ファスティングダイエット後の回復食についての続き
続きです。
今回は、回復食で「食べていいもの」と「食べてはいけないもの」についての話です。
復習ですが、下記が、食べてはいけないもの、食べていいものの一覧として抜粋しました。
復食で食べてはいけないもの
・肉や魚といった動物性の食べ物
・スナック菓子や油
・お砂糖の入ったお菓子
・お酒やタバコ、コーヒーなどの刺激物
復食では、これらのものは摂取しないようにしましょう。
食べていいもの
農薬不使用の果物
農薬不使用の玄米
発酵食品
発酵飲料
豆
農薬不使用の穀物
言いたい事は、何となく分かります。
消化に悪い・栄養価が低い・砂糖や添加物たっぷりはダメ・アルコールなんてもっての外
という事実やイメージに基づいたものが羅列されています。
一方、食べていいもののなかには、
農薬不使用の果物・玄米・穀物、腸内環境を整えるのに有効なもの、身体に優しいもの
という、「健康そうなイメージのもの」が羅列されます。
ふと思いましたが、「発酵飲料」とは、何でしょうか??
飲むヨーグルトでしょうか??
よくわからないですが、ここでは、飲むヨーグルトと位置付けておきます。
さて、せっかくファスティングダイエットを一日行ったから、その効果(?)を持続するためにも身体に良いものを食べたいという気持ちは分かります。
ですが、この食べてはいけないもの、食べていいもののリスト通り実践するには、とてもハードルも高いですし、そもそも、これらが正しい区別なのか?という疑問も生まれます。
私の見解ですが、「そもそも糖質を摂るという事で、身体は健康になるのか?」という所に着目します。
食べてはいけないものの中で、「スナック菓子や油」「砂糖の入ったお菓子」とあります。
理由としては、「嗜好品」であり、「栄養価が低い」であり、「砂糖のとり過ぎは良くない」だったり、「油は消化に悪いし、そもそも質が悪い」という事ではないかと考えますが、いかがでしょうか?
その点は同意できます。
安価に大量生産するためには、食材にかかるコストカット(質の低下)は否めないからです。
私も、菓子類は食べないに越したことはないと思います。
そしてなにより、これらは「糖質」です。
それを摂取する事で、内脂肪もため込みますし、身体を酸化・糖化させてしまうし、血糖値も上げるしと、良い事は何もありません。
さて、それでは、食べていいものはどうでしょう??
「農薬不使用」という言葉を強調していますが、全て糖質です。
しかも、「消化に良いもの」という風に話を進めていますが、大量の食物繊維が含まれています。
特に玄米。
これを消化に良いと言って良いのでしょうか?
中身を見ると、「おかゆは50回噛むんですよ」「玄米は100回噛むんですよ」とか言う所もあるようです。
消化に悪いから噛むんじゃないか??
だったら、肉も噛めば消化に良いものになるじゃないか??
という事になります。
「肉には脂が多く含まれるから…」
というのであれば、赤身の肉はOKになるはずです。
そもそも、油が消化に悪いという考えに固執している時点で、イメージに支配されていると考えます。
飲むヨーグルトであれば、乳酸菌が・・・と言いたいのでしょうが、それ以上に影響を多く与えるのが糖質含有量です。
某有名飲むヨーグルトでは、100mlあたり、12.5gの糖質を含んでいます。
コップ一杯を飲むとしたら、だいたい150~200ml程度だと思います。
そうしたら、糖質量は18.75~25gとなります。
ちなみに、某エンドウ豆を原料にしたスナック菓子は、一袋(62g)あたり、糖質量18gです。
単純に比較はしませんが、「発酵飲料」の糖質量は多すぎませんか?と言いたいだけです。
「発酵飲料は、飲むヨーグルトだけじゃないよ」
という声があるかもしれません。
範囲を広げて、「酵素飲料」も含むとします。
健康食品として販売されているようなものです。
ハッキリ言うと、「健康食品を信頼していないので、私は飲まない方がいい」です。
ハッキリ言いすぎでしょうか?(笑)
「成分表示に信頼を置けないものが多すぎるため、妄信的に飲むよりは、飲まない方がいい」というのが正解かもしれません。
少しオブラートに包んでみました。
あと最大の難関は、「農薬不使用」のものです。
高額になりやすいでしょうし、「本当に不使用なんですか?」という疑問も生まれます。
僅かの量なら、使っていても「表示上は不使用と明記して大丈夫ですよ」という事が法律上許されている世の中です。
それが良い悪いの話はしませんが、本当にそれを信頼できるかどうかという所にもよります。
「私が販売している所は大丈夫ですよ」
という口コミで、販売経路を用意しているファスティングダイエット団体があるかもしれません。
それは、信頼に足るものかどうか分かりませんし、それにより収入源を確保しているのかな?というイメージを生み出しやすくなります。
「特別なものを食べないといけない」
というような制限をかければかける程、私は違和感を感じてしまうんですね。
それが、イメージを根底としているものであれば、なおさらです。
今回は、ここまで。
続きます。