糖質制限食 栄養のあれこれ

糖質制限食や栄養に関する事について、管理栄養士・登録販売者の視点で考えていきます。

多くの医療機関やサイトでの情報が役に立たない理由として考えられる事

続きです。
さて、タイトルの話をしていきますが、全てに該当する訳ではないので、そこだけは注意をお願いします。
 
私はフリーの管理栄養士です。
 
ドラッグストア勤務を経て、登録販売者の資格も入手しています。
そして栄養士専門学校に飛び込み、3年間の色々な実務経験を積んで試験に合格しました。
栄養学や医療機関の事を学べば学ぶほど、今の医療に多くの矛盾が存在している事に気付いていきます。
病気に対する接し方もですが、一般的に広まっている情報も、根拠がないものが多いです。
私は、これらの情報を整理してまとめたいと考えています。
 
現在、ダイエットアドバイザーの仕事もしていますが、事実に基づく内容を一般論にする事で、こんな職業など20年もしないうちに無くなれば良いと考えています。
今は、その準備段階として活動をしています。
 
私は管理栄養士なので、他の医療機関は置いておいて、栄養学についての話をしたいと思います。

今の栄養学は、非常に偏っていると感じています。
 
色んな人が、好き勝手に話を広げていくので、情報整理も出来てないし、何より
「数値データを基に比較検討を行っておらず、相対的な理由だけで〇〇の是非を唱えている」
という事がほとんどだからです。
他と比べて少しでも多ければ、「〇〇は、研究データから〇〇にいい事が分かっている。〇〇の栄養が豊富だから、この食材はおススメ!」というような表現をしています。
 
例として、エノキを挙げてみます。
 
長野県全域の調査(昭和47年から61年まで)では、「えのきたけの栽培農家」のガン死亡率は長野全域に比べ約半分です。
 男女ともにほぼ同じ結果で、毎日えのきたけを食べる習慣のある「えのきたけ栽培農家」のガン発生の抑制効果が初めて証明されました。

 

このように書かれていると、とても効果的であると連想させるのですが、私の着目点は別にあります。
「エノキ以外に何を食べているのか?」という点です。
この被験者はエノキだけを食べている訳がありません。
あくまでも頻度の話だけをしています。

えのきたけの発がん予防については、えのきたけを毎日10グラム程度、がんの手術後の再発防止には、毎日20グラム、そして非治癒手術後、或いは現在がんを持っている人(転移含む)は毎日40グラムのえのきたけを食べることで、効果が有ると言っています。

 

ともありますが、その大々的な調査は行ったのでしょうか?
あくまでもこの実践者の経験談(個人的な感想?)であると考えますが、どうなのでしょう?(彼の著作物は読んでいませんので、間違っていたらお詫びします。)
 
また、この話に関連して引用するのですが、高須クリニックで有名な高須克也医師も、

「例えばガンにエノキダケが効くとしたら四畳半分のエノキを毎日食わにゃならんのだっ。それを一錠の薬に精製したのが現在の西洋医学だっ。最新医療は進歩に進歩を遂げておるのに、なぜ大衆愚民共は、このような薬効のないまやかしを信じるのかっ」

 

(「高須 エノキ」で画像検索したら出てきます)
と話をしています。
 
私はエノキを食べる事は無駄ではないとは思います(フラシーボ効果を含めて)。
ですが、エノキ以外に何を食べているのかという事に全く言及せず、ただ「エノキがいいぞ」という話だけしかしないというのは、あまりにも極論であると考えます。
という様な事が色々な部分で行われています。
目にいいからブルーベリーを食べましょうという話を聞くと思いますが、効果を実感する前に糖尿病にかかるかもしれません。
アンチエイジングポリフェノールがいいからとワインを飲みまくったら、若返りよりも先にアルコール依存症となり、余計に老け込んでしまうかもしれません。
色々な角度でメリットを伝えてきますが、色々な角度でのデメリットを話す事はほぼありません。
販売促進・食材アピールが目的ですから、心地良い情報しか入ってこないのです。
それが積み重なってきたのが、今の栄養学であったり、栄養士や料理研究家と呼ばれる人たちが発信している情報です。
 
