糖質制限食 栄養のあれこれ

糖質制限食や栄養に関する事について、管理栄養士・登録販売者の視点で考えていきます。

ファスティングダイエットトレーナーの主張

最近、ファスティングダイエットの話をしていますが、私はやった事が無いです。

必要を感じていないですし、食べたいという衝動を我慢する必要も無いかなと感じています。

ですが、後日に詳細を投稿しようとは考えていますが、ファスティングダイエットを否定している訳ではありません。

詳細部分、ルール部分を見た時に、「これで本当に健康になれるのか?」という所が散見出来るので、そこを「私の視点」でいじっているだけの内容となっています。


「断食を習慣化しよう!」と話をするトレーナーがいます。

fasting-food.com

この記事を選んだのは特に意味は無いですが、グーグルで検索したら上位だったというだけです。

あと、2018年8月に更新されているようなので、放置もされていないとも感じました。


という前置きをして、始めたいと思います。

断食には色々と種類はありますが、ここではブドウ糖を取りながら行うもののようです。

 

断食と言っても、ブドウ糖を取りながら行うファスティングなので、めちゃくちゃきついものではないのです

 

他のファスティングダイエットをよく知らないのですが、「ブドウ糖を取りながら行うと、比較的きついものでは無い」そうです。

ただ、何と比較するのかは、よく分かりませんでした。

そして、ファスティングの中で、「ミネラルファスティング」を推奨しているようです。

 

ミネラルファスティングとは低分子化された吸収率の良いブドウ糖アミノ酸を摂取しながら行う断食の方法です。

1日だけのファスティング期間だと、「内臓の休息」や「普段の食べ過ぎのリセット」としては効果的な方法だと思いますが、断食のデトックス効果は得ることは難しいです

デトックスが目的でなく、ただたんに胃腸に休息を与えたい…ということであれば問題ありません

体重のほとんどは水分量が占めていますし、その時の塩分摂取量や、糖質摂取量の違いによっても、体重というのは1日を通してもかなり変動します。
週末断食は「食べ過ぎのリセット」には繋がりますし、実際に土曜日は食べないわけですから、お腹に溜まった便が出れば、体重が減ります。

しかし、それが脂肪が燃えて、体重が減ったのか??というと微妙…というのが本音です。

目的が、ダイエットではなく、「食事のリセットをかけたい」「飲みすぎて疲れて内臓を休ませてあげたい!」という理由であれば、週末断食はかなり効果のある方法だと思います!

 

どういった理由でやるかにもよりますが、しっかり効果や、自分の体で起こっていてることを理解して毎週という高頻度で行なうのであれば、毎週取り組んでも良いかと思います(^^)

ただ、毎週やるなら、それだけ体にとっては、排毒を促すために、働かないといけない器官も出てくるので、個人的は良質な酵素ドリンクなどを使うことが、体を思いやった断食のやり方かと思います。

 


さすがトレーナーというだけあって、今まで紹介したものより詳しく表記されていると思います。

「排毒」という言葉が出てきました。

このサイトでは、ファスティングの目的が、デトックスや血液をきれいにすることのようです。

内容については多岐にわたりそうなので、後日に回します。

また長くなりそうなので、えらいこっちゃと感じています。

 

健康的な時間帯で生活している人であれば、プチ断食を高頻度、低間隔で行うことで筋肉分解が促進されやすくなってしまう危険性があります

プチ断食することにより、体内にストックしてあるグリコーゲンが枯渇して、筋分解が促進されるからです

 

そのため、筋肉を落としたくない人はあまり高頻度・低間隔でやるべきではないと思います

 

間隔の目安としては週1〜2程度であれば問題ないと思いますが、その人の筋肉量だったりで、最適な間隔も変わってくるため、一度専門の方に相談することをオススメします

 

プチ断食も健康法として悪いものではないと思いますが、やはり人間は食べることでエネルギーを得るのが基本です

個人的な意見としては、食べるときはしっかりと食べて、まとまった期間の断食(ミネラルファステイング)を低・中頻度で行う…
こっちのほうがメリハリが付いて、体つくりもしやすくなると思います!

 

「健康的な時間帯で生活をしている人」

「プチ断食を高頻度・低間隔で行なう事で筋肉分解が促進されやすくなる危険性」

 

という言葉がありますが、よく分からないです。

「健康的な時間帯」での生活とは、どのような生活なのでしょうか?

限定するのであれば、ちゃんと明確にしてほしいです。

 

低間隔では無くて「狭い間隔、近い間隔、間隔が短い」の事だと思いますが、促進されやすいというのであれば、どれくらいの量が分解されるのでしょうか?しかも危険性とは、どれくらいのリスクをはらんでいるという事なのでしょうか?

 

具体例が無いです。

 

アプローチ方法は明記している様ですが、それはどのような検証を行なって分解促進するしないを判断したのでしょうか?
検証で何%の人が、何%筋肉分解が促進されたのでしょうか?
持っているのであれば、とても興味深い内容ですので、ぜひ教えて欲しいです。

そして逆に、「健康的ではない時間帯」での生活の人が、プチ断食を高頻度・低間隔で行なうと、どうなるのでしょうか?

限定していての検証なので、当然こちらの方も検証したのだと思います。

ぜひ、教えて欲しいものです。

 

ちなみに、推奨しているファスティングダイエットのためのドリンクが、どのような成分なのかを見に行くと、ガッツリ糖質が入っています。

100mlあたり、53.8gです。

さすがブドウ糖を摂取すると明言するだけの事はあると思います。

 

一日当たり、20~30mlを目安と書かれています。

一日当たり糖質摂取が、10.7g~16.1g

これをファスティングダイエット時に摂取する事のようです。

3回に分ければ一回で3~5グラム程度です。

 

これで、「ブドウ糖を摂取しながらやるから、めちゃくちゃきつくないです。」という根拠につながるのでしょうか?

そういえば、「どれくらいのブドウ糖を摂取するとどうなるのか」という比較もないですね。

ブドウ糖を摂取しなければ、めちゃくちゃキツイという事になってしまうのですが、これなら摂ろうが摂るまいが、大差があるようには思えないのですが・・・。

 

ここでは明記できないルールがあるのでしょう。

 

 

目安量を記載するのは良いですが、これは、何の目安量なのでしょうか?

日常時にプラスするうえでの目安量なのでしょうか?

ファスティング時の目安量なのでしょうか?

まぁ、これも「目安」なんでしょうねぇ。


次回は、もう少しキーワードを掘り下げていきます。