糖質制限食 栄養のあれこれ

糖質制限食や栄養に関する事について、管理栄養士・登録販売者の視点で考えていきます。

極端なダイエットとは?

皆さん、明けましておめでとうございます。

お正月という事もあるので、短めの内容にしたいと思います。

 


色々な健康を目的とするサイトがあります。

その中でよく見かけるのが、

 

「ダイエットで、極端な食事をしないようにしてくださいね?

リバウンドの原因になります。
あなたの健康を損ねる事になりかねません。

バランスが一番大事ですから。」


というような文章を、まとめの部分でよく見かけます。

これは、とても曖昧な言葉だという事に、皆さんはお気づきでしょうか?


私は、「ダイエットとは、食事を通じて、相手の望む身体の状態に、健康的に変えていく事」と考えています。

 

trdschoolmm99.hatenablog.com

詳細は、こちらをご覧ください。

 


極端な食事は、バランスを崩して、健康を損ねてしまう。

という事を言いたいのでしょう。


残念な事に、この人がいう「極端な食事」とは、どこからが極端になるのかという事に、論理的に答えていないのです。

特徴として
一般論として言われている事に徹している
数字としてのデータをほとんど出さない
イメージ先行で話を進めている場合がほとんど
一部に不確定要素があるだけなのに、それが全てに悪影響だと置き換える
という事が挙げられます。
(こういった書き方をするサイトの大部分は、何かしらの商品を紹介しようと躍起になっています)

 


無責任です。

 

明確な基準も無しに自分の話している内容以外の事を否定、またはしない方が健康になりますよと言っている言葉だからです。
何か望まない結果が出たとしても、「あなたの食事バランスが悪かったから」「極端な事をしたから」というような、相手を批判出来る立場にいるからです。

 

私は、「極端な食事」を全否定はしません。

「極端な食事」で、望む結果が生まれる場合があるからです。

つまり、「極端な食事」というグループの中には、健康に近づく事が出来る可能性が含まれている場合があるからです。

 

極端な食事というのは、ある一点からの視点でしか見ていない場合がほとんどです。

簡単に言えば、A地点からBを見ているという場合です。(・・・は、距離感のようなものと思ってくれれば助かります。)


A・・・・・・・・・・・・・B

これは、前提として、

A・・健康・・・・・・・・・B

という立ち位置でしかないです。
これだから、Aの方が健康で、Bは極端だという事になります。

ですが、見方によっては、

A・・・・・・・・・健康・・B

の場合もあるし、

A・・・・・・・・・・・・・B・・・健康

の場合のように、Bの方が健康的だという視点を持てる場合があるからです。


もし、極端な食事というものが悪しかないというのなら、我々の食習慣のベースが何も変わらない事になります。

A地点の見方(考え方)しかできなければ、Bを否定する事しかできませんから。
一つのやり方以外の方法を、全て否定する事になるので、検証すら行なう事も出来ない環境になってしまいます。
今のやり方がベストかどうか、誰も分からないというのに。

 


とりあえず、こんな感じで終わらせておきたいと思います。

遠くない将来、これに関連した内容をお届けしたいと考えています。

 

今年も、よろしくお願いします。