非常にやっかいな状態になっています。
 
それなのに、「エビデンスが大事」と主張し、別角度のアプローチをすると烈火のごとくネガティブキャンペーンをしいてきます。
恐らく、これまで蓄えてきた知識や経験が覆されるのが怖いのだと考えます。
あるいは、責任を負いたくないという事もあるかもしれません。
 
今までずっと繰り返してきたことは、国が推奨してきた事だから、間違ってなかったのではない。
国が間違っていただけで、私は悪くない。
国が推奨してきている事だから、仕方ないんだ。
 
というようなスタンスに立っている人は、とても多いと感じます。
例え、今実施している内容が間違っていたとしても、これは国や施設が推奨している考え方だから、これで良いんだと「これまでやってきて問題は生じなかった」という慣習にドップリつかってしまい、考える事を止めているのです。
 
栄養士の学校でも、どのように教育をするかは「栄養士要綱」(正式名称があっているかは分かりません)に基づいて、このような教育をしたら資格を与えるよという内容は、国が決めています。
先生方も、それに従っての知識しか教える事は出来ません。
それだけしか知識を持っていなければ、「これが正しい事なんだ」「これを守っていけばいいのだ」と認識していきます。
私は最初から「栄養士として学校で習う事以上の栄養の事を学びたい」という意識を持っていたので、「ただ授業を受けるだけでいい」と考える人よりは、広い視野を持つ事が出来ていると思います。
 
実際に栄養士業務にあたっても、施設のやり方に従えばいいというスタンスなので、基本「考える事」はありません。
これまでの培った知識や経験の中でだけで判断をしていきます。

そんな人たちが、「難病」とか「原因不明の病気」と認定したり、自分の知識・経験の無さを患者の努力不足の責任にしたり、「ストレスが原因」とか「生活習慣の乱れ」という所に原因をなすりつけてしまうのは、ただたんに情報提供者・医療関係者側の努力不足でしかないと考えます。
 
あまりにも「自分が持っている知識・経験の引き出し」が少なすぎるのです。
 
新たな発想も、普段から色々なチャレンジをしているからこそ生まれる事であり、閉鎖的な空間でしか業務を行なっていないのであれば、刺激を受けにくく、例え新しい発想が生まれたとしても、周囲の賛同を得られにくく、同調圧力により発言は封じられてしまいやすくなります。
 
そんな医療機関に頼ってばかりで良いのでしょうか?
 
そんなに患者にだけ努力を科すような人の発言を、いつまで信じているのでしょうか?
患者に希望を与えず、ただ耐えるしかないと押し付けて来る人についていくだけでいいのでしょうか?
 
私は色々なアプローチをしていきたいと思います。
なぜなら、皆さんの健康に関する悩みを、本気で少しでも小さくしたいと考えるからです。
 
その一環として、ダイエットプログラムであったり、IBS食事療法サービスを提供しようとアプローチをしてます。
詳細は私のHPのサイト(下記リンク)で確認して欲しいです。
全く新しい、世界初と言ってもいいくらいではないかと考えます。
根拠の詳細を話していくと結構な量になるので割愛しますが、大きな変化を与える事が出来るという確信しかありません。
 
ただ実績がないのがつらい所です。
 
ですが、学生の方も春休みの期間に実践する事で、劇的に今の状態を変える事が出来るかもしれません。
 
あくまでも可能性ですが、現状から抜け出したいという人にとっては、朗報ではないか?と、自分で言います。
 
決断しないと行動は生まれません。行動しないと変化は生まれません。
いつまでも現状のままで良いのでしょうか?
 
ぜひ、皆様からのアプローチをお待ちしています。
「無料」かつ「少ないコスト」かつ「短期間」で身体を良い方向に持っていく可能性を大いに実感できるであろう食事療法に触れるチャンスです。
断言して紹介出来ないのが非常に残念ですが、お待ちしてます。