糖質制限食 栄養のあれこれ

糖質制限食や栄養に関する事について、管理栄養士・登録販売者の視点で考えていきます。

人間の身体は3タイプしかないんですか?

さて、マクロビについての所感を続けていきます。
 
以前に挙げたリストが、正解だとは思いませんが、一般論(イメージ?)として取り上げられている内容だと仮定して述べていきますので、ご了承下さい。
私も知識不足なのは否定しません。
 
さて、マクロビですが、「陽性」「陰性」「中庸」とタイプがあるそうです。
故・大森英櫻先生のお弟子さんである伊藤先生が、現在、日本でこの体質判断をきちんと見極める事ができる人はごく少数に限られるだろうと言っておられました。
事実、病気の手当の際など、それが陰性の症状か陽性の症状なのか、同じ様に見えて異なる症状があり、判断を間違うと大変な事になります。
まず基本は陰性過ぎても陽性過ぎても良くないということ。
中庸であることが大切です。
朝パッと起きられる、疲れない、食欲がある、毎日が楽しい、お通じがある・・・だと、中庸の状態と言えるようです。

 

これ以上は、リンク先を確認してみて下さい。
この記事は、2010年6月30日に投稿されているものです。
日本で、きちんと見極める事が出来る人は、ごく少数との事です。
それぐらい自分の状態を見極めるのが困難のようですが、マクロビを実践している人は、自分がどの状態というのを把握できているのでしょうか?
そして、自分が今「陽性だ」「中庸だ」「陰性だ」という境目の所は、どのように判断しているのでしょうか?
そもそもですが、「陽性の食事ばかりしていると・・・」という事ですが、どんな食事をどれくらいの期間や量を摂る事で陰性→陽性へと変わるのでしょうか?
平常時が中庸という事で、症状が出たら「〇性だ」と言っているだけなのでしょうか?
 
非常に分かりにくいですし、見極める人のさじ加減ではないかとも思えてしまいますが、違うんでしょうね。
細かいルールが多数あるにもかかわらず、少しカウンセリングをしただけで見極める事が出来るのでしょうか?
さらに、

事実、病気の手当の際など、それが陰性の症状か陽性の症状なのか、同じ様に見えて異なる症状があり、判断を間違うと大変な事になります。

 

というのであれば、より明確なルールが無ければ、「大変な事になる」と思うのですが、なぜそういった事を明確にして広めないのでしょうか?
情報弱者を生み出したいのでしょうか?
ルールがあり過ぎる事で、指導する側が「管理」をするために必要という事でしょうか?
よくわからないですね。
 
さて、先のリストの中で「鼻血」というキーワードが出ました。
ちょっと興味深いブログを見つけました。
こちらは、青魚やカレーや給食を食べると、息子が鼻血を出すというものです。
大森先生の本には、鼻血は、
「過食が原因。特にカロリー過多のときや、酸化するものを食べたときに起こる。アレルギー体質で起こることもある」
と 書いてあります。
ほぼ全てのおかずに 三温糖と 動物性たっぷりの給食は息子にとっては食べ過ぎ状態、カロリーありすぎなんだなと思いました
そして 今年になって 息子のアレルギー体質がわかりアレルギー体質も相まって 鼻血が出ることを確信しやっぱり 給食は合わないなと 思いました
そして 実際 給食を食べないと 全然、鼻血は出ません。

 とあります。

こちらでは、過食・カロリー過多・酸化するもの・アレルギー体質・三温糖と動物性たっぷりの給食に原因があるとしています。
 
で、こちらは、鼻血が「右から出るか?左から出るか?」で違うとしています。
左から出る鼻血は陰性。
主食のごはんをしっかり食べさせ、甘いものは厳禁。
ごま塩、梅干入り番茶や、しょうゆ番茶を飲ませる。
右の鼻血は陽性。
動物性食品を控え、食べる量を減らす。
夏野菜、果汁、きのこ類などを食べさせる。

 

昔からの日本の食生活を見直すだけで、放射線だけでなくいろいろなものからからだを守ることができます。
何よりも、食べると気力が沸いてくる。
お米の種に入っている生きる力がそのままからだに入ってくるからなのだろうかと、改めて感じることができたお話でした。

 

どちらにも共通している事は、糖質たっぷりの食事はして良いが、極力動物性食品を避ける事という所でしょうか?
植物性食品は全てを解決するような論調です。

忙しいときは、ごはんさえあればOK。
玄米は完全栄養食品。玄米ご飯にごま塩と梅干、味噌汁とぬか漬け。
これでよし!
宮沢賢治の世界ですね。
それを聞いたら、「そうだ、主食さえ間違わなければそれでいい」と再確認。

 

とても怖いまとめ方をしていますね。
思考停止しているような論調です。
再確認というか、刷り込みの強化ではないでしょうか?
玄米が完全栄養食品という考え方自体も怖いです。
この論調だと、健康を追求しているのか?マクロビという考え方を追求しているのか?優先順位がおかしくなっているように感じます。
 
2番目に紹介した記事では、鼻血が右からでるか、左から出るかで対応が異なるという事でしたが、両方から出た時はどうなんでしょうね。
 
「それは、喧嘩をして殴られたからだよ」
 
というようなジョーク(?)のひとつでも入っていたら、私はもっとこのブログの著者に興味を持ったと思いますね。
 
次は、マクロビと動物性たんぱくの話をしていきたいと思います。