カロリー制限食でダイエットを行なうとどうなるか?
前回の続きです。
詳しくは前回を見ていただきたいのですが、
糖質制限食
PFCバランス
たんぱく質:脂質:炭水化物=4:5:1
カロリー制限食
PFCバランス
たんぱく質:脂質:炭水化物=2:2:6
普段の摂取カロリーを一般成人男性が必要とする2300㎉をこのバランスにあてはめます。
筋肉維持・メンテナンス・代謝に必要とされるたんぱく質摂取推奨量は60gです。
カロリー制限食だと、たんぱく質・炭水化物合計で60g
となったという話までしました。
この人が、カロリー制限を行なうと設定します。
あるサイトによると、
「摂取カロリーを減らす場合は、成人の平均摂取カロリーより20%程度落とすのが最も効果的で健康的に体脂肪を落としていくことができます。」
という事なので、2300㎉の20%ダウンで1840㎉となります。
PFCバランスにあてはめると、カロリー単位では
たんぱく質:脂質:炭水化物=368:368:1104
となります。
同じ鶏むね肉換算だと、たんぱく質量31.8gです。
鶏むね肉
たんぱく質量 100gあたり17.3g
カロリー 100gあたり200㎉
で計算
後は、炭水化物に含まれるたんぱく質です。
1104㎉をご飯で換算すると、16.4g
ご飯一杯(160g)で269㎉、タンパク質4gで計算
合計すると、48.2gです。
という事で、カロリー制限食だと推奨量である60gよりも低下します。
糖質制限食でこれにあてはめると、たんぱく質だけで63.6gのたんぱく摂取が可能です。(79.5gを20%ダウンで計算した数値)
あくまでも単純計算ではあるのですが、この数値だけ見たら、どちらが筋肉を落としやすいか?というのが比較しやすいと思います。
シンプルにPFCバランスを目標カロリーにあてはめただけです。
カロリー制限によるダイエットを推奨しているサイトでは、
「PFCバランスは食事の理想的な3大栄養素の比率を割合で示したものであり、その割合を目安にする事で健康的であり、太りにくい食生活となる比率のことです。」
「現代人の食生活は欧米化による脂質の高い食生活になっており、栄養バランスが崩れがちです。ダイエットで食事に気をつける場合、PFC比率を目安に食事を摂ることが理想的な食事となるのです。」
と述べています。
そして同時に
「ダイエットでは運動を行うためタンパク質の比率をやや重視して食事することが効果的となります。」
と述べています。
このサイトでは理想的なPFCバランスとして「15:25:60」を掲げています。
私は基準値を「2:2:6」としているので、もっと少ないたんぱく質摂取量が理想的という事なのでしょうか?
もう少しだけ続けます。