粗食を行なう事で、精神が安定するのか?
前回の続きです。
粗食を実践する事で、精神的に安定が得られるようですが、その中身に触れたいと思います。
精神面の安定
粗食ダイエットは基本的に体に良いものを食べている、という意識が強くあるので、食べた後に「今日も健康的な食事をしたぞ」という達成感を得ることができます。
そして、その達成感から、前向きにダイエットを継続させることができます。
また個人差はもちろんありますが、食事を粗食にすると精神的に落ち着きやすいという傾向があるともいわれています。
「「今日も健康的な食事をしたぞ」という達成感」とは何でしょうか?
いまいちピンとこないです。
まず、達成感を感じる(得る)ためには、どういう方法があるかを考えます。
誰にでもできる簡単なこと、いわゆる作業のようなことをやりきっても、達成感は感じられにくい。
難易度が高くなると結果に繋がりにくいため、進捗が実感できないとモチベーションは低下する。
達成感は自分が決めるため、中間目標を定める事が大事。
その中間目標は、短期的(一日での仕事のゴール設定等)な方が得られやすい。
達成感を感じるための方法論のまとめとして
・少しだけ難易度の高い事に挑戦する
・計画を立てる
・中間目標設定
・毎日何らかの完了・中間目標達成が得られるようなスケジューリング
・目標達成をゲーム感覚で楽しむ
といった事が言われています。
達成感を感じる指標の一つとして、数値データがあります。
例えば、「この食事を続けて翌日〇キロやせた」というような、目に見えての変化です。
この変化が生まれたり、それが好ましいように変わっていたりすると、達成感やモチベーションは強くなっていきます。
この粗食を実践する事によるダイエットは、この記事でも話していますが、
「すぐに効果が出るわけではありませんが、健康的に体重を落としていくことができます。ゆっくり確実に、体に優しいダイエットをしたい」
という人向けだそうなので、結果は目に見えにくいです。
となると、数値変化による達成感は、感じられにくいと思います。
料理方法自体はシンプルで、作るのに手間がかからないとしているようなので、そこの部分の難易度は低いようです。
料理内容は、普段の腹八分目(摂取カロリー20%オフ)であり、玄米・みそ汁・野菜一品が基本のようなので、満足感は得られにくいです。
食べても3時間後くらいには空腹感が生まれるのではないでしょうか?
その時に間食という方法論があるかもしれませんが、それで進められるのが「自然の甘さを感じられるもの」のため、基本的には甘いものであり、「糖度の高い野菜や果物」が奨励されているダイエット法だと思います。
添加物・加工品を摂取しない事から「健康的な食事をした」という事に繋がっているのかもしれません。
「基本的に身体にいいものを食べている、という意識が強くある」のかもしれません。
それでは、「身体にいいもの」「健康的な食事」というキーワードに触れていきます。
これは、立ち位置によって大きく意味が変わる言葉です。
もっと言うと、
「どんなダイエット方法でも、この言葉をあてはめる事は可能」
です。
ダイエット法と主張するのは、どれもこの部分が根幹となりますから。
このダイエット方法でのポイントは、
総摂取カロリー20%オフ
玄米・雑穀米の摂取必須
野菜中心
タンパク源は大豆製品中心で、摂取量比は「 大豆 > 魚 > 肉 」
脂は適度に摂るというが、摂取カロリーからみても増やす事は難しい
間食は自然の甘さのあるものを
ザックリ言うと、こんな感じです。
摂取カロリーの大半を、米飯が占めています。
基本的に糖質が多い食事内容です。
身体の構築・維持するために必要な、たんぱく源・脂質はかなり制限されてしまいます。
この方法を長期的に行う事で、身体のラインは細くなるかもしれませんが、色々な好ましくない変化も引き起こすと思います。
便秘・体のひえ・倦怠感・髪質の低下・皮膚の保湿効果低下。
「長期的に行う事」が前提であるため、期間でいえば、医学的に言えば1カ月以上となるのですが、どれくらいを考えているのでしょうか?
想定しているのは、半年とか、年単位ではないかと思います。
身体に優しいダイエットとは、どういう意味なのかと感じます。
最後に、
「また個人差はもちろんありますが、食事を粗食にすると精神的に落ち着きやすいという傾向があるともいわれています。」
とありますが、ここは理由が分かりません。
多分長くなるので、次回にします。