糖質制限食 栄養のあれこれ

糖質制限食や栄養に関する事について、管理栄養士・登録販売者の視点で考えていきます。

ファスティングダイエットのついての考察

これまで、朝食推進派の話をしてきましたが、ある程度までは書きたい事は書いたため、次にファスティングダイエットについての話をしたいと思います。

そもそも、この話をしだしたのは7月25日の事です。

時の流れは速いものです。

今年も、あと4カ月で終わりですよ。


それはともかく。

 

皆さんは(私も)忘れている部分があるかもしれませんが、「ファスティングダイエット」についてのおさらいです。

 


・半日だけ、一食・二食を栄養補助ドリンクに置き換えるプチ断食
・丸一日以上行なう本格的な「断食」
・一日一食だけを食べるのを継続する「断食」
・「5:2ダイエット」
等々

 

ファスティングダイエットでのルールに関して、
「12時間以上食事と食事の間隔を空ける」
というのは、多くの方法論で紹介されています。
これが14時間、18時間であったり、空ければ空けるほど良いとするところもありますが、一応、これを基準にしたいと思います。

 

 

朝は排泄の時間帯であるにもかかわらず、朝食をとるから、便秘になりやすいし、排泄が不十分になって宿便がたまり、血液は濁ってしまい、体調を崩したり病気になったりするのです。
午前中はまず断食をして、前日の老廃物を体外へ完全に排泄するように取りはからいます。
それから、昼と夜とに栄養物をとり入れるのが、天地の法則にかなった物事の順序というものです。

「おなかが空いて集中力が切れてしまうと困る」と思っていたのだが、集中力に関しても特に問題はない。
むしろ、おなかが空の状態のときのほうが、豊かなクリエイティビティが発揮されるような気がする。
半日断食を実際にやってみて一番驚くのは、いつも午前中は頭がぼーっとしていたのが、頭がスッキリするのが実感できたことです。
日頃疲れを感じている方は、一度試してみてはいかがでしょうか。
効果を感じると思います。
朝食を抜くと脳が使うブドウ糖が不足するから脳が働かない、力が出ない、など言いますが、これは机上の空論です。
確かに通常、脳はブドウ糖をエネルギー源としますが、断食すると、脳は脂肪を使い始めます。抜いても問題ないばかりか、逆に体に効果的なのです。
ごはんを食べた後、頭が働くでしょうか?ボーっとしてよく働かないのではないでしょうか?パワーが出るのは空腹の時です。
少食の方が、スタミナはつくのです。

 


以前の投稿をコピペしましたが、ある程度思い出していただけたでしょうか?

ここら辺に触れていきたいと思います。

 

まず、「ファスティングダイエット」の方法論です。

「断食」という表現には、色々あるようです。

・半日だけ、一食・二食を栄養補助ドリンクに置き換えるプチ断食
・丸一日以上行なう本格的な「断食」
・一日一食だけを食べるのを継続する「断食」
・「5:2ダイエット」

等々あるようですが、色々ツッコミたくなります。

 

まず、「栄養補助ドリンクに置き換えるプチ断食」とありますが、これはただ単に置き換えダイエットではないでしょうか?

 

そもそもですが、断食とは

 

断食とは、一定の期間、全ての食物あるいは特定の食物の摂取を絶つ宗教的行為である。
一定の食物を(期間を定めず)恒常的に禁忌することは除かれる。
断食は世界の諸宗教に広く見られる。
断食では食事は断つものの水だけは飲む場合もあり、そもそも食料を摂らないことを絶食または不食(ふしょく)という表現で済ませることがある。

 

というものです。

「プチ」というあいまいな表現をする事で、断食気分でも味わっているのでしょうか?

ただ単に、食事内容を置き換えて、摂取カロリーを少なくしたダイエット手法でしかないと感じます。

 

次に、丸一日以上行なう本格的な「断食」についてです。

方法論と注意点が多く、ある程度の部分を抜粋しました。

 

基本的に、心身ともに健康な人以外は、断食ダイエット修行を無理して行うべきではありません。
本来断食とは、心身ともに健康な修行僧が行ってきた修行の1つであり、健康回復や美容目的、ダイエット目的で行われてきたものではないからです。

 

1日断食は、休日などを利用してできる、簡単なプチ断食。
1週間のうち、自分で決めた1日を、朝起きてから夜寝るまで、水分以外は一切何も摂らずに過ごす方法です。

 

1日断食は「1日だけ固形物を摂らない」という断食ですが、その日に突然思い立って実践するというのでは効果が出にくくなります。

プチ断食前の準備は、前日のお昼ごろから始めるのが理想的です。前日のお昼から、ジャンクフード、油っこいものを避けるようにしましょう。
また、食事の量も少なくしなくても構いませんが、「これからしばらく食べられないから」と食いだめはしないようにしましょう。

 

1日断食のポイントは、お家でのんびり過ごすことです。週末のお休みなどを活用して、丸1日のんびりできる日をつくりましょう。

 

1日断食の基本は、水以外は一切何も摂取しないことです。
朝起きてから夜寝るまで、何も食べてはいけませんが、用意しておいた水を体調に合わせて補給してください。もちろん、あたたかい白湯でもOKです。

その日は、ゆったりとした気持ちでのんびり過ごすことがポイントです。

 

プチ断食本番の翌日は、回復食を食べる日です。プチ断食をした直後に通常の食事に戻すと、胃がびっくりして、きゅっと締め付けられるような痛みが出ることがありますので注意してください。

断食後の胃腸は赤ちゃんのような状態。とても敏感なので、突然普通食に戻すと胃腸を壊すだけでなく、断食前より体調が悪くなるなどのリスクもあります。

 

復食で食べてはいけないもの

・肉や魚といった動物性の食べ物
・スナック菓子や油
・お砂糖の入ったお菓子
・お酒やタバコ、コーヒーなどの刺激物
復食では、これらのものは摂取しないようにしましょう。

 

内臓を休ませると、ダイエット効果があるだけでなく、胃腸の動きが活発になり、宿便の排出につながります。

腸がきれいになるため体質改善も期待でき、花粉症などのアレルギーが出にくくなるといった効果が実感できる人もいるようです。

 

こんな感じのようです。

色々なやり方があるそうなので、細かい所まで追求すると、ダラダラと長くなるので、これらで話をしていきたいと思います。

 

次回に続きます。