基礎代謝量という言葉に振り回されていないか?
さて、続きです。
前回の基礎代謝量という話の続きとなります。
体組成計で、どのような計算がされているかの検証をしているサイトがありました。
設定を変えたり、重しを使って体重値を変化させる事で、どのような変化が生まれるのか?という内容です。
結構面白かったですね。
その中で、結論として挙げられた文章がありました。
まとめ
オムロン、タニタ、パナソニックの体重計についている体組成計によって計測される基礎代謝がどのように算出されているのか調べた結果、体脂肪と体重が大きく関係していることがわかった。
体脂肪が減ると基礎代謝量は増える。体重が増えても基礎代謝量は増える。
また、オムロン、タニタ、パナソニックの各メーカーによって体脂肪と体重がどの程度変化するかは異なった。
私が着目した部分は、
という部分です。
という事は、
という事になります。
になるという事です。
筋肉と体脂肪に関しては、「1.1:0.9」という重量比率なので、結果としては正しいのかなと思います。
ただ、ここで掘り下げてみるのですが、
筋トレ等基礎代謝量が増えないであろう環境の中で体脂肪や体重が減ったらどうなるのか?
という所が検証に無い訳です。
ちなみに私が以前ファスティングを3日程度実施した時の数値です。
運動は別にせず、日常とほぼ変わらない生活をしています。
前日→初日→2日目→3日目(夕方くらいに終了)→4日目(日常)という順番(毎朝計測)で記載します。
そこまで高価な体組成計ではないので細かい数字を突っ込むのは酷だというのは分かっています。
一応このデータで言えるのは、
結構似ている数字ですが、ともに基礎代謝数値は、スタートの時点は異なりますが、増加しているという事になります。
この時はファスティングをしているので、物は食べず、水と塩だけで生活しました。
日常行動しかしてないので、筋肉量は特段変化しないと思います。
食べるものだけを抑えているので、太る事も無いと思います。
で、この基礎代謝量の結果です。
ケトン体がエネルギーになっているので、脂肪は多少は燃焼していると思います。
アミノ酸もエネルギーとして利用されていると思います。
ひょっとしたら糖新生のため筋肉が減っているかもしれません。(量は分かりませんが)
アミノ酸もエネルギーとして利用されていると思います。
ひょっとしたら糖新生のため筋肉が減っているかもしれません。(量は分かりませんが)
これは基礎代謝量が増えているとするのでしょうか?減っているとするのでしょうか?
私は痩せやすい体質になったのでしょうか?痩せにくい体質になったのでしょうか?
で、前回基礎代謝解説のサイトから抜粋しましたが、こういう風にも書かれています。
基礎代謝はダイエットの1つの要素ですが、それによって、痩せる・太るが変わるわけではありません。痩せやすい体質・太りやすい体質などとも関係ありません。基礎代謝が高かろうが低かろうが、食事のカロリーを抑えることで、ダイエットに成功することが出来ます。摂取カロリーを抑えれば、体質に関係なく、誰でも痩せることが出来ます。食事をしっかり管理して、体脂肪を落とし、理想のスタイルと健康な体を手に入れましょう!この記事のポイントまとめ
● 基礎代謝は、性別・年齢・身長・体重から目安を計算できる● 体重計・体脂肪計の基礎代謝の測定は、精度が低いことが多い● 基礎代謝を基に、生活スタイルに合わせて、消費カロリーの目安を計算できる● 基礎代謝・消費カロリーを計算しなくても、ダイエットはできる● 基礎代謝・消費カロリーを上げるのではなく、食事のカロリーを抑えることが、効果的なダイエット方法
基礎代謝のポイントをおさらい基礎代謝とは、何もしていない状態でも、生きるために勝手に消費されるエネルギー量である。
消費カロリーのうち、50~70%を占めている。
生活習慣などによる影響で変化することはほぼないため、基礎代謝量を上げる努力は、ほぼ意味がない。
基礎代謝を上げる事を考えるよりも、数値を把握し、摂取カロリーと消費カロリーの管理の目安として取り入れることが重要。
という事で、共通しているのは、
との事です。
私自身もこの考え方に近いです。
カロリー計算は面倒なので推奨はしませんが。
そしてそもそもカロリーではなく糖質量に着目した方法論を展開しているので、総摂取カロリーが変わらなくても、増えたとしても、痩せる可能性はあります。
次回でまとめます。