朝食論のまとめ(仮)(後編)
朝食推進派
脳の栄養は糖質
便秘改善にも繋がる
体温を上げるものも必要だが、あくまでも糖質最優先
朝食食べたらブドウ糖により血糖値上昇し、一日の活力となるため重要
ファスティングダイエット
朝食(起床後数時間ごの食事)はしなくてもいいし、酵素ドリンクに置き換えても良い
食事の間を12時間から18時間空ける方がいい
酵素ドリンクを使えば、「安全に」ファスティングを行なえる
事前食や回復食には、基本糖質摂取が好ましく、身体にも優しい
特にファスティングダイエットの方は乱暴にまとめましたが、こんな感じでしょうか?
このように見ると、私の考え方がファスティングダイエット「寄り」である事が、何となくですが、理解出来るかもしれませんね。
ですが私は、糖質摂取は「基本的には」必要ないと考えています。
ただ、目的があれば摂取すればいいという考えを持っているだけで、私自身も糖質の多い食事をする事もあります。
食事間隔が長いほど、「ケトン体」が身体の中で生まれやすくなり、脂質燃焼・利用効率が上がるため、体脂肪を減らしやすくなります。
食事も、自身の都合に合わせれば良いだけなので、必ずしも3回摂らないといけないという推奨をしていないサイトも見かけます。(普段の食事としては推奨・提案しているものもありますが)
この点では賛成です。
ですが、酵素ドリンクには否定的です。
糖質を摂取しなければしないでいいほど、「ケトン体」がより作用しますので、「糖質たっぷり」の酵素ドリンクを飲んでしまうと、その働きが失われてしまいます。
回復食でも、「お粥のような消化に良い、身体に優しい、負担をかけない食事をしましょう」といったイメージで話をされても困りますし、この場合でも結局糖質を摂ることになるので、「ケトン体」の働きは、失われてしまいます。
せっかく「ケトン体」が働きやすい体質に変わろうとしているにもかかわらずです。
また、長期の飢餓状態から糖質を摂取すると、「リフィーディング症候群」の影響により、最悪死にも至ってしまうほど、糖質は身体に重大な負荷を与えます。
糖質を食べる事で、胃の動きが数秒止まるという話もよく聞きますね。
にもかかわらず、ファスティング空けの食事を、おかゆのような「糖質過多」の食事を与えるという事は、非常におかしいと感じますし、ファスティング中に「糖質たっぷり酵素ドリンク」を摂取して、ファスティングの効果を大きく出来るのか?というのは、甚だ疑問です。
これまでに、朝食推進派とファスティングの対立が起きていない理由を考えてきたのですが、根本的な部分から調べていくと、一つの共通点が生まれました。
朝食推進派も、ファスティングダイエットも、根本は「糖質摂取」を推奨している部分では、一致している事です。
これがあるため、「対糖質制限食」ほどの批判的な攻撃が行われないのではないのか?という事です。
ファスティングダイエットに対して、
「朝食は食べないとしても、数日だけでしょ?それ以外は食べているならまぁ、ええわ。」
「ファスティング中でも、糖質摂るんでしょ?回復食でお粥もたべるんでしょ?だったら大丈夫でしょう」
「基本は糖質を食べる食事が大事ですよね」
という様な印象を、朝食推進派に与えているから、あまり叩かれないのでしょうか?
そんな事を考えてしまいました。
もし、私の考え方でファスティングをするのだったら・・・・・。
- 普段から糖質を摂らない生活をして、この状態でさらにファスティングを行なう。
- ファスティング中も当然糖質を摂らない時間を過ごし、水分やミネラル分をしっかりと補っていく。
- 回復食でも、柔らかく煮込んだ鶏・豚・牛肉を少しずつ食べ、元の糖質制限食を開始していく。
という様にします。
私は食べるのが好きなのでファスティングの実践をしたいとは思わないですが・・・。
これであれば、私は大賛成です。
ぜひ、どなたか実践して、感想をいただきたいものです。(他力本願)
これで、長く続きましたが、一つの考え方の締めとしたいと思います。
また何かあれば、補足していきますので、(仮)としておきます。
以上です。
長かった~。