糖質制限食 栄養のあれこれ

糖質制限食や栄養に関する事について、管理栄養士・登録販売者の視点で考えていきます。

マクロビでは動物性たんぱく質を摂らないのが基本?

前回の続きで、予告通りにたんぱく質摂取の話をしていきたいと思います。
今まで取り上げてきた内容の中では、基本的にたんぱく質は「動物性のものは避ける」というものです。
 
私が今回のマクロビ特集を行おうと思ったのも、2つの事がきっかけでした。
 
一つは、最初に転載したリストです。
 
もう一つは、某番組で紹介された「マドンナも実践。マクロビ食は凄い!」というようなコーナーを見たからです。
 
以下、内容を箇条書きにしたもの
外国人では、ミランダカー ブラッドピット ニコール・キッドマン スティング トムクルーズ がハマっている食事
玄米・旬の野菜を食べると健康になりダイエットにもなる
気分的に良いものになる
日本で生まれたマクロビであり、1960年代にアメリカで人気に。マドンナ(60)はマクロビ歴17年
被験者
42歳女性中性脂肪266 → 10日間で130に(基準値149以下)
49歳女性 肌がカサカサ 肌のはり 63% → 86%に上昇
地産地消 旬の時期に食べる
②加工・精製をしない
1日の理想のバランス
全粒穀物 50~60%
野菜   25~30%
豆・海藻 10~15%
スープ  5~10%
ダイエットに効果的なサラダレシピ
ひえ・あわ・きび 食物繊維→便秘改善 ビタミン→代謝促進 キヌアでもいい
鍋に3種・ニンジン・ブロッコリーを入れて炊く
葉野菜・トマト・豆腐(チーズの代わり)・バルサミコソースをかける
豆腐チーズは、水気を切った豆腐に味噌を塗る→一日置く
動物性乳製品は控えるという考え方
二日酔いには、醤油と梅干の葛湯
酒は身体を酸性にするが、アルカリ性の梅干しが中和する
水で溶いた葛 梅干しを熱を加えながらかき混ぜ、醤油を一たらし
お酒の糖分は身体をゆるめるが、醤油のアミノ酸はむくみ解消となり引き締める
肌荒れ改善には、サツマイモと黒豆 美肌になるために最適
黒豆は、抗酸化力が強く、ビタミンB群もたっぷり→美肌に タンパク質で肌を保湿・ハリを保つ
黒豆・昆布・サツマイモ・ごま油・玉ねぎ・ソース(豆腐・レモン汁・塩)を乗せる
サツマイモ・・食物繊維豊富  
豆腐・・肌艶アップとなる植物性エストロゲン含有
イライラする人には小松菜 牛乳に匹敵するほどカルシウムが豊富
こぶだし しいたけ 小松菜 味噌を使用
しいたけにビタミンD カルシウム吸収アップ
みそ ギャバ ストレスを和らげる効果あり
疲労回復には蕎麦サラダ
そば ビタミンB1 疲労回復 ルチン 毛細血管に弾力
小松菜 人参 水菜 大根 油揚げを水で炒める(ウォーターソテー)
葉野菜とドレッシング(不明・しょうゆベース?)といりごまをかけて完成
絶対食べないとは言わないが、肉・乳製品・玉子 は月に数回がおすすめ
例 麩をカツレツに ダシにつけて軽く絞る 小麦粉・パン粉で上げる
肉をどうしても食べたいなら、大匙3杯の大根おろしと一緒に
肉の脂質やたんぱく質を分解する消化酵素があるため

 


という内容です。
少し乱雑ですが、メモとして書きなぐったものなので、申し訳ないです。
 
ここでまず注目したのは、食事の割合です。
 
1日の理想のバランス
全粒穀物 50~60%
野菜   25~30%
豆・海藻 10~15%
スープ  5~10%
 
ようやくこのような数字データが出てきたので、検証をする事が可能になります。
ただ、食事の割合の「単位」が何なのかは明らかにされませんでした。
カロリーでしょうか?
重量でしょうか?
たんぱく質量でしょうか?
糖質量でしょうか?(←これは恐らく無いですね)
テレビの傾向としては、カロリーだと思いますが、どうなんでしょうか?
 
一番よくわからないのが「スープ 5~10%」です。
スープでカロリーを取るという事でしょうか?
水分としてこれくらいを取るという事でしょうか?
カロリーを取る基準であれば、別に「スープという調理方法」を示さなくてもいいとは思います。
「野菜スープ」だったら、野菜の中に含めればいいだけです。
でも、お茶や飲料水ではなく、スープとしているのですが、これは何を意味しているのか?
紹介されているレシピの中に、スープはありませんでした。
番組内でもスルーされたので、謎は深まるばかり・・・。
 
はたして、この「スープ 5~10%」の正体とは・・・??
 
あと、何度も繰り返されてましたが、「肉・乳製品・玉子は基本食べない」「食べても月に数回がおすすめ」と話をしていました。
そこまで否定する・距離を置く理由が、よく分からないんですね。
 
少し調べたのですが、長くなってきているので次回に回します。