的にとりますか?

 

 

 

 


「条件付きって、どんな条件ですか?」

という所に興味を持ちますか?




もし、管理栄養士・栄養士が前者の反応を示したのであれば、少し危険かもしれません。

管理栄養士・栄養士の勉強不足を嘆いている医師もいますが、その気持ちが少しわかったような気がします。