糖質制限食 栄養のあれこれ

糖質制限食や栄養に関する事について、管理栄養士・登録販売者の視点で考えていきます。

知識を手に入れれば恐怖は消えていく

ちょっと危険なタイトルかもしれませんが、前回からの続きです。
これまでの話を基に続けていきますが、知識が増えれば増える程、恐怖は消えていきます。
他人とうまくコミュニケーションを取れないというのも、コミュニケーションの方法を知らなかったり、アレンジ方法を知らなかったり、その人がどんな反応をするかを知らなかったりというのが大きいのではないでしょうか?
知らない人と接する時に緊張感が生まれるのは、その人の事を知らないからだと思います。
初対面の人とは緊張しますが、友人とは緊張しないのは、そういった理由もあると考えています。
 
番組の企画で、「箱の中身はなんだろな」というのもあります。
中身が見えない箱の中に手を突っ込んで、何が入っているかを手探りするものですが、見えないからこその恐怖があります。
中身に何が入っているというのが分かっていれば、当然恐怖は起きません。
それは、目で見て確認して、それが何かを知っているからです。
 
では、いよいよテーマにあてはめていきます。
食べた後に罪悪感が生まれるというのは、食べた後の身体の変化を恐れていると考えます。
食べる事で、太ったり、身体に悪影響を与えたりするという事だと思います。
ですが、その解決法・対処法を知っていたらどうなるでしょうか?
「食べた → 翌日太った → 対処法として〇〇をした → 食べる前の体重に戻った」
その対策を実践しなければ太った状態が維持されるかもしれませんが、その「対処法を実践すれば、もとの体重に戻せる」という知識と経験則を手に入れていれば、恐怖は起きないと考えています。
 
私自身も、普段糖質制限をしていますが、唐突に天ぷらであったり、ラーメンであったりを食べたくなり、タイミングが合えば食べます。
それを食べ続ければ体重は増加し続けますし、コンディションも悪くなっていきます。
ですが、それを食べつづけるのをやめ、普段の食事にすれば、簡単にもとの体重に戻す事が出来ます。
身体の変化もつかめているので、もっと変化を与えれば、さらに望むように身体を変化させる方法も知っています。
あとは、やるかやらないかのレベルにはなっていきますが、その方法論を知っているし、実践して経験則も持っています。
食べたところで罪悪感は無いですね。
食べて大満足で終わるか、味覚の変化で、昔より美味しく感じなくなったというどちらかです。
背徳感もありません。
 
恐れるのは、糖質をたっぷり食べた後に、急激に襲ってくると分かっている眠気というパフォーマンスの低下ですね。
これに影響しなければ、普通にバクバク食べます。
それを考えないで食べて眠くなって、重要な会議で眠くなったりしたら、「まぁ、そうなるな」というだけの事です。
 
知らなければ避けられないですが、知っていたら避けられる内容です。
酒を飲んだ後の翌日も、むくみを感じたり目覚めが良くないのは、酒のせいだと分かっているので、量を変えたり控えれば良いだけです。
その作用でそうなるというのは分かっているし、翌朝から大事な用件があるなら、前日の酒を避けたり、食べるものに気を付けるのは当然だと思います。
ニンニクを食べる時もそうだと思います。
大事な人と会うのが分かっていて、失礼の無いように口臭を気遣うのではないでしょうか?
食べたら息がニンニク臭くなるのは、ご存知だと思います。
 
分かっててもやるというのであれば、ただ単に、その要件等よりも、自分の欲求が上回っている・優先順位が上位に位置付けられているだけの事だと考えます。
その行為をやれば、結果こうなるというのを分かっていて、それを受け入れて食べたり実行した所で、「そらそうよ」となるだけです。
 
書いてて思い始めましたが、罪悪感と背徳感は似てる部分もあるし、違う部分もあると感じ始めました。
罪悪感は実行したとしても自分だけで解決できる事が多く、背徳感は実行したら他者を巻き込む(傷つける)ような事ではないかと、たった今考えました。
中毒症状のようなものを含むのが、背徳感なのかな?と感じました。
うしろめたさや申し訳なさを意味する言葉ですが、そこに喜びや興奮を抱く事も考えられるからです。
 
とすると、結論が変わってしまうな。
 
結論付けると、
罪悪感・・・知識を得て、成功体験(実践)を繰り返せば薄れていく
背徳感・・・知識を得て、中毒症状の原因(環境)となるものを排除し、成功体験(実践)を繰り返せば薄れていく
という事になるのか?
テーマに掲げているが、背徳感というのは栄養を語るうえで適した言葉なのかなとも思いだした。
 
テーマに持ってきたくせに、非常に無責任な書き方ではあるまいか?

勢いで書いてますので、ご了承下さい。

という感じで、とりあえず終わらせたいと思います。
また思う所があったり考えが変わってきたりしたら追記していきます。
以上です。
 
次回は、以前書いた「ビタミンU」の件で、ちょっと修正部分があるので、それについて話をしていきます。