糖質制限食 栄養のあれこれ

糖質制限食や栄養に関する事について、管理栄養士・登録販売者の視点で考えていきます。

「ダイエット」と「ボディメイク」は同じか?別か?

前回の続きです。

皆さんは、「ダイエット」と「ボディメイク」にどのような印象を持っているでしょうか?

ダイエットを①、ボディメイクを②とします。
a.①と②は同義(①=②)
b.②は①の中に含まれている(①≧②)
c.①は②の中に含まれている(①≦②)
d.①と②は別物(①≠②)

皆さんは、上記の4つだったら、どれだと考えますか?どのように考えますか?


という話を、前回行ないました。

皆さんは、どう感じたでしょうか?

正味な話、考え方・スタンスによって大きく変わると感じます。

 

私は、上記の4つであれば、

dをベースに考えます。

そして、状況・個人差によって、bやcでのアプローチも行なう

という感じです。

 

私がベースにしている考え方ですが、

「ダイエット」・・・健康を追求するもの

「ボディメイク」」・・・数字を追求するもの

というものです。

 

健康は日常に溶け込んでいるものだと考えます。

ボディメイクは、健康を度外視してでも、数字という結果を追求していくものだと考えます。

 

カロリー制限食での例ですが、普段、摂取カロリーを2200㎉としている人が、「ダイエット開始~」と、摂取カロリーを1300㎉にするとします。

 

ほとんどの人が続かないと思います。

 

また、「ウエストを5㎝細くするんだ」「足を細くするんだ」「体脂肪を〇%にするんだ」という目標を立てるとします。

ほとんどの人は、カロリー制限をしながら筋トレに励みます。

 

ほとんどの人が続かないと思います。

 

その結果、「もう駄目だ。」「また失敗した。」と失敗体験を積み重ね、「ダイエットは難しい」「ダイエットは辛い」という刷り込みが行われていくという事になります。

 

あなたが行っているのは、本当に「ダイエット」なのでしょうか?「ボディメイク」に励んでないでしょうか?

知識の無い「ボディメイク」(「ダイエット」もですが・・・)は、非常に失敗するリスクが高いです。

 

上記の私がベースにして考えている内容を時間軸で言うのであれば、

「ダイエット」・・・長期継続するもの

「ボディメイク」・・・短期目標とするもの

と考えます。

「ボディメイク」を長期目標とするから失敗しやすいのです。


これをしっかりと区別しないまま話を進めると、間違いや勘違い、無駄な精神的努力を生み出しやすいです。

 

では、例として挙げたパーソナルトレーニング会社は、どのような使い方をしているのか?

ちょっと分析してみたいと思います。

 

少し栄養士らしい話をしているかな?

 

次回に続きます。