まずルールありきのはずなのだが
粗食 = 健康
という「イメージ」はあります。
ある視点からみれば成り立ちますし、別の視点からみれば成り立たないとも思います。
それは、色んな事に言えると思います。
現在のカロリー食で、肯定・否定はあります。
もちろん、糖質制限食でも同様です。
そのために、定義・ルールは必要です。
そうでなければ、「これがカロリー制限食です。」「これが糖質制限食です。」と表現出来ないからです。
何を基準にしているのかをハッキリさせなければ、比較検討すら出来ません。
で、前回の抜粋した記事に触れていきます。
その中では、
粗食とは読んで字のごとく「質素な食事」のこと。
基本はごはん(玄米や雑穀)に味噌汁、少量のおかず、といった“一汁一菜とごはん”が基本ですが、
明確なルールはありません。
昔の日本人が食べていた一般的な食事内容です。
と冒頭から表現していますが、めちゃくちゃです。
明確な定義は無いが、「粗食は健康!ダイエットにも向きますよ!」と主張しているわけです。
何を根拠に発言しているのでしょうか?
昔とは、いつの時代の事を指しているのでしょうか?
また、日本人が食べていたとも言いますが、地方によって大きく気候も変わります。
北海道・関東・関西・九州・四国
これだけでも、大きな文化の違いも生まれています。
九州の中でも、南と北では大きく食文化は異なります。
当然、農村部と漁村部とでも食習慣は異なります。
どこからみての「一般的」なのでしょうか?
ザックリし過ぎです。
さらに、粗食とは「粗末な食事」を指します。
辞書にも載っています。
粗末と質素は別であると思いますが、「読んで字のごとく」と表現しているが、その意味をご存知なのでしょうか?
辞書にあった部分を貼り付けておきます。
粗食《名・ス自》粗末な食物しかとらないこと。そういう食事。
質素[名・形動]
1 飾りけがないこと。
質朴なこと。
また、そのさま。
「質素な身なり」
2 生活などがぜいたくでなく、つつましくて倹約なこと。
また、そのさま。
「質素に暮らす」[派生]しっそさ[名]
昔のそれにならうことで、低カロリーで健康的な食生活になる、と考えるのが粗食ダイエットの基本。
必然的に和食メニューが中心となります。
食品添加物もできるだけ避けるようにしてみると、なおよいでしょう。
昔の「それ」とは、一般的な食事内容を指すと思いますが、ツッコミたいですが置いておきます。
「低カロリーで健康的な食生活になる」
とありますが、本当ですか?
低カロリー = 健康
なのですか?
低カロリーとは、どれくらいのカロリーを言うのでしょうか?
低カロリーでも、最低限のカロリーは摂取しないといけないと思います。
カロリーを下げたら健康というのは、「普段からカロリーを摂り過ぎている生活をしているのが前提」だと思いますが、どうなのでしょうか?
摂り過ぎなカロリーとは、どれくらいの数値なのでしょうか?
カロリーばかりに目を向ける書き方をしているにもかかわらず基準が明確ではありません。
「必然的に和食メニューになる」との事ですが、ご飯とみそ汁という献立設定しかなければ、和食と主張しやすいと感じます。
ご飯とみそ汁を食べないと、粗食(質素?)という定義にあてはまらないのでしょうか?
先にも触れましたが、昔がいつの事だというのをハッキリさせていないので、議論するのは難しいですね。
少し飛ばして、粗食ダイエット中の間食の話に触れます。
どうしても我慢ができないときは間食してもOK!
そのときは、サツマイモなどの栄養価が高く、自然な甘みがあるおやつをチョイスしましょう。
食事のバランスや量が適切であれば、ちょっとした息抜きがあった方がダイエットは長続きします。
ただし、ケーキやポテトチップスは避けましょう。
砂糖や食品添加物などを使用していないものをとることを心がけてください。
間食はOKとは話していますが、条件が厳しそうな印象を受けます。
サツマイモなどの「栄養価が高く、自然な甘みがあるおやつ」をチョイスしましょう。とありますが、
何の栄養価が高いものなのでしょうか?
「自然な甘み」があるおやつなのか、「自然」かつ「甘味」があるおやつなのかで、意味合いが少し変わるかもしれません。
例としてサツマイモを挙げていますが、他にどんなものがあるでしょうか?
ジャガイモ・人参・トマト・カボチャ・玉ねぎ
あとはフルーツ系でしょうか?
そもそも、栄養価が高い低いの基準がわからないので選出が難しいです。
そして、中段に記載されていますが、
「食事のバランスや量が適切であれば、ちょっとした息抜きがあった方がダイエットは長続きします。」
全くバランス・量を数値化していないにもかかわらず、このような表現をされてもわかりません。
あなたが言う「適切」を教えて欲しいものです。
長くなってきたのでここまでにしますが、こういった感じが、もうちょっと続きます。
ツッコミだらけで少し疲れてしまいますし、読者が離れないか?という不安で、少しドキドキもしています。