食べない系のダイエットととしての断食とアンチエイジングのための断食の違い??
このドクターは、こんな事も言っています。
ダイエット目的で“何も食べない系”断食を行うと、多くの場合、体脂肪だけでなく、体の水分や筋肉が減少。基礎代謝の低下を招き、一時的な体重減少にはなってもリバウンドしてしまうことが多いと話す。また、脂肪が燃えてなくなるためにはビタミン、ミネラル、タンパク質といった栄養素が必要不可欠であり、食べない系断食は効率良く脂肪が燃えないという意味でもダイエット効果は期待できないという。
食べない系ダイエットとしての断食と異なる点
食べない系ダイエットとしての断食と大きく異なる点は、
(1)通常は2日もあれば胃腸が空っぽになるため、実施期間は48時間(丸2日)と短めなこと。
(2)胃や腸を休ませ、人間が本来常に感じていた「小腹がすいた」状態をカラダと頭に再認識させられれば十分なので、期間中まったく何も口にしないということはなく、固形物以外のものは口にできる
プチ断食実施中は、プロバイオティクス系のヨーグルトを食べるのがおすすめだということ。
「プチ断食により胃腸を休ませると同時に、普段の食生活で乱れている腸内細菌叢(そう)を整えることもでき、その点においてプロバイオティクス系ヨーグルトは有用です」
【前日の夜】
1)軽めの夕食(できれば和食系)に
2)アルコールはなるべく飲まずに早めに就寝
3)仕事などのことは一切忘れてリラックスする
【スタート後】
1)1日目~2日目の昼までは、プロバイオティクス系ヨーグルトを朝、昼、晩の3食摂取する
2)栄養補助ドリンクも3食ごとに摂取する。豆乳と野菜ジュースでの代用も可
3)水分はミネラル炭酸水(甘くないもの)にレモン果汁を絞って、1日1.5~2L摂取。1回300mLくらいをこまめに分けて摂る。これはいくら摂ってもよい
4)2日目の晩は、お粥と具のない味噌汁か吸い物を摂って、翌日に備える。【実施にあたっての注意点】
1)禁煙、禁酒が基本
2)空腹でイライラするときは、アロマテラピーもおすすめ。バニラのエッセンシャルオイルやグレープフルーツの香りがよい
3)風邪気味、生理中など体調が悪いときはやらないこと
4)終了後のドカ食いに注意!
ちょこちょこ抜粋しましたが、断食をしながら、水分を取りつつ、上記のヨーグルトを摂る事が良いという事のようです。
で、方法論を観たら、
ヨーグルトを期間中5食
栄養補助ドリンクか豆乳と野菜ジュースを期間中5食
水分を1.5ℓから2ℓ/日
のようです。
ヨーグルトは、身体に良さそうなイメージはあります。
ですが、一回の摂取量は何グラムでしょうか?
また、私の着目点は、「栄養補助ドリンク」と「野菜ジュース」です。
これについては全く触れられてないのですが、これは、どういった成分のものを指すのでしょうか?
「どの栄養素を重視した」栄養補助ドリンクなのでしょうか?
野菜ジュースは、市販のものでしょうか?
手作りでしょうか?
ヨーグルトもそうですが、糖質は入れて良い(加糖?無糖?)のでしょうか?
その栄養素の配合割合によっては、期待通りにも行くのかもしれないし、行かないとも思います。
これだけの部分についての詳細が語られてないのですが、受け取り方は、人それぞれです。
恐らく期待通りにいかない可能性が、非常に高いと思います。
具体的でも何でもないです。
そして何より、「ストレス」についてです。
断食といっても、固形物を摂らずに胃腸を休ませる方法なので、思ったほど辛くないのもうれしいところだ。
と、簡単に書いているが、本当でしょうか?
自律神経を整えるとして、リラックスするのが良いとされています。
ですが、空腹でイライラしてしまうのではないでしょうか?
で、その対処法が、
空腹でイライラするときは、アロマテラピーもおすすめ。バニラのエッセンシャルオイルやグレープフルーツの香りがよい
とありますが、これでイライラや空腹を抑える事が出来るでしょうか?
「お腹すいたー、ご飯食べたいー、我慢できない~」
「はい」(バニラの甘い香り)
「うううぅぅぅぅ・・・、アイス食べたいぃぃ!!」
私はアロマ効果の体験は少ないので分かりませんが、こんな感じになったりしないのでしょうか?
グレープフルーツは、分からなくもないです。
固形物を摂らずにヨーグルトを食べているが、それは胃腸を休めている事に繋がるのでしょうか?
中途半端な解説だと思います。
これで、どれくらいの人が成功というか、目的としている姿を手に入れる事が出来るのでしょうか?
そして何より、目的は自律神経を良くすることのはずだが
「1回目のプチ断食で、空腹感をしっかりと経験すること。これを2週間に1回程度行うことで空腹感が習慣化し、3カ月ほど続けると満腹中枢の満足ポイントが確実に下がり始めます」
プチ断食で空腹時間を長くすることで、過食を防ぐホルモンであるレプチンが分泌され、長寿遺伝子であるサーチュインも活性化されるという。
ダイエットのための断食ではなく、自律神経を整えるため効果があるプチ断食で、やせやすい体づくりを目指そう!
というまとめ、締めになっています。
「腹中枢の満足ポイント下げる事」自律神経を良くする事に繋がるのでしょうか?
突然レプチンという言葉が出ましたが、その解説がないですね。
サーチュイン遺伝子はレプチンが分泌されるから働くのでしょうか?
それとは関係ないと私は考えてますので、働くかどうかは食事内容によってきます。
レプチンには満腹を感じさせる作用があり、正常に働くことで食欲は抑制されているが、過剰なレプチンは交感神経の活動を亢進させ、血管を収縮させること等により、血圧を上昇させる事になります。
(過剰なレプチンというのが、どれほどのものかは分かりませんが。)
結論としては、この程度のレベルでまとめられた内容では、期待できるような効果は得られにくそうです。
もう少し細かいルールや縛りのための情報がないといけないと強く感じます。
それでは、次はドクターではなく、ファスティングダイエットのトレーナーのサイトを見る事にします。
今回は、ここまで。