糖質制限食 栄養のあれこれ

糖質制限食や栄養に関する事について、管理栄養士・登録販売者の視点で考えていきます。

ダイエットの方法には多くの方法で溢れていますが

世の中には、これまでの歴史の中で多くのダイエット方法が生まれてきています。
 
これまでのカロリー制限であったり、糖質制限であったり、脂質摂取であったりというものが良く耳にしますし、自分も実践しているものもあります。
大きな転換期となったのは、「糖質」という部分に着目したダイエット方法が登場した部分であると思います。
同時期くらいにマクガバン・レポート(Dietary Goals for the United States)での精糖メーカー等が多額の政治献金をしていた事実も発表されていましたが、それも後押ししていると感じますが、いかがでしょうか?
 
ただ、それまでは基本的には「カロリー制限」が中心でした。
ですので、どれだけ食べないか?カロリーを抑えられるか?という事ばかりに焦点が当たっていたので、ななかな続かないという方法でもあり、そこからさらに方法論が発展していきました。
 
で、そんな中から、これは意味が分からないという内容を少し引っ張ってきたいと思います。
いかに世の中には科学的ではないダイエット方法で溢れているのか?という部分の参考になればと思います。
 
まず最初は「リンゴ酢ダイエット」です。
意外と最近の投稿もされていたので、そこをメインに話をしていきます。
 
あるユーチューブの動画では、こんな感じで紹介していました。
効果・メリット
酢は身体にいいが、刺激が強いので、リンゴ酢なら大丈夫ではないか?という消去法で選ばれている
 
・食事制限と必ずしもセットで行なう必要がなく、毎日リンゴ酢を何らかの形で摂取するだけなので簡単
 
・1日に摂取する目安は30ml
 
・酸味が苦手な方には辛いかも
 
・飲みやすくする工夫として、牛乳・はちみつと一緒に混ぜると口当たりも良く甘みも増す
 
・市販品のリンゴ酢ドリンクは清涼飲料水扱いなので蜂蜜やリンゴ果汁をあらかじめ加えているので飲みすぎるとカロリー摂取量が増えて注意
 
・血糖値急上昇を防ぐ 上昇を緩やかにしてくれる
 
・高血圧・むくみ予防 塩分過多になりがちな人は、リンゴ酢にはカリウムが配合しているので、効果的。不要な水分を排出してくれる
 
睡眠障害対策 睡眠時間は十分とれているが、毎朝何だかスッキリと目覚められない・仕事中や授業中についつい眠くなる
 
・普段の食生活が糖質中心だったり甘い物を食べ過ぎてしまうという人は血糖値が上昇する→インスリンで血糖値が下がる→下がり過ぎた血糖値を上げようとしてアドレナリンが分泌される→激しく血糖値が乱高下する→朝起きても疲労感が全く取れてないいという状態になる事もあるようです
 
・リンゴ酢の酢酸 糖の吸収を緩やかにしてくれるため、血糖値乱高下を防ぐ
 
・食事の前や寝る前にリンゴ酢を適量飲むだけでこんなにも健康効果を得られる

 という感じで説明されていました。

リンク先は省略します。

続いて、サイト上でもみつけました。
 
実際にある研究では、肥満ラット(実験用ネズミ)に高脂肪の食事を与えていたケースで、食事に酢酸を追加するようにすると、ラットの体脂肪が大きく減少したという結果も出ています。 
 また、『バイオサイエンス、バイオテクノロジー、アンド バイオケミストリ』誌に掲載された別の研究では、毎日大さじ1、2杯の薄めたリンゴ酢を12週間にわたって摂取した被験者たちは、平均して1.8kg痩せたという数値も出しています。 
 
 ジョンストン博士は酢に含まれる酢酸について、「食欲をコントロールする効果もあり、別の意味でもメリットがある」と語ります。
とは言え、この場合に明白な効果が見られるのは、でんぷん質の多い食事と組み合わせて摂ったときのみだそうです。
「例えば、あなたがベーグルを食べたとします、すると酢酸は、これが胃から小腸に運ばれるのを遅らせる働きをします。また、酢酸には糖質の吸収を遅らせる作用も期待できます。この症例は、体重減少に役立つ可能性が見い出せるのです。それは、消化吸収が遅れることで満腹感が長くキープされ、一日を通して摂取するカロリーの減少につながるからです」と、ジョンストン博士。 
 
 ただしジョンストン博士は、「もしリンゴ酢に体重減少効果があるとしても、1、2キロの体重を落とすには通常3〜5カ月はかかると思ってください」と、指摘します。加えて、「脂肪は筋肉に比べてはるかに軽く、ウエストが何センチか引き締まっても体重はあまり変化がないことも認識しておいてください」と、解説してくれました。

ジャガイモや米など、多くのでんぷん質を含む食べ物をたくさん食べているのなら、毎日食事の前にリンゴ酢を飲んでみるといいかもしれません。
ジョンストン博士は、大さじ1、2杯のリンゴ酢を240ccの水と混ぜて毎食前に飲むことをすすめています。 
 ただし、酢酸には若干の毒性があるため、これを超える量を摂取するのは危険性があるとのこと。食道にダメージを与えたり、歯のエナメル質を腐食させてしまう可能性もあると述べてもいます。
 
リンゴ酢を飲む際の注意点
空腹時の摂取は、基本的に控えることをおすすめします。
空腹時にリンゴ酢を飲むと、胃腸が荒れる可能性があります。
食前に飲むことにより、食欲増進の効果が期待できるのですが、胃腸が荒れてしまっては元も子もないでしょう。
胃腸が荒れることへの対処法に関しては、胃の粘膜を保護する薬を併せて飲むことや、牛乳、ヨーグルトといった乳製品と一緒に摂取するとよいとされています。

 

www.esquire.com

こんな感じで紹介されています。
次回は、私の所感を書き留めていきたいと思います。
今回は、ここまで。