糖質制限食 栄養のあれこれ

糖質制限食や栄養に関する事について、管理栄養士・登録販売者の視点で考えていきます。

マクロビが誤解を与えやすいというのであれば、なぜ分かりやすくさせないのか?

このサイトは、マクロビの第一人者として講演会も開いている人のサイトです。
 
先に話をしておきます。
この方は理論が独特で、私は信じがたいのですが、塩を摂取しない事を目的とする「無塩食ダイエット」を推進している方です。
多数の著書も出しています。
マクロビの第一人者という存在でもあると思います。
そういった方が、塩を摂取しないと主張すると、その影響力は大きいかもしれませんね。
 
ですが、私はこの考え方には反対です。
これからの話は、徹底的に調べてないので、中途半端な知識のまま話をさせていただく事を前提にします。
ですので、間違っているかもしれません。
もし誤解を与えてしまったら、とても心苦しく、頭の痛くなるような事になると思います。
そうなると、読者の皆様には大変申し訳ないと思います。
 
無塩食ダイエットと、さらっと話をしていますが、私は受け入れられないです。
良く実践できるなぁ、と、尊敬の念すら実践者には抱きます。
 
理由は簡単です。
「無塩の料理はおいしくない」からです。
 
簡単にいえば、茹でただけの肉や野菜を食べる事になります。
今は、塩分を一日8gとか6gとかにしようとかいう動きはありますが、それでもおいしくないと思います。
イギリス料理が美味しくないという話をよく聞きますが、イギリスの食堂に行くと調味料がテーブルに置かれています。
料理が出てきますが、味がついておらず、ただ茹でただけとか、焼いただけというのが出てきます。
それに、大量に塩や胡椒といった調味料を大量に振りかけて食べるというのが風物詩(?)となってます。
 
以前の私の記事でも投稿しましたが、「塩」は人類にとって最高の調味料です。
それを避ける・使わないというのは、よほどの拷問ではないのかな?と感じるからです。
「敵に塩を送る」という言葉もあります。
これの語源としては有名な話なので、皆さんご存知だと思います。
 

【敵に塩を送るの解説】 戦国時代、遠江の今川と相模の北条の両氏から武田信玄が、経済封鎖をされ塩不足で困窮していたとき、長年敵対関係にあった上杉謙信武田信玄に塩を送って助けたという話に基づく。

 

美談なのかどうかはともかく、というくらい塩というのは、生命維持に関して必要なものです。
以上のように、味覚を通じて幸福感すら得られたり、生命を維持するために必要である「塩」の摂取を否定する訳です。
 
私は一食で約10g程度を摂取しています。
とても美味しく食事をしています。
そして、健康でいる事が出来ています。
私の生活とは真逆の内容である「無塩食ダイエット」ですが、私はやるつもりは、サラサラありません。
それを行なうのは、私にとっては苦痛です。
ですので、そんな苦痛の伴うような内容のダイエット方法を実践されているというのは、とても驚きを抱きますし、それで健康を保てているというのであれば、尊敬の念を抱くのは当然です。
 
私は世の中に流れる「減塩」という風潮には理解が出来ません。
理由を話だすと長くなるので割愛しますが、塩を摂取しない事で発生する悪影響もあるからです。
盲目的に「塩を適量摂るだけでOK」という無責任な言い方はしませんが、条件付きであったり、身体に不調や違和感が生まれなければ、問題無いと感じます。
 
条件付きですからね。
経過観察も必要ですからね。
 
長くなってきました。
今回は著者の紹介だけで終わってしまいました。
ちなみに、第一話で取り上げたメールでの内容も、このブログです。
この著者の考え方(論調)も、私から見たら疑問符がついてしまう部分があります。
それについて書きたかったのですが、次回に回します。