ダイエットにおける「リバウンド」という位置づけについて考えた
いろいろと考えてしまいます。
そもそもリバウンドって、なぜ起こるのか?
という事です。
以前、このブログでも書きましたが、ダイエットという言葉に「色んな意味」を含ませているからこそ、色々な所で軋轢が生まれていると考えています。
人それぞれで、「ダイエット」という考え方が異なるからです。
私はダイエットを
「食事を通じて、相手の望む体の状態に、健康的に変えていく事」
と考えています。
この考え方であれば、リバウンドが起こり得る余地がほぼ無いのです。
あくまでも「健康的に」が目的なので、目指すところは標準体重に近い所です。
そして食事を中心とした生活習慣に対しての意識を変えていく事が目的になるので、「検証」や「軌道修正」はあったとしても、「ダイエットに失敗」する事や、一般的に言われる「リバウンド」が起こる事は無いのです。
女性タレントの目標のような数値であるBMI18を目指す(標準はBMI前後22)ようなものは、ダイエットではなく「ボディメイク」と考えます。
「肥満に繋がりやすい食習慣を、肥満に繋がりにくい食習慣へ健康的に変えていく事」が、「ダイエット」の定義ではないかとも考えています。
女性タレント・アイドルのグラビアに掲載されているようなシルエットを得るには、かなりの努力が必要です。
これは、アスリートやボディビルダーが、競技に勝つためのトレーニングの一環として行うようなもので、決して健康的ではありません。
プロフィールでスリーサイズを公表していますが、それを真に受けているのではないでしょうか?
その公表された数字は、一部正解という感じの表記です。
例えば、グラビア撮影を行なう事が決まったら、2~3週間前から体重(または体脂肪)を絞って、商業的に成功しやすい身体にしています。
あくまでも、「一時的に」です。
ウエスト59㎝と公表しているタレントでも、普段は60後半だったりするのはザラです。
ベスト記録(?)が59㎝というだけの事で、普段は全く異なるという訳です。
そういう記載をする理由は、「商業的に成功したい(魅力的に思える身体を表現する事で評判になり、写真集の売り上げを伸ばすための後押しにしたい)」といった思いがあるからだと思います。(あくまでも憶測ですが)
アスリートでも同じです。
例えば体重制限で厳しいボクシングの選手でも、試合前日の計量では小数点第2位(〇〇.〇〇㎏)まで求められますが、あくまでも前日までです。
その体重制限を乗り越えるまでに、選手によっては数か月前から準備を始めます。
試合に出場できなければ意味が無いですから、多少身体に負担がかかったとしても、徹底的に体を絞っていきます。
計量は前日に行われますから、そこから一気にエネルギーをため込む作業を行ないます。
結果、体重が計量時よりも10キロ近く増えた選手もいるようです。(ボクシング協会も色々と対策をしているようですが)
なぜそうするかは分かりますよね。
ルールの範囲内で、何をしてでも試合で優位に立てるようにして、試合に勝つという結果が得たいからです。
「リバウンド」とは、こういう状態ではないのかと考えています。
「体重を〇〇キロにしたい。」「夏までに〇キロ痩せたい。」という思いに対して、体格的に条件が厳しいものであったり、それを実現するための期間が短ければ短くなるほど、それはダイエットではなく、ボディメイクの範疇になっていきます。
そう考えると、リバウンドは当然起こります。
なぜなら身体に急激な負荷をかけて、臨む結果を短期間で得ようとするからです。
負荷がかかった分、普段の身体を取り戻そうと働きます。
ちょっと食べただけで、もとの体重に戻る(戻ろうとする)のは、当然の結果です。
ですから、急激な変化を与えるためのボディメイクをしたら、リバウンドするのは「当然」です。
そして、それは
「ダイエットに失敗した」
ではなく、
「目的を達成するために強引にボディメイクをしたから、身体が普段の姿を取り戻した」
だけの事です。
なので、失敗したとネガティブになったり自分を追い込む必要は、まったくありません。
商業的であったり、興行的のような目的を持つ人でなければ、ボディメイクは基本的には必要としなくてもいいとも考えます。
今回の投稿で、私なりには
「ダイエット」
「ボディメイク」
「リバウンド」
に対する言葉の意味を整理する事が出来ました。
皆さんは、どう考えますか?
追伸
今後、私が考える「ダイエットプログラム」を公開するつもりです。
ただ今準備中ですが、少しずつリリースしていく方向でいます。
もうしばらくお待ちください。