糖質制限食 栄養のあれこれ

糖質制限食や栄養に関する事について、管理栄養士・登録販売者の視点で考えていきます。

マクロビって効果を実感できるんですか?

前回からの続きです。
 
マクロビでは、このようにした方がいいという色々な情報を集めて実践していたというリストを見ての所感です。
まず、私は初めて目にした単語なのですが、「梅醤番茶」って、なんですか?
さも当然のように登場していますが、マクロビの世界では常識なのでしょうか?
 
で、調べました。
 
作り方自体はシンプルのようです。
簡単に言うと、番茶に梅干しと醤油と生姜を入れて飲むそうです。
上の記事の中にありましたが、
 

身体がぽかぽかあたたまるお茶は、ちょっと元気がでないな、疲れたな…という時に、身体だけでなく心もあたためてくれそうです。

 

これは身体を心から温め、梅干しやショウガが身体の免疫力アップをサポートしてくれます。

 

毎年夏に移行する時期になんとなく身体の不調を感じる人も少なくないでしょう。そんな時は自分でできるセルフケアがおすすめです。梅醤番茶なら、台所にあるものをさっと混ぜ合わせるだけで健康効果の高いエナジードリンクを簡単に自分で作ることができます。

 

梅醤番茶は毎日飲むことで健康的効果に期待ができます。ただ毎食後に飲んでしまうと塩分過多になってしまうので、1日に1回程度が良いでしょう。作ったものを朝昼晩と分けて飲むのもおすすめです。特に「風邪っぽい」「疲れている」「体が冷えている」といった時に飲むのがおすすめです。空腹時や食前に飲んだ方が身体を温める効果を実感できます。

 

空腹時や食前に飲む。
子供に飲ませるときは、4~5倍に薄めたものか、甘味を加える。
味加減は、薄くしたり、濃くしたりと本人がおいしいと感じるように調整してもよい。

 

ちょっと元気が出ないときや疲れた時に飲むと良いそうです。

 
続いて、「小豆昆布」です。
これも私は初めて目にしました。
 

小豆は玄米に近い量のビタミンB1を含み、皮部分にはアク成分の一種であるサポニンを含んでいます。ビタミンB1は疲れやだるさを取り、サポニンは利尿やむくみ取りに優れた効果を発揮します。塩で味付けすることでビタミンB群の減少が抑えられ、昆布と一緒に煮ることでより利尿作用が高まり、糖尿病・高血圧・脂質異常などの生活習慣病の予防が期待できます。冷蔵庫で約1週間は保存が可能です。

 

他にも、下記のサイトにも紹介されていました。

さて、とりあえず上記の2つの単語が目についたので取り上げました。
それぞれの効果として期待できるものとして、
 
梅干し・・アルカリ食品、抗酸化に優れているが、下記の注意書き有。
醤油・・・アミノ酸が豊富で、大豆発酵食品。
生姜・・・ショウガオール、ジンゲロール含有で、血行促進・免疫力アップ
番茶・・・ほうじ茶を指す地域も多いが、カフェイン含有量が低く、カテキンが含まれ、殺菌・抗酸化作用を期待。
小豆昆布については、前述の通りです。

ですが、条件がある様です。

"梅しょう番茶"に使う梅は、天然塩と赤紫蘇のみを使った昔ながらの自然な梅干しを使ってください。

 

とありました。
何でもいいわけではないようです。
 
また、醤油に食物性乳酸菌は聞いた事がないですね。
乳酸菌が無いとは言わないです。
ですが、少量しか使わない調味料に「腸内環境を整える事にも期待」というのは、期待をかけすぎではないでしょうか?
 
このように、身体に良いとされる効果を無理やり引き出したような表現を食材にあてはめて紹介をしているんですが、本当に効果を実感できるのでしょうか?
こういうものの集大成が、マクロビなのでしょうか?
となると、少しマクロビに対して警戒を強めてしまいそうになってしまいます。
まだまだ、これが結論ではないので理解を深めていきますよ。
上記で、私自身が効果を実感できる順で言うのであれば、「生姜>梅干し>その他」というイメージです。
 
その続きは、長くなりそうなので次回に。