糖質制限食 栄養のあれこれ

糖質制限食や栄養に関する事について、管理栄養士・登録販売者の視点で考えていきます。

糖質制限を否定する栄養士の主張の一例

抜粋して、少し端折りながら転載します。

 

糖質オフやっている方たくさんいらっしゃいますが、聞くところによるとほぼほぼ、リバウンドしてます!!

糖質オフって、最初の3カ月くらいはどんどん体重が落ちるのです。

糖質さえ抜けばよくたんぱく質はたくさん食べてもよい!

ビールとかはだめだけどハイボールなら何杯でもOK!

お肉、お魚無制限というほど食べてもよい!

なんだか聞くと簡単そうで食べられるし、飲めるし、というので男性にも人気です。

(摂取する糖質を一日20gとすると)1日におにぎり半分しか穀物を食べられない、ということになります。

だって、私たちは1日で糖質150gくらい摂っていますから。

 

驚愕の少なさです。そりゃ痩せそうですよね。

それなのに、ある一定のところからはどんどん体重が増えていくという恐怖。

なぜそんな怖いことになるのか???

糖質が足りな過ぎて身体が機能していないのです。

本来糖質オフでは糖質を極限まで減らせば「糖新生」というからだの機能で糖を作り出すことができるだから糖質食べなくても大丈夫!「糖新生」に任せておけ!

という理論で行っているようです。

 

ごめんなさい。
私は、糖質オフをきちんとやったことがないので、細かいことはわかりません。

間違っているところもあるでしょう。

しかし、今までの塾生さんなどの話を聞く限りでは、糖質オフダイエットしている人は

糖質摂らないようにすれば体脂肪をどんどん使う身体になる
体脂肪から使うようになるために極限に糖質をカットするべし!

と、信じているようです。

 

そもそも「糖新生」とは、身体の非常時に備えて常備している身体の機能です。

それを、日常的に使ったらどうなるでしょうか?

たとえてみると大きなビルには地震などの災害のために電力を備蓄してます。

地震が来ないのに、日常的にその備蓄から電力を使ったらどうなるでしょうか?

身体と電力は違うものですが当たらずとも遠からずと言ったところだと思います。

日常的に最終兵器を使っていたら本当に困ったときに使う手が無くなってしまいます。

そうなってくると、身体の中は悲鳴を上げていることでしょう。

手のひらに発疹ができたり、疲れやすくなったり、集中力がなくなったり、イライラしたり、、、

そんな症状を見過ごして体重が減るからとどんどんと非常手段を常用する。。。

やはり、糖質は人間の身体に絶対的に必要なのです。

 

もちろんたくさん食べるといっても、身体に必要な分だけです。

必要以上に食べたら糖質がいかに大切とはいえ、今度は身体にとっていらないものになってしまいます。

余った分は体脂肪として蓄えようと考えるのです。

身体が「必要としている栄養素」を「必要な分だけ」取り入れる、という手法です。

ですから、言われた分をしっかり摂取しても余ることがないのです。

必要な分だけ食べていただきますので体脂肪に備蓄するまではいきません。

体脂肪に備蓄しないかわりに口から食べた糖質、脂質をどんどんエネルギーに変えていくのです。

 

(中略)

 

みんな穀物を増やす恐怖を乗り越えてきました。
乗り越えた先では、お食事を心から楽しめるようになるのです。

美味しいものは美味しく食べたいですよね。

 

糖質は美味しいものです。

 

美味しくないと、身体にとっては困ったことになるのです。

つまり、脳に栄養がいかないなど、人間の生死にかかわることになります。

だから、人間は糖質が美味しい!と、感じられるように身体は作られているのですよ。

痩せたいからと我慢しているといつか必ず爆発します!!

身体の芯から爆発的に糖質の欲求が湧き出てきます。

そうなったら、普通の理性では、糖質欲求は抑えられません。

そうなる前に、自分が糖質オフしすぎているなと感じている方は、今、気づいてくださいね。

糖質は敵だと思っている方は、糖質を味方に着けましょう!

それが痩せる唯一の道だと私は1200人以上の体験を通じて信じています。

 

(中略)

 

今まで、これを食べたら太る!そういうものが、実は食べないと痩せないものだったりします。

痩せようと思ってやっていることが仇になっている方は少なくありません。

 
長かった。

という事のようです。

皆さんはどう感じるでしょうか?

私の所感は次回に。