粗食でダイエットという考え方
色々飛び飛びになっていますが、粗食の話についての続きです。
前回までは、粗食とはどういう歴史があるのか？粗食の良い所という事で話を進めていきました。
で、今回から何回続くか分かりませんが、「これは、やり過ぎ（偏り過ぎ・偏向的）ではないか？」という表現をしているものについて、話しをしていきます。
色々なサイトや書籍を見ていると、粗食で主張している多くは、
「粗食は健康的である」
「粗食でダイエットをするとよい」
というものです。
健康的かどうかは基準・立ち位置によって変わってくるので、深くは触れません。
私自身は健康的とは、「日々の生活において、何かの活動を行う際に、高いパフォーマンスを発揮できる状態」を指します。
色々なサイトや著書では、明確に記載しているものは僅か（出会った記憶がない）なので、論じる事が出来ません。
ここでも話しましたが、粗食には定義や条件があるようです。
それを前提に、ダイエットも実施できるという事なので、そのサイトから色々と考察してみたいと思います。
最初に話しておきますが、私は粗食というもの自体を否定するつもりはありません。
ただ、粗食をすればすべての問題が解決するような論調をしている事に危惧を抱いているのです。
それでは始めていきます。
最近は食の欧米化も定着し、高カロリーの食事をとることも多い時代
それ自体は決して悪いことではありませんが、昔に比べれば太るのが簡単な環境
世界では和食の価値が見直され、注目を浴びている
また、国内でも同様にシンプルな「粗食」が注目されている
・まずは食生活の見直しから
粗食とは「質素な食事」のこと
基本はごはん（玄米や雑穀）に味噌汁、少量のおかず、といった“一汁一菜とごはん”が基本
明確なルールはありません
昔の日本人が食べていた一般的な食事内容です。
昔のそれにならうことで、「低カロリーで健康的な食生活になる」と考えるのが粗食ダイエットの基本。
必然的に和食メニューが中心
食品添加物もできるだけ避けるようにしてみる
・肉は基本的にとらない
肉を食べてはいけないわけではありませんが、積極的に毎日摂らなければいけないものではない
あくまでも「質素な食事内容」を心がける
肉を食べたいときは、脂肪燃焼を促すL-カルニチンが豊富な赤身のものがおすすめ。
さらに大根おろしなどの消化の手助けとなる野菜を添えると、バランスのよい食事になる
・旬の野菜をたっぷりと
野菜は旬のものをたっぷりとるように心がける
ビタミンやミネラルなど、人の体にとって大切な栄養素の量が、他の時期に比べてぐんと増している
・主食は白米から雑穀米に
いわゆる白米というのは精米された米のことです。
粗食ダイエットをするのであれば、ふだんの白い米だけではなく、栄養価の高い玄米や雑穀米に切り替える
白米に比べ歯ごたえがあるため、咀嚼回数が増え、少ない量でも満腹感を得ることができる
・腹八分目で食事を終える
いくら粗食といえども、食べ過ぎれば当然カロリーの摂取過多になってしまう
胃腸にも負担がかかるので食べ過ぎはNG。
胃を休める時間を作るためにも、そしてカロリーの摂りすぎを防ぐためにも、常に腹八分目を意識する
・たんぱく質を意識してとることが大切
粗食ダイエットでは肉や魚といった動物性たんぱく質の摂取を積極的には行いません。
ただし、その栄養素や、そこに含まれる脂質やコレステロールも、人間の体を健やかに保つためには必要なものなので、全く食べないのではなく、適度にとる、ということを心がける
また、たんぱく質が不足しないよう、豆腐や油揚げなどの植物性たんぱく質も積極的にとるようにする
脂質が少ないため、ダイエット向きの栄養素で、大豆に含まれる成分には、血液中のコレステロール値を低下させる効果も期待できる
・粗食ダイエットは間食NG？
どうしても我慢ができないときは間食してもOK！ そのときは、サツマイモなどの栄養価が高く、自然な甘みがあるおやつをチョイスする
食事のバランスや量が適切であれば、ちょっとした息抜きがあった方がダイエットは長続きする
ただし、ケーキやポテトチップスは避ける
砂糖や食品添加物などを使用していないものをとることを心がける
というような事を、色々とコピペしました。
ここまでみて、皆さんはどう感じたでしょうか？
粗食っていいよね
健康的なイメージがあるよね
食べ過ぎは良くないよね
和食っていいよね、健康的だよね
こんな感じでしょうか？
私は、
矛盾点を感じるし、何よりも数値で表現しているものが何一つ無い。
イメージ先行の言葉が多く、根拠を持たせるためのデータがまるでない。
もっと言うなら、
「粗食にする事で、健康になれる・ダイエットが出来るという説得力が無い」
です。
少し長くなってきたので、続きます。
