糖質制限食 栄養のあれこれ

糖質制限食や栄養に関する事について、管理栄養士・登録販売者の視点で考えていきます。

朝ごはんを食べるメリット

前回の続きです。

朝食を食べると、こんなに良い事があるよという主張をまとめたいと思います。

 

体温の上昇
朝ご飯を食べることで、睡眠中に下がってしまう体温を上昇させることができます。
そのため、朝から活動できるようになります。

仕事や勉強の集中力が上昇
脳のエネルギー源となるブドウ糖をとることができます。
このことから、朝ご飯を食べる習慣がある学生は、テストなどの正答率が高いという傾向があるといわれています。

体力や運動能力の上昇
運動やスポーツでも効果が期待されています。

肥満の傾向率が低い
太りたくないと朝ご飯を食べない方もいますが、実は朝ご飯を食べる習慣がある人のほうが肥満の傾向が低いといわれています。
ダイエットするにも、適度に朝ご飯を食べた方が効果的と考えられています。

排便習慣
朝ご飯を食べることで、腸を刺激し排便が促されます。


このように、朝ご飯を食べることで得られるさまざまなメリットがあります。
生活のリズムを整え生活習慣を改善したい方にも効果が期待されます。

 

 

 

・朝ご飯を抜くデメリット
朝ご飯を抜いてしまうことで生じるデメリットもあります。午前中にぼーっとしてしまったり、イライラしたり、集中力がなかったりするという方は、もしかすると朝ご飯を抜いていることが原因とも考えられます。

・脳のエネルギー不足
脳でのエネルギー源は主にブドウ糖といわれています。ブドウ糖は大量に貯蔵することができないため、すぐに不足しがちとされています。このため、なにも食べていない朝では、脳のエネルギーは不足しています。

・集中できない、イライラする
脳のエネルギーが不足してしまうと、記憶力や集中力にも影響を与えてしまいます。イライラするなどメンタル面でも影響があるとされています。

 

 

・前の晩の重い夕食と軽い朝食の組み合わせ

毎日残業で夜遅く帰ってくる旦那さんに、疲れを取るためボリュームある夕食を用意したとします。
この時、せめて朝は「軽くしてボリュームを下げよう」としてしまうと、メタボの原因となる上に仕事効率まで下げてしまうことに。

朝食が軽いと、午前の仕事パワーがでず、また空腹となって昼食、夕食にボリューム多い食事となって、脂肪がつきやすくなります。
そして、また朝食に食欲がわかないという悪循環に。

夜遅いからこそ夕食を軽くし、次の日の朝食にボリュームを出してあげるといいですね。


・デスクワークなのに炭水化物が不足

内勤でデスクワークが多い旦那さんは、午前中から頭をフル回転させなければいけない仕事が多いかと思います。
そんな旦那さんの朝食に、サラダやヨーグルトだけはNG。
腹持ちも悪い上、頭が効率よく働きません。

大人も子供と一緒で、頭を働かせるには脳の栄養分である炭水化物が必須! 
ご飯やパン、麺などの主食で炭水化物をしっかりと摂るようにしたいもの。

食欲がわかないときは、おかゆにしたり、ロールパンに生野菜を挟んでサラダサンドにしたり。
汁に梅肉を入れた冷うどんなどは、サッパリして食が進みやすくなるのでオススメです。


・体力を使う仕事なのにタンパク質が不足

時間のない朝にゆったりとした朝食は難しいですよね。
そうすると、パンやおにぎりなど、手軽に食べられるものを用意しがち。

しかし、デスクワークに“炭水化物”が必要であるのに対し、体力を使う仕事はタンパク質が必須。
ソーセージやハム、目玉焼きや焼き鮭のようなおかずは、体で熱を作り、動きやすい体にしてくれます。

手軽に食べられるように、スパム握りや、ハムエッグサンドなどにするのもいいですね。
夜のうちにゆで卵を作っておき、朝すぐに食べられるようにしておくのもオススメです。

 


という感じです。

色んなサイトから引っ張ってきましたが、基本的には

 

ブドウ糖が不足 → 脳に栄養がたりない → 集中できないしイライラする

エネルギー不足で、パフォーマンスが低下する

 

という感じのようです。

見事に意見が対立しています。

どちらの主張が正しいのでしょうか?

 

次回に続きます。