糖質制限食 栄養のあれこれ

糖質制限食や栄養に関する事について、管理栄養士・登録販売者の視点で考えていきます。

IBS患者様向け 食事療法サービスモニター募集の途中結果

皆さん、こんにちは。
今回は、今年3月末からスタートしたモニター募集の途中結果の報告をさせていただきます。
 
今回の募集目標は10名でした。
これまでに6名の方に参加していただけました。
告知や広報範囲が少なく、にも拘らず、声を上げていただいたというのは、とてもありがたい話でした。
その中で許可を頂けた人を中心に、案内できる範囲内で話をしていきたいと思います。

参加期間
・約3週間 1名
・約2週間 3名
・話のみ  1名
・非公表希望1名
 
このモニター募集は、
「好きなタイミングで辞めてもいい」
という事を前提に話を進めています。
できれば続けて欲しいという方もいらっしゃいましたが、諸事情により中断となりました。
 
次の質問。
「モニター参加して、改善を実感出来たのは何時頃か?」
開始して2日後 2名
開始して3日後 2名
 
根拠に基づき予想をしていましたが、これまでどんな方法を行っても「よく分からない」とか、「実感できない」という方法論を選択していたそうです。
これらの人は、病院で勧められた方法・ネットや書籍で探し出した方法・「FODMAP食」、これらのような方法を実践し、効果を実感出来なかったという人ばかりでした。
スタートする前に話をしても半信半疑(ほとんど疑っていた人もいました)でしたが、実践して、ビックリしていました。
いかに、これまで教えられていた「身体に良いとされる食事」を行なう事で、身体に負荷をかけていたというのが分かる結果となりました。
 
続いての質問。
「この食事方法を実践して、どうでしたか?」
・以前より気にならなくなった 2名
・少し面倒          1名
・他の方法を試したい     1名
 
これは、モニター参加終了時に行った質問です。
実践してみた感想を聞かせてもらったのですが、体調は改善を実感出来、それを継続出来ていたので、それについては、ある程度の満足を頂けたようでした。
人間の身体が変化するのに、だいたい2週間から1カ月かかります。
勿論早ければ2~3日で変わる事も出来ますし、2~3か月かかったり、半年以上かかる場合もあります。
改善の幅が大きければ、精神的な余裕も生まれるため、多少のストレスを受けてもお腹の不調を感じにくくなり、平気になりやすくなります。
その実感を得られる事で、初めて精神的にも克服する事が出来やすくなります。
私は、これを「成功体験」と称していますが、これが小さな事でも積み重なって、大きくなっていけば、ある程度の事に耐えられるような精神であり、肉体を手に入れる事が出来るようになっていきます。
その実現のためにも、モニター募集で1カ月という期間を提示しているのですが、なかなか継続と言いますか、修了する事が出来ていない現状です。
 
モニター参加して改善した体の不調
・お腹のハリ
・下痢
・便秘
・冷え症
胃もたれ逆流性食道炎
・肌荒れ
・足の攣り
・顔(瞼付近)の攣り
 
このモニター参加者に共通したのですが、一番最初に改善を実感できたのは、「お腹のハリ」です。
あるサイトでは、「一番改善が難しい」とされるのが、この「お腹のハリ」のようですが、それを一番に改善を実感出来るというのは、とても素晴らしい事だと受け止めています。
約3週間実践していただいた方は、開始前はとても苦しんでいて動けなくなるほどという話をしていましたが、ほとんど感じなくなるまで劇的に変化する事が出来ました。
その一番の悩みが小さくなり、自身の中での許容範囲となったため終了するという事だったのですが、私としては、もう少し継続して欲しいと思っています。
感じなくなってからがスタートとなる部分もあるからです。
この理由については、まだ検証が進んでないため言えないのですが、身体を変化させ、好きなものを食べても身体に不調を与えないというレベルには達していなかったからです。