糖質制限食 栄養のあれこれ

糖質制限食や栄養に関する事について、管理栄養士・登録販売者の視点で考えていきます。

心苦しいなら行動して変えればいいじゃん

前回からの続きです。
マクロビの第一人者のブログについての考察を続けます。
さて、マクロビの代名詞ともいえるようなイメージを与えている玄米ですが、この方によると食べなくてもいいそうです。
簡単に言うと、
「マクロビは玄米採食」というのは固定観念であり、それが広がっているのは混乱を招き、非常に遺憾である
という事のようです。
だから、自分の身体に耳を傾けて、自分が食べたいと思うものをたくさん食べたら良いという事のようです。
「思う存分野菜を食べて下さい」と発しているのですが、「野菜の種類にはこだわらないんだ」と感じました。
 
この方は、玄米を15年以上食べてないそうです。
別のブログでは「マクロビやった。玄米食をはじめた。一年くらいで実感できた」と書いてあるような気がしていますが、食べてないどころか、さっさとやめたらよかったと思うほどのようです。
食べても美味しくないと感じたら食べない方が良いという事のようです。
そして自分では「ちゃんと釈明してるからOK、前に進もう」みたいな感じで文章を書き連ねてあるのですが、無責任だと感じる文章があります。
コピペ出来ないので面倒臭いですが・・・。
 

私の過去の著作には、玄米をいつも食べているかのように誤解されてしまうかのような記述があります。
けっして鵜呑みにしないでください。
というのは、本は、編集者の都合で、著者の移行が無視されてしまう事が度々あるのです。
(これについては、簡単に説明できることではないのです)
いずれにしても、過去の私のレシピ本の中で、玄米の調理法や食べ方を紹介していることについて、今となってはとても心苦しいものになってしまいました。

 


という様にして、しかもリンク先でも「出版物というものは本当に難しいと痛感します」とありますが、だったら販売差し止めればいいじゃん、ないしは「改訂版」として出版すればいいじゃないと思う訳です。
ちゃんと「間違いは、改めなければなりません」とまで書いているのですが、なぜ、それだったら販売方法のリンクまでしっかりと貼っているのでしょうか?
間違っているけど、レシピや塩分量とかは良いものだから買ってね
としていて、結局販売部数を伸ばしたいからというのが、玄米はNGというよりも、勝っているからこのような事をしているのではないでしょうか?
心苦しいのであれば、それを解消するために行動すればいい。
そのように思う訳です。
自身は玄米を否定しているのであれば、それを主張し続ければ良いと思います。
そして、過去に「玄米サイコー」というのを前面に発言していたのであれば、「玄米アウト―」と前面に主張・発言し続ければいいだけです。
新聞やテレビがトップニュース・一面に掲げた事が間違っていたら、コーナー終わりの方で数行、または新聞の16面の隅っこくらいに訂正記事をのっけて、「謝罪した」と言っているような事と同じだと感じます。
自分の主張が正しいと信じるのであれば、そのようにしないと印象は変わりにくいのは当然です。
そういう事をしないのであれば、マクロビ実践者ではなく、マクロビ提供者側での対立を生まないために忖度しているとしか考えられないです。
 
もっと尖がればいいじゃん。
 
そう思うのですよ。
今は「無塩食」を発信しているようですが、そうではなく「無塩食・無玄米食」とすれば良いのではないかと感じますが、いかがでしょうか?
ねぇ、先生?
 
私は「無塩食・無玄米食」のような事はしませんし推奨もしませんが(重要)。
 
こういった一貫性のない言動が往々にしてあるのが健康の世界なのだという一面と出会うと、軽く気が遠くなりますが、発言をしないと何も変わらないので、わーわー言っていきます。
この人の事は、もういいです(笑)。
では、他の方の「マクロビの求めるもの・思想」を見ていきたいと思います。
 
長くなっているので、ここまで。
 
もう少しでこのシリーズは終わります。