糖質制限食 栄養のあれこれ

糖質制限食や栄養に関する事について、管理栄養士・登録販売者の視点で考えていきます。

朝食は食べないといけないのか?食べなくてもいいのか?

これまで話してきた朝食論(仮)についてです。

 

朝食を食べるメリット、食べないメリットがあると思います。

ただ、デメリット部分に「(食べようが食べまいが)頭がボーッとする」という主張が両者にありました。

 

おかしな話です。

どちらにしても、ボーッとするのか?という話になってしまっています。

これはネットに良くある話で、一部事実を拡大解釈しているために生まれている矛盾だと考えています。

どちらかが都合の良いように拡大解釈をしていると考えています。

一体、どちらなんでしょうねぇ??

謎は深まるばかりです。

私の主張は、前回の記事を見てもらえばわかると思います。

 


さて今回は、「朝食の時間」について触れていきたいと思います。

 

朝食(ちょうしょく)とは、朝に摂る食事のことである。
朝餉(あさげ)、朝飯(あさめし)、朝御飯(あさごはん)とも。英語風にブレックファーストやブレックファスト、ブレイクファースト(英: breakfast) とも言う。

朝起きて、最初に食べる食事である。

1日の食事の中では比較的軽食である場合が多い(ただし英国など一部地域ではしっかりと摂る)。
朝起きてから実際に活動に適した体温に上がるまでに、若干の間があり、この体温上昇を促し、午前中~日中の活動に必要なカロリーを摂取する必要もあるが、まだ消化器官が活発に活動していない時間帯ともあって、消化しやすい炭水化物が中心となる傾向が強い。

 

 

「朝食」の定義・概要は、上記の通りです。(ウィキペディア参照)

ファスティングダイエットの「ファスティング」も、上記のブレックファストの「ファスト(fast)」が語源になっているのではないかと思いますが、どうでしょうか?


次に、「朝食の時間」「朝食を摂る時間」とはどうなっているのでしょうか?

「朝食 時間」で検索すると、一番に「農林水産省/朝食は9時までに」と出てきました。

流石、農水省です。

朝ごはんを食べる時間にも、少し気を遣ってみましょう。
目安の間隔は3時間。お昼ごはんの時間から逆算すると、9時までに朝ごはんを食べれば、ベストなバランスで栄養をチャージできます。
毎日習慣づけることで、快適な朝が過ごせる「はず」です。


朝に食べたごはんは、健康な成人男女であれば約3時間で消化されてしまい、その後、ブドウ糖の濃度は下がっていきます。
昼食を12時ぐらいに摂るとすれば、その3時間前、遅くても朝9時までにごはんを食べると、良い間隔でブドウ糖が補給できます。

 
その後は、管理栄養士のアドバイスとして、

9時までにたべればお昼ご飯までに消化されますよ
食欲がない朝も、香りのある食材や酢飯で食欲促進しましょう
胃がもたれる時でも、茶漬けがあるじゃないか
朝にご飯を焚く時間が無くても、冷凍しとけばいいじゃないか
パンはパンでも、米粉パンを食べればいいじゃない

 

という感じの主張が採用されています。

流石、農水省です。

何につけても「米」です。

米の消費を何とかして増やそうという、涙ぐましい努力が見えます。


朝食の時間ですが、農水省としては、「朝9時までに」という事が良いとされているようです。

これは前提として、

「一日3食食べましょう」
「お昼ご飯の時間は、12時」
「朝は軽いもの、昼・夜で多くのカロリーを」
「米飯が一番」

というのがあると思います。

食事回数が増えると、米飯を食べる機会はそれだけ増えます。

なので、「3食食べる」というのがベースとなって語られていますし、「米飯を食べる」という事も前提になっていると感じます。

 

ちなみに私は、一日2食の生活をしています。

間隔は日によって変わりますが、12時間毎に食事をするというイメージです。

空腹を感じる時は間食をしますが、基本的に2食です。

朝起きてから、4時間後くらいに食事をしています。

その後、12時間後くらいに食事をしています。

そして、基本的に米飯(穀類)を食べません。

農水省の前提とは異なる食生活をしています。

これで、元気に毎日を過ごす事ができていますし、メタボで悩む事もありません。

仕事のパフォーマンスも、高い状態で維持出来ています。

 

少し長くなってきたので、次回に続きます。