朝食をとらないから体温が上がらないのか?
続きを行きます。
今回は、朝食と体温低下の関連性についてです。
朝食を食べると、体温が上昇すると言われています。
私も、これには賛成です。
食べる事によって、「食事誘発性熱生産」が起き、体温が上昇するからです。
内訳は、
たんぱく質 30%
糖質 6%
脂質 4%
1日のエネルギー消費量の割合は、基礎代謝量:活動時代謝量:食事誘発性熱産生=6:3:1とされています。
食事誘発性熱産生は食材の栄養素や食事の仕方、食事時間によって、エネルギー消費量が異なります。
食事誘発性産生を高めると、エネルギーの消費量が増え、脂肪燃焼効率が上がり、太りにくくなります。
と言われているようです。
合わせて
たんぱく質のみを摂取、食べたときはエネルギーの約30%を消費するようです。
糖質のみは6%、脂質のみは4%を消費するようですが、普通の食事でその栄養素だけをとるということはないので、通常の混合した食事では大体10%のエネルギー消費になるようです。
食事によるエネルギー消費量は、10%だそうです。
計算式はよくわかりませんが、予想を立てていきます。
成人女子の摂取カロリーの目安として2000㎉が良くあげられているので、これを用います。
推奨PFCバランスとして、2:2:6を用いられています。
それにあてはめると、
PFC=400:400:1200
30%:4%:6%=120:16:72
120+16+72=208
2000×10%=200≒208
こんな感じから10%と言われるようになったのかなと感じます。
これが正しいのなら、という仮定で話を進めます。
私は推奨PFCを、「4~5:4~5:0.5~1」としています。
理由は、身体の構成比が、これに近いからです。
詳しくはこの記事をご覧ください
仮に、同じ条件でPFCバランスを、5:4:1にしてみましょう。
PFC=1000:800:200
30:4:6=300:32:12
300+32+12=344
344÷2000=17.2%
倍近くになります。
肉を食べると熱生産性が上がります。
羊肉・牛肉に多く含まれるカルニチンも影響していると思いますが、肉を食べると汗をかきやすくなったり、脂肪を燃焼しやすいと言われるのは、そのためです。
食べる食事の内容によって、この数値は大きく変わります。
朝からスムージーを健康のためにと、飲んだとします。
果物・野菜・砂糖、これらは糖質でほとんど出来ています。
急いでいるからと、パンにマーガリンをぬって食べたとします。
パンは糖質、マーガリンは質の悪い脂質で出来ています。
コンビニのおにぎりで食事を済まそうとします。
たんぱく源も含まれているかもしれませんが、大部分は糖質です。
こういったものを食べて、身体を温めるのでしょうか?
こういった糖質たっぷりのものを食べたら、当然血糖値の乱高下により眠気も来ます。
これで、大事な午前中の時間を、快適に効率良く過ごす事が出来るのでしょうか?
そういう意味では、上記の例よりは、和食スタイルの1汁3菜のような食事の方がいいと思います。
でも、そういう食事をとっていても、なかなか改善出来ない症状というのがあります。
女性に多いと言われる「冷え性」です。
この冷え性も、食事・口にするものの影響が大きいと考えています。
次回に続きます。