薬を服用していると考えれば理解出来る事は多い
前回、タレントのAさんとBさんがうどんを食べたにも関わらず、Aさんは血糖値が「4」しか上がらなかったという話をしました。
このAさんを調べたら、「糖尿病」を患っている人のようですね。
となると、食前に薬を飲んでいてもおかしくないです。
食前に薬を飲んだ事を知っていたら、医師も「これくらいなら良い結果ですね」というような、当然の反応を示すと思います。
血糖値上昇がされておらず、食前測定値とほぼ変わらない状態ですから。
普通の医師であれば「正常」であると判断すると思います。
となると、この番組では
Aさん:糖尿病患者で、食前に血糖値を下げる薬を服用していた
Bさん:糖尿病患者で、薬を服用せず、Aさんよりも糖質の多い食事を一気に食べた
という構図になります。
Bさんも糖尿病で有名(?)なようです。
薬の力で低下させたにもかかわらず、「ゆっくり食べたから」という理由で血糖値が上昇しなかったという表現をした。
というような確信にも似た疑惑を抱いています。
この表現方法であれば、あれだけ多くの糖質を摂ったにもかかわらず、血糖値上昇幅が「4」であるのはあり得ないからです。
ひょっとしたら、Bさんも服用したにもかかわらず、これだけの上昇値があったので、笑ってしまったという事でしょうか?
謎は深まるばかりです。
次に、「炭水化物」の表現です。
ご存知の方も多いかもしれませんが、
「炭水化物」=「糖質」+「食物繊維」
です。
「55:48」のシーンです。
あるタレントが食事に気を使っているという事で、朝食の紹介がありました。
・青汁
・オレンジ
・キウイ
・しじみの味噌汁
・カシューナッツ(5粒)
これらの紹介とともに、ナレーションで
「炭水化物は取りません」
「この食事なら、血糖値は安定してるはず」
と流れました。
その後、血糖値が表示され、食前93から食後169に上昇し、
「意味が分からない」
と話しています。
番組では、
・座り過ぎの生活
・睡眠不足
が原因と紹介しています。
否定はしませんが、どう見ても「過剰な糖質摂取の結果」であるとしか考えられません。
朝食で紹介されたものには、全て糖質が含まれています。
青汁は、種類にもよりますが、0.2g前後~2.5g前後
オレンジも100gあたり9.0g
キウイも100gあたり11.0g
みそ汁の味噌としじみで、約5g
カシューナッツ5粒なので、10gとしたら2gの糖質量
合計約30g近い糖質を摂取しています。
血糖値を90くらい上げる糖質量を摂取しているので、食後血糖値が169と「76」上昇させているのは、何の不思議もありません。
そもそもですが、大量に炭水化物を摂取しています。
果物は炭水化物ではないという事を言いたいのでしょうか?
米・小麦といった穀物だけが炭水化物と言いたいのでしょうか?
でも焦点は、
「座り過ぎ」と「睡眠不足」です。
おかしな話です。
血糖値上昇の本質である、食べ物自体が含んでいる糖質について、基本触れていないです。
そして、そのメインとなる「米」「果物」には触れていないんですよね。
「パン」「小麦粉」でも、使用重量とかは書いてますが、「糖質量」には触れていないんですよね。
これで、よく「血糖値に関する特番」を組めるなと感じます。
細かくいじろうと思えば、もっとできるのですが、言いたい事はだいたい話したので、この動画についての話は、ここまでにしたいと思います。
以上です。
ちょっとすっきりした(笑)