朝食という言葉の意味について
前回の続きです。
前回で「朝食」の定義として、
朝食(ちょうしょく)とは、朝に摂る食事のことである。
朝餉(あさげ)、朝飯(あさめし)、朝御飯(あさごはん)とも。
英語風にブレックファーストやブレックファスト、ブレイクファースト(英: breakfast) とも言う。
朝起きて、最初に食べる食事である。
というような表記がありました。
ですが現在、朝食というのは、
「朝食 = 朝に摂る食事」
ではなく、
「朝食 = 「朝」起きて、最初に食べる食事」
の意味合いが強いと思います。
理由は、「生活の多様化」です。
「朝」に起きるという人ばかりではなくなってきています。
生活リズムによっては、「昼」に起きる人もいますし、「夕」に起きる人もいると思います。
①早朝に寝て、昼に起きた人の最初の食事は「朝食」でしょうか?「昼食」でしょうか?
②昼くらいから寝て、夕または夜に起きた人の最初の食事は「夕食」?「夜食」?「朝食」?のどれでしょうか?
breakfast
主な意味
朝食、(時間に関係なく)その日の最初の食事breakfastの語源は「断食を破ること」 breakは破る、fastは断食という意味があります。
つまりbreakfastで「断食を破る」=「その日の最初の食事」という意味なんです。
現在は朝食という意味で使われていますが、元々の語源は断食を破ることだと、辞書にもしっかりと書かれています。
朝食を英訳すると、「breakfast」となりますが、和訳すると2つの意味が出ます。
朝食=breakfastとすると、誤解が生じやすくなりますが、就寝してから目覚めて、最初に食べる食事が、「breakfast」という事になります。
ですので、上記の①、②の人は、最初に食べる食事がbreakfastとなります。
決して朝食ではありません。
私自身も、朝6時に起きてから、10時くらいであったり、12時過ぎにその日初めての食事を摂る事があります。
時間帯で言えば、昼食に近いと思います。
それも、breakfastとなります。
ちなみに、朝の時間帯は一般的にいつからいつまでなのか?という事になりますが、
朝(あさ、あした)とは、陽が昇ってから正午までの間のある程度の範囲の時間帯のこと。
時には午前と一致する。
一般的に人間はこの時間帯に起き、活動を始める。
また、この朝という概念は地球上のほとんどの民族に存在する。夜明け:日の出の前の空が薄明るくなる頃。
朝:午前6時から午前9時まで。ただし、天気予報で「明日朝の最低気温」と用いるときは午前0時から午前9時をさす。
早朝:一般の人が活動を始める前。季節、地域にもよるが夜明けからおよそ1〜2時間。
という事のようです。
一般の人というのは、恐らく
「朝6時前後に目を覚まし、9時には勤務を開始し、18時には帰宅し、夜11時前後には就寝する人」
という事になると思います。
公務員のような人を指すでしょうか?
さて、このような背景があると考えていますので、私は
「朝食(breakfast)を食べない」
という事はあり得ないと考えています。
一日に一食でも食べたら、それが「breakfast」です。
何も食べないという事でなければ、必ず「breakfast」を行なう事になります。
朝食推進派は、「朝食を食べましょう」と、時間指定までしていますが、あくまでも上記の一般論にあてはめているだけで、かなり強引な意見だなと感じます。
あくまでも「3回の食事を摂る事」の前提でしか物事を捉えていません。
なので、「朝食を摂らない」とか、「一日に1食、2食」しか食べてない」という人に対して、批判的な意見しか用意できないのではないかと考えています。
それが当然という考え方から生まれるものです。
そして、昼食の時間帯が、「12時~13時前後」という考え方しかないため、朝食を9時までに食べようとか、夕食を18時くらいにとるのがちょうどいいとかいう話が出てくるのでしょう。
そういう考え方でもいいのですが、それ以外の考え方に対しての許容量が無いように思います。
「朝食を食べて、3回食べないと駄目!」
という言葉を発している人は、そのような考え方しかできない人だと思います。
私の偏見でしょうか?
もう少し続きます。