和食が便秘を解決するのか?
少し壮大なタイトルですが、前回の続きです。
和食を食べれば便秘をしないというような話の展開をしているサイトですが、米中心の時代でも、便秘薬は販売されているようですので、無かった(需要は低かった)という事は無さそうです。
いつの世も、悩まされていたのではないかと感じます。
一般的には「食物繊維を豊富に!」という事で、それには「和食がいいよね??」というような話の展開はよく見られます。
根菜・野菜やコメ(玄米など)を多く使うため、そのような言葉が用いられていると感じますが、でも、米や野菜中心の江戸時代以降の時代(以前の時代から?)でも、便秘で悩まされている人はいます。
矛盾を感じる訳ですね。
日本人の食事摂取基準(2015年版)では、食物繊維の目標量は、18~69歳では1日あたり男性20g以上、女性18g以上とされています。
必要な食物繊維摂取目安量として、上記の様に言われています。
恐らく、これやビタミン等摂取量を換算して、野菜の摂取量が350g以上というキャンペーンを行っていると思います。(野菜量350gから取れる食物繊維量 ⇒ 20g以上となるかもしれませんが)
野菜を多く食べる事は、私も大事だと考えています。
そして、腸内環境改善にも繋がりやすいので、その点に関しては同意です。
ですが、本当に「便秘改善 = 野菜(食物繊維)」が、第一の選択なのでしょうか?
私は、十分条件ではあるものの、必要条件ではないと考えています。
根本的な仕組みに焦点をあてていないからです。
それでは、野菜をほとんど取る事のない生活をしている北限で生活するような狩猟民族(エスキモー)はどうなのか?
伝統的なエスキモーでは、食生活は狩猟によって得た生肉が中心であった。
獲物は漁を中心とするエスキモーはアザラシ・クジラ等、また陸での猟をするエスキモーはカリブー(トナカイ)などである。生肉の他は、ツンドラの原野に自生するコケモモの実などを食することもある。
ただし、気候上農業は不適なので穀類を食べることはなかった。
旧石器時代食を古くからの食文化としている。
このような生活をする人は少なくなってきたようですが、基本は肉食です。
ただ、食物繊維を全く取ってないかは別です。
海藻やら夏場は野菜やらは食べていたようです。
ですが、圧倒的に摂取量は少ないにもかかわらず、便秘にはなりにくいようです。
体内酵素の違いでしょうか?
それだったら、その酵素を応用しての便秘薬がとっくに発売されていると思います。
寒い中、動き回っている(運動している)から?
それだったら、江戸時代の人たちも冬場は便秘で悩む事は無いと思いますが、そんな記述は見た事もありません。
その違いは、いったいなんでしょうね。
こういった比較から、食物繊維摂取は必要だと考えていますが、「食物繊維が便秘を解消する」という現在の論調には、共感しにくいですね。
ちなみに、
断食(ファスティング)のやり方は様々ですが、しっかりと正しい方法でやることで
デトックス
ダイエット
運気・金運向上
精神力の強化
美容
己を最大限に高める
集中力を上げる
老化防止
若返り効果
健康増進
内臓のケアなど、様々な効果を得ることができる栄養学を応用した方法です。
という文章を見つけました。
集中力を上げるのであれば、受験生にもファスティングがおススメという事になりますね。
一つ上記の中で疑問なのですが、
「「金運向上」の効果を得る事が出来る栄養学」
とは、いったいどういう事なのでしょうか??
栄養学に「運気を上げる」という項目のカリキュラムはありませんが、よくわかりませんね。
何を根拠にこんなアプローチをしているのでしょうか?