糖質制限食 栄養のあれこれ

糖質制限食や栄養に関する事について、管理栄養士・登録販売者の視点で考えていきます。

食事宅配サービスの話

まずは、お知らせです。
以前、モニター募集の先行販売を行なっていましたが、少し修正し、リニューアルしました。

このプログラムをリリース前に行った検証結果が出ました。
最初から飛ばして実施した事もあるのですが、60日間でマイナス20㎏を達成する事が出来ました。(20代女性 マイナス20.2㎏)

価格も以前より、さらに抑える事が実現出来ました。
そして、やせなかったら返金保証もご用意。


TRD ダイエットプログラム

ただ今、無料カウンセリング実施中です。

無料の栄養相談も受け付けています。


皆さんの健康管理のお手伝いをさせて下さい。

 

 

 

現在、多くの企業が、食事宅配サービスを行なっています。

届け方は様々で、毎日お弁当のように届ける所もあれば、冷凍状態のものを数日分まとめて配達する所もあり、様々です。

 

メニューも豊富です。

たんぱく質制限のある人向け カロリー300㎉以下 たんぱく10g以下 塩分2g以下 カリウム500㎎以下

カロリー制限を求める人向け カロリー240㎉前後 塩分2.5g以下

健康的な食事を求める人向け カロリー300㎉以下 塩分2.5g以下

塩分制限を求める人向け   カロリー300㎉以下 塩分2g以下

糖質制限を求める人向け   カロリー240㎉前後 塩分2g以下 糖質15g以下

といったものがあります。


腎臓に炎症があったり、透析をしている人は、どうしても食材の選別や調理に手間がかかってしまう場合が多いので、それに関しては非常に便利だと思います。

各社で、数字は前後すると思いますが、だいたいこんな感じです。

 

 

少しツッコミたいと思います。

塩分制限でも少し言いたい事はありますが、一番は糖質制限についてです。


この宅配サービスは、基本的におかずを届けます。

 

おかずだけです。

 

オプションでレンジで温めるご飯のようなものもあるみたいですが、基本的に冷凍食品を届けている所は、ご飯は利用者が準備する事がほとんどだと思います。

 

糖質制限で、一番制限しないといけないのは、当然糖質です。

糖質が一番多いのは、主食であるご飯です。

 

糖質制限食として、成り立っていないのです。

 

ご飯1杯で、約55gです。

合計して、1食約70gです。

糖質制限食の定義は、糖質1日量が130g以下です。(最低値は60g程度です)

3食それを食べたら、210gで、糖質制限でもなんでもなくなってしまいます。

 

糖質制限として提供するのであれば、おかずだけで完結するようなメニューを提供すべきです。

 

私の知る限りでは、糖質130g以下/日に該当するものは、ありませんでした。

これでは、糖質制限が誤解されてしまいます。

 

こういったメニューは、当然ですが、「管理栄養士(少ないですが栄養士も」が作成している所がほとんどです。

顔写真付きで紹介されています。

メニュー作成について、予算等の兼ね合いから企業の方針が決まっているというのは、容易に想像がつきます。

ですが、


大丈夫なのでしょうか?


このような事態に、以前ある糖質制限食提唱者の第一人者が、質問を投げかけたそうです。

でも、「我々はこのような形で提供している」という事で、話しがかみ合わなかったそうです。

また、糖質制限食の注意書きには、「管理栄養士として、過度な糖質制限はおすすめしておりません。バランスの良い食生活を心がけて下さい。」ともありました。

 


とても残念です。

 


新しい知識を吸収しようとしない管理栄養士が悪いのか?

管理栄養士たちが表現したくても、腰が重すぎる上司の一存のせいで出来ないのか?

 

願わくば、後者であってほしいです。