糖質制限食 栄養のあれこれ

糖質制限食や栄養に関する事について、管理栄養士・登録販売者の視点で考えていきます。

ファスティングダイエットの方法論について

ファスティングダイエットと言っても、色々と期間や状況により、方法論が変わってくるようです。

まぁ、そうなるとは思います。


ファスティングを行う間隔については、決まりはありません。
時々、ファスティングを行ったからといって一度で満足する方を見受けますが、 ファスティングダイエットは、定期的に継続して行う事で、効果が発揮されるものです。
このファスティングは、水だけの摂取ではなく、酵素ドリンクを使った、 酵素ファスティングにすると、より効果が期待できます。
ファスティングを行う頻度については、個人の無理の無い範囲で、というのもありますが、 一回の実施期間によっても変わってきます。


決まりが無いのかあるのかよくわからない論調ですが、繰り返した方がよいそうです。

半日ファスティングの場合
半日ファスティングは、朝食を酵素ドリンクにして、前日の夜から次の日の昼までの15時間程度を ファスティング期間にするというファスティング法です。

この場合、前日の夕食も通常の食事でOKですし、 次の日の昼食も、普段より少し軽めを心がける程度でOKなので、 別に復食期間をとる必要もありません。
そのため、気軽に行えるので、 週に一度、身体や、体重の調整などの為に、行ってもいいかと思います。

 


1日ファスティングの場合
1日ファスティングは名前の通り、24時間の間、つまり朝昼夜の3食分を、酵素ドリンクのみにして、 固形物を摂らないファスティング法です。
前日の準備期間と、ファスティングの次の日の復食期間とで、 最低3日間を要します。
そのため、週末を利用して行われる方が多いです。
一回のファスティングで3日間ですから、 毎週行うのはなかなか厳しいので、1ヶ月に一度程度がオススメです。

 


3日ファスティングの場合
一般的にファスティング期間が一番長いとされているのが 3日ファスティングです。
ファスティング期間自体が、3日間と長いので、前日の準備期間と 復食期間にも3日間を要します。
そのため、実質的に準備と復食期間を含め約1週間かかります。
毎月一週間を、ファスティングの期間にしてしまうと、 ストレスが溜まる原因にもなりかねません。
ですので、3日ファスティングの場合は体質を改善する意味も、 含めて2ヶ月に一度をオススメします。
これは、ファスティングで減った体重を定着させるには、一ヶ月ほどその体重を、 キープするのが、効果的だからでもあります。


あるサイトでは、上記のように解説がありました。

 

解説の要点をしっかり押さえているようで、よく分からないキーワードが散見されます。

皆さんも何気なく使われているかもしれませんが、「少し軽めを心がける」とは、どういう意味でしょうか?

 

基準が曖昧です。

カロリー?
総摂取重量?
特定の栄養素?
薄味?濃い味?
野菜量?
肉・魚といったたんぱく質の量?
脂質量?
穀類の量?

 

何を軽くするのでしょうか?

 

そして、「少し」とは、どれくらいの量でしょうか?

何、誰、を基準として、どれくらいの量を「少し」と表現しているのでしょうか?

 

また、

「朝食を酵素ドリンクにして、前日の夜から次の日の昼までの15時間程度を ファスティング期間にするというファスティング法」
「前日の夕食も通常の食事でOKですし、 次の日の昼食も、普段より少し軽めを心がける程度でOKなので、 別に復食期間をとる必要もありません。」

 

とありますが、これはただの「置き換えダイエット」ではないのでしょうか?

朝食を酵素ドリンクに変えるだけですから。

 

これをファスティングダイエットと呼んでいいのでしょうか?

それとも、ファスティングダイエットなのに、「置き換えダイエット」という名称が生まれたのでしょうか?

 

そもそも、これだけで、

 

気軽に行えるので、 週に一度、身体や、体重の調整などの為に、行ってもいいかと思います。

 

という「効果・結果」が期待出来たり、産みだす事が出来るのでしょうか?

簡単に、体重の調整が出来るのでしょうか?

どれくらいの調整が出来るのでしょうか?

「身体」の何を調整できるのでしょうか?

 

甚だ疑問です。


追記ですが、サイトの下の方には「おススメ酵素ドリンク」と紹介ページがあって、そこからどんな成分なのかな?と思って商品をクリックしたら、「クレジット会社のキャッシング人気ランキング」のリンクへ飛んだので、かなりレベルの高いジョークなのかな?と思ってしまいました。

このサイトの作成日をみたら、2012年のものでした。

他の新しめのサイトに、次回は触れたいと思います。

 

続きます。