糖質制限食 栄養のあれこれ

糖質制限食や栄養に関する事について、管理栄養士・登録販売者の視点で考えていきます。

便の色の良し悪しの評価について

皆さん、こんにちは。
今回は「便の色」の話をしたいと思います。
 
以前にも上記リンク先にあるように便秘や排便の話をしていて、結構長いですがよかったら確認いただければと思います。
その中でもうんこの色が食べ物によって変わるという話に触れました。
鉄分が多いと黒くなるし、食物繊維の多い食品を食べると茶色や山吹色になりやすいという事にも触れたのですが、今回は「良い便、悪い便」と評価しているサイトについて、内容に触れていきたいと思います。
 

便の色というのは腸の状態はもちろん、体の健康状態を反映するとても重要なサイン

 

とある様に見た目というのはとても重要であり、同意する部分です。
医者が問診をする時も舌や喉の奥をチェックしたり、瞼を裏返したりというのは皆さんもされる行為だと思います。
そういった所を確認する事で、潜在的な症状の発見に繋がったり関連性がつかめたりもしていくからです。
私も栄養指導の時も必ず定点観測を行ないます。
それが見た目でもあったり数字データでもあったりするのですが、とても重要な行為です。
 
で、便の色が大事という事で、腸内が酸性・アルカリ性という話を取り上げ、黄土色・茶褐色は良いとし、灰色・赤色・黒色・緑色・白色は良くないとしています。
濃い褐色は判定無しです。
灰色は知りませんが、ここでは「胆石や脾臓の病気」のサインであるとしています。
白色は「食道・十二指腸・小腸等からの出血の可能性」としているのですが、出血があるのであれば血液が混じると思うので、赤色・黒色になるのではないかと感じてしまいます。
鮮血のような赤い色が強いほど肛門・大腸と出口に近い所での出血の可能性が考えられやすいです。
そこから遠ざかって小腸や胃であれば、黒い色になりやすくなります。
 

血液は直腸からも排泄されることがあり、黒いタール状の便(黒色便)または鮮紅色の便(血便)として出たり、1日当たりの出血量が小さじ数杯未満であれば正常な便に見えたりします。黒色便は、出血部位が食道、胃、小腸の場合に多くみられます。黒色便の色が黒っぽいのは、出血した血液が数時間、胃酸や酵素、大腸に生息している正常な細菌にさらされたためです。

 

後半書く予定でしたが、胆汁というものがあります。
胆汁は脂質を消化させやすいように乳化させるものですが、胆のうから十二指腸へと送られるのですが、胆汁のビリルビンという成分が細菌で分解されて黄土色へと変わる事になります。
もし、茶色系統への色へ変わらないというのであれば、この胆汁が排便中に含まれない事が考えやすいです。
灰色の時と同じような判断ですが、胆のうが詰まっていたり排出がうまくいかなかったりするのかなと思います。
出血が原因というのは検討はずれのように感じてしまいます。
私は医者ではないので正確な情報ではないかもしれませんけどね。
 
 
 
【追記】2020/02/02
引用サイトを見返していたら、添付画像がコピペミスをしているだけで、文中ではちゃんと内容に沿ったものが解説されてるのに気付きました。
確認不足でした。申し訳ありません。
 
 
 
話を戻していきますが、私が一番気になるのが、この引用元にある黄土色・茶褐色の解説部分です。
 
黄土色・茶褐色
・栄養が多いと濃い色、逆に足りないと色は薄くなります。
とても健康的なうんち・うんこです。
現状を維持して良い快便ライフを過ごしましょう。
 
と、コピペされていました。
 
なぜ、栄養が豊富だと濃い色になるんですかね??
 
ここが一番気になるのですが、その理由は長くなってきたので、次回に続く。