糖質制限食 栄養のあれこれ

糖質制限食や栄養に関する事について、管理栄養士・登録販売者の視点で考えていきます。

どうすれば血液サラサラになるのか?

今回は、血液の粘度についてです。

 

血液の話をしだすと、結構範囲が広がる(文が長くなる)ので、今回は導入部分のような感じで話していきます。

 

「血液がサラサラである方がいい」

 

という意見に対し、反対の意思を表明する人は、少ないと思います。

きっかけは、2000年にある番組で、「血液がサラサラだと、健康になれる」という内容をあつかった事が始まりのようです。

その内容の詳細までは調べてないですが、今に広がっている考え方の基礎知識のような感じになっているのではないかと思いますが、どうでしょうか?

 

血液は、血管を伝わって体のすみずみに栄養分や酸素を送り、不要な老廃物や二酸化炭素を除去する働きをしています。

血液が体内をスムーズに流れている状態を「サラサラ」 といいい、ストレスや疲れなどで水分が足りず、血液が流れにくくなっている状態を「ドロドロ」と呼んでいると思います。

血液がスムーズに流れている状態では、栄養分の吸収や老廃物の除去がスムーズに行われているので、新陳代謝が活発になり疲労回復や美肌など体の至る所に影響を及ぼしていくと考えられています。


私が調理現場で仕事をしていたころ、包丁を研いでいた時に慌ててしまい、左人差し指の先端部分を包丁で切ってしまいました。
傷口は、2cm近かった事もあり、結構出血したので(少し立ち眩みもしてしまいました。)、止血のために指の根本部分をゴムで縛っていました。

急いで病院に駆けつけ、傷口の洗浄となった時に止血のためのゴムを外したら、当然勢いよく出血しだしました。

その血液を見て、看護師が質問してきました。

 

「血液をサラサラにするような薬をのんでますか?」

 

その瞬間は質問の意図が分かりませんでしたので、素直にのんでないと答えて終わりました。

でも、よくよく考えるとこれが糖質制限の効果なのかなと思えました。

その当時の食事はというと、糖質制限を実施していました。

 

導入の仕方は、
米飯とタンパク質多めの食事
米飯昼夕のみと、タンパク質と量が多めの食事
米飯昼のみと、タンパク質と量が多めの食事と捕食(タンパク質と糖質中心)
米飯無しと、たんぱく質・脂質多めの食事と捕食(タンパク質と糖質中心)
という感じの順番を経ていました。
当時は4番目の段階に進んでいました。

このころには米袋を購入する事もなくなり、何かの時のレンジで温める長期保存できるタイプを常備していました。
たまにはパスタやうどんも食べるけれど、基本は肉・魚・野菜を調理して、モリモリ食べるという食生活でした。

 

ちなみに朝食は固定していて、納豆1P、卵1個、めかぶ1P、オリーブ油大匙1くらい、醤油少々をまぜて食べるといった感じでした。
物足りないと感じたら、みそ汁をつくっていました。

 

血液がドロドロする一番の原因は、血糖値の上昇と高値が維持する事です。

これにより血液がドロドロするという考えを持っています。
(この内容については、後日詳しく話したいと思っています。)

 

この出来事により、その考えを確信に近づけることが出来たので、嬉しく思えました。

なぜなら、数多くの患者の血液をみている看護師が、血液だけを見て、薬を服用している患者の血液と同じくらい血液がサラサラしていると感じたからこその発言に他ならないからです。

私は特に運動をしている訳でもなく、(休日も管理栄養士の試験勉強ばかりであり、移動も車を使う場合がほとんど)特に意識をしていることはなかったです。

特にサプリメントを摂取する事もありませんでした。

ただ、糖質摂取を控える食生活をしていただけです。

こういう効果も生まれるのかと、新しい発見でテンションが上がってしまいました。

 

まさに怪我の功名。

指を縫合されながらもニヤニヤしていたので、看護師にけげんな表情をされてしまったのは秘密です